落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

「従軍慰安婦」安易な謝罪がとことん尾を引く

2007年02月27日 | 政治・外交
 昨年秋、「米下院国際関係委員会を通過していた慰安婦問題に関する対日非難決議案は、本会議では議案にならないまま、採択されない見通しが強まっている。米議会関係者に対する日本側の説得が功を奏した格好だ。」というニュースがあった。しかし、またぞろ「日系3世のマイク・ホンダ議員らが中心となって1月31日、再上程にもちこんだ。」という。
 「報道2001」でも取り上げられ、映像がネット上にもアップされている。
 黒岩キャスターの質問にホンダ氏はそのなかで「真実でないのになぜ謝罪したのか」とも云っている。最近、米の公式な文書でもこれは事実でないとのことである。村山、河野発言は事実誤認であったが、安倍内閣はまたしてもこれを踏襲するといってしまった。麻生外相は「客観的な事実にまったく基づいていない。はなはだ遺憾だ」と19日に述べ、政府と閣僚の意見が異なりスッキリしない。
 決議案は法的拘束力はないらしいが、番組の中で山本一太議員は反対はしているものの「まぁまぁ」といったニュアンスの発言だった。しかし、このような問題は逐一毅然として否定すべきで、放っておくことは韓国中共の対日工作の思うつぼになるのではないか。現在日本の外交で一番弱い部分という気がする。

 「河野洋平、強制の根拠を説明しろ!!」という映像もあった。全く同感だ。

篠山市 多紀アルプス 御嶽(793m)、小金ヶ嶽(725m)

2007年02月21日 | 散歩・山歩き
 関西地方は高気圧帯にすっぽり入り、素晴らしい天気になった。
 三田市の三国ヶ岳から多紀アルプスを眺めて、よし次はあそこに登ってみようと課題にしていた。アルプスを付けた連山はこれで三つ目だが、「大たわ」から小金ヶ嶽に至る岩峰を歩いて納得した。地形図では三嶽となっているが現場では御嶽と表記されているのでこちらをとらせていただいた。

 火打岩・御嶽登山口(9:55)~御嶽道口出会い(10:20)~鳥居堂跡(10:40)~大岳寺跡(11:00)~展望岩(11:30)~御嶽頂上(11:45-昼食-12:15)~大たわ(13:05)~小金ヶ嶽頂上(14:10ー14:20)~峠(14:50)~福泉寺跡(15:25)~小金口登山口(15:35)=車道=火打岩・御嶽登山口(15:55)

 神戸市北区淡河から北上し372号線に出た。暖冬だが風は冷たい。176号線をまたぎさらに東へ向かう。高城山付近で左折し登山口の火打岩に向かった。 (つづきはHPで)

早春

2007年02月18日 | 写真・絵



 



え:元康さん

椿、ロウバイ、黄薔薇
ロウバイ:(Wikipediaより)
バラ科サクラ属と誤解されやすいが、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。
ソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの栽培品種がある。よく栽培されているのはソシンロウバイで花全体が黄色である。ロウバイの基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色である。
唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。別の説では花被片が蝋細工のようであったことからそう呼ばれる。
また、花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。

事勿れ主義・奪われる竹島

2007年02月16日 | 政治・外交
 竹島に韓国民が移住するというニュースがあった。
独島に10世帯20人が暮らせる村造成へ 2007/02/15 朝鮮日報/朝鮮日報JNS
 独島(日本名竹島)に10世帯20人が暮らすことができる「多世帯村」が誕生する見通しだ。
 慶尚北道鬱陵郡の独島管理事務所は14日、領有権を主張する日本の挑発を一蹴し、独島の実効的支配を強化するため、独島に10世帯程度が暮らせる多世帯村を作る計画だと明らかにした。
 鬱陵郡は村を独島のどこに作るか、1カ所にまとめるか分散させるかなど、位置や規模を専門機関とともに決定する予定だ。また郡庁に「独島漁村係」を新設し、漁業免許権を与え、実質的な領有権を強化する方針だ。
 鬱陵郡はこのため、来年までに6億5000万ウォン(約8361万円)を投入し、西島の古いコンクリートの階段を親環境的な木材で作り直し、船を陸に引き揚げる施設も拡張することにした。
 鄭胤烈(チョン・ユンヨル)鬱陵郡守は「日本の島根県が領有権の挑発を続けている状況の中で、実質的な領有権を確保するためには住民が居住する村を作る必要がある」と話した。
大邱=チェ・ジェフン記者

 島根県は竹島100周年を迎えるにあたって「竹島の日」条例を制定した。しかし肝心の外務省が批判的な見解を示したという。
 久間防衛大臣はインタビューで朝鮮日報の記者に「独島(日本名竹島)をめぐる韓日両国の武力衝突が起こる可能性はあると思うか?」との問いに以下のように答えていた。
 「自衛隊が発足した時、既に韓国が実効支配していた。これを武力で取り戻すということは、日本にとって憲法を改正しても不可能なことだ。従って外交努力によって解決方法を探らねばならない。現在の国際司法裁判所が国内での裁判のように決定する権限を持っているわけでもないし、国連にも解決する力はないのではないか」
東京=鄭権鉉(チョン・グォンヒョン)特派員 朝鮮日報/朝鮮日報JNS 2007/01/24

 下條正男拓殖大学教授がこの問題で以下のように指摘している。
 山陰中央新報 特集記事より一部
 日本政府が真剣に模索しないのはなぜか。
 「日本政府は口を開けば『冷静な話し合いで解決を』と言うが、実際には話し合いの準備すらしていない。日韓基本条約締結後に少なくとも2回、竹島の領有権問題を解決する機会があった。最初が、既に述べた1990年代の新日韓漁業協定の協議の場だったが、逃げ腰で、何の進展も得られなかった」
議会や島根県が『竹島の日』条例を制定したことで世論の関心が高まり、今までなら言い出しにくい雰囲気すらあった竹島の領有権を堂々と主張できる環境が整っていた。ところが、小泉純一郎首相は議題に挙げないどころか、一言も触れかった」

 何が背景にあるのか。
 「事なかれ主義だ。両国政府は今年を日韓友情年と位置付けるが、日本政府は竹島の領有権問題を棚上げすることが、友好であるかのように勘違いし、墓穴を掘っている。一方、韓国は着々と理論武装を進めている。予算をつぎ込み、青瓦台(韓国大統領官邸)のホームページで、竹島を自国領とする根拠や日本の横暴さを世界に発信するなどしている。また、北朝鮮との南北統一旗にも、竹島をデザインしている」

 「竹島問題は日韓関係の入り口だ。日本側が領有権を主張するから、親善が深まらないのではなく、主張しないから、韓国側の誤った歴史認識が広がり、いつまでも過去が問題とされ、うわべの友好にとどまっている。日本がアジア社会の中で、従来通りに表面的な交流を続けるのか、真の交流を築くのか。竹島問題への対応は、日本外交のリトマス試験紙と言える」

 日本固有の領土が唯々諾々と略奪される瞬間だ。

春の庭 二題

2007年02月14日 | 写真・絵




え:元康さん


Wikipediaより
沈丁花:
 花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」
 2月23日(税理士記念日・ふろしきの日・富士山の日・ロータリー設立記念日)の誕生花

バラ:
 日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類は日本原産である。
古くはバラは「うまら」「うばら」と呼ばれ、『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌がある。『常陸国風土記』の茨城郡条には、「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。常陸国にはこの故事にちなむ茨城(うばらき)という地名があり、茨城県の県名の由来ともなっている。
 花言葉 「不可能・有り得ない」であったが、(青いバラの)開発が進みブルー・ローズの誕生を実現させた事から、新たに「奇跡」「神の祝福」という花言葉を設けられている。


中共解放軍の強硬言論

2007年02月13日 | 政治・外交
 中共解放軍部の強硬発言が目立ち、胡錦涛書記の制御が必ずしも十分でない。
中国解放軍部が強硬言論、胡総書記の制御に反発か (07/02/12 09:15)大紀元
 【大紀元日本2月12日】中共解放軍軍事戦略専門家の彭光謙氏は最近、「中国国防報」で発表した文章で、中国の最新武器装備が戦闘力を形成している中、国防政策はすでにトウ小平氏が80年代に主張した「軍隊の忍耐期」を過ぎたと述べ、中国は地域の安定および世界平和に対してさらなる貢献を捧げるべきだと主張した。また、6カ国協議が行われる中、中共軍備制御・制裁委員会責任者の滕建群氏は、北朝鮮の核問題を巡る議論で、もし最終的に米朝間の戦争が起きた場合、中共当局は北朝鮮側に立つと発言した。両者の発言は、今秋に開催予定の中共17回代表大会を控え、中共上層部の激しい派閥闘争の現れであり、江沢民前国家主席の勢力が強く占める中共軍部が、胡総書記の制御を受けないとの表明であると見られている。
 先月11日に中国のミサイル発射による気象衛星を破壊した事件で、関連国家の強い関心が寄せられ、中共の脅威論が再び浮上した。米政府はこれに対して、米中宇宙協力計画を一時中止することを発表した。衛星破壊事件で米・カナダ・豪・日・韓・英など各国から非難を受けて長い間に沈黙した中共はのち、ミサイル発射は如何なる国家も対象にしておらず、脅威になることはないとし、北京政府は決して国際間での宇宙兵器競争には関与しないと発表した。
 しかし、その後、中共軍部の彭光謙氏が突然強硬な言論発表を出し、中国の防衛力整備はトウ小平氏が唱えた「忍耐期」をすでに過ぎ、国家安全戦略の指導は、国際環境に見合った、時勢に適った相応しい調整を行うべきだと強調、これまでの生存利益の維持から発展利益への転向を主張した。この言論が、胡総書記のアフリカ外遊中に発表されたことから、外部から多くの憶測が寄せられた。
 「軍隊は忍耐すべき」とは、トウ小平・当時総書記が80年代半ばに提出した、防衛力整備の綱領だ。トウ小平氏は改革開放を主張し、「世界大戦はありえない、平和と発展が時代の主題だ」等の情勢判断に基づいて、外交は「目立たないよう、出過ぎないよう」にし、防衛力の整備より経済成長を優先させるべきだと提唱した。しかし、90年代半ばに入ると、中共上層部では、「軍事的覇権の強化」が唱えられ始め、解放軍は大幅に増強された。
 胡総書記は「調和社会」「平和躍進」を提唱しているが、一昨年の朱成虎少将の核戦争脅威から衛星破壊の示威行為まで、解放軍幹部は終始強硬な態度を示しており、胡総書記の国際的イメージにマイナスの影響を与えている。中共高官らの「沈黙は金」といった態度からして、外部メディアと有識者らは、今回のミサイル発射には胡総書記トップの認可はなく、中共の内部闘争が単に表に現れたに過ぎないと分析している。
 評論家らはさらに、「江沢民・派閥」が上層部を占める解放軍部は、胡総書記の統制を受けにくいと分析。実際、胡総書記は20日間の内で公文書5件を下達し、「解放軍は党の指揮に絶対的に服従すべきだ」と強調した。言い換えれば、軍部は胡総書記の指揮に従っていないを示唆している。
 また、1月末の胡・総書記外遊中には、曾慶紅副首相が、軍政部委のトップ180人を召集し、「江沢民・文選」を学習させたことは記憶に新しい。胡・総書記に対するこういった明らかな一連の挑発は、中共十七大前の権力闘争の一幕とみてもいいだろう。


 中共軍拡に対する最近の分析記事
中国 海軍力の大幅増強 狙いは日本…領有権争いに布石 (2007/02/09 08:01)産経
 【ワシントン=古森義久】中国海軍の研究では米国でも有数の権威とされる米国防大学のバーナード・コール教授は「中国の膨張する海軍パワー」と題する論文をこのほど発表し、中国の海軍力の大幅増強の目的は台湾海峡での紛争に備えることとともに、東シナ海での尖閣諸島などをめぐる日本との領有権争いに軍事的に対処することだという見解を明らかにした。
 同論文は国立ウッドローウィルソン国際学術研究センターの特別報告書最新号で公表された。
 コール教授は同論文でまず、中国当局が目覚ましい経済成長の成果を軍事増強に投入するなかで、人民解放軍全体では海軍の強化が最も顕著だとしている。
 同論文によると、海軍のなかでも潜水艦の増強が最優先され、すでにロシアから購入したディーゼル機動では世界でも最高性能とされるキロ級が12隻、国産の「宋」級10隻がすでに配備されたほか、2004年夏には新鋭の「元」級潜水艦が開発された。原子力潜水艦では従来の「漢」級5隻に加えて「093」級が少なくとも2隻、配備された。
 さらに注目されるのは、中国海軍がこれまで長距離弾道ミサイル発射能力を持つ潜水艦の「夏」級の実戦配備に成功していなかったのに対し、いまやロシアの支援を得て「094」級の弾道ミサイル原潜の建造を始めたことだという。
 コール論文はこのほか中国海軍が海上艦艇や海軍航空部隊、海陸両用戦闘部隊などを増強する実態を報告している。
 同論文はさらに中国軍がなぜこの種の海軍力の大幅増強を図るのか、その目的や動機について(1)台湾が独立への動きをとった場合、武力で台湾を制圧し、米軍の介入を阻むための能力を保持すること(2)東シナ海での尖閣諸島などに対する中国主権の主張への日本側の動きに軍事的に対処する能力を保持すること(3)中国自身に不可欠なエネルギー資源を輸入するための海上輸送路の安全を確保する能力を保持すること?などを主要点としてあげている。
 同論文は以上を「中国海軍の近代化」という大幅な増強の主要な理由だと述べ、なかでも日本への対応は中国にとって「ほぼ台湾有事への対処と変わりのない重要性を持つ戦略的な海上案件への懸念」と位置づけている。東シナ海で実際に中国が日本と軍事紛争を起こす場合のシナリオについて同論文は、「日本側は日米安保条約に基づき米軍の支援を求めるだろうから、中国側は台湾有事への対応と同様に米海軍の介入を抑止し、阻止し、場合によっては戦闘をも辞さない態勢をとらねばならない」と述べている。
 しかし同論文は、その種の日中軍事衝突で中国側が米軍の介入を阻むことは台湾有事の際よりもずっと困難だろうとして、「米軍基地が日本の国内や至近の位置にあり、日米安保条約での明白な共同防衛規定に加え、米側の日本防衛への責務感が台湾に対するよりもはるかに強い」などという諸点を理由としてあげている。

 すでに中共は東シナ海日中境界線上で堂々と天然ガスを盗掘しはじめた。
 中共が尖閣列島を一方的に占領し、日本側が口先だけで、何の行動も起こさない場合は、はたしてアメリカが介入して尖閣列島を日本のために取り戻してくれるだろうか。
「尖閣諸島が日本固有の領土であると強く主張し、防衛の態勢を行動として強くとってこそ、いざという場合に、アメリカ軍は同盟の任を果す為に出動し、協力してくれる。中共の脅威が日本の目前にせまっていても、アメリカが助けに駆け付けてくれるとは限らない。日米安保条約によって、アメリカは自動的に日本を助けに来てくれると、あてにすべきではない。」と評論家諸氏は警鐘を鳴らしている。

中共が尖閣諸島を「中国固有の領土」と指摘

2007年02月09日 | 政治・外交
「尖閣近海は通報必要なし」中国、初めて対応表明 産経(2007/02/06 19:51)
 中国外務省は6日、中国の海洋調査船が尖閣諸島(中国名・釣魚島)近海の日本の排他的経済水域(EEZ)で調査を行ったと日本政府が抗議したことについて、調査は「正当な権利の行使」と反論した上で「日本政府が事をあおり立てている」として「強い不満」を表明する談話を発表した。
 中国側がこの問題で対応を公式に明らかにしたのは初めて。日本政府は中国側の調査が相互事前通報の枠組みに反するとしているが、中国外務省の姜瑜報道官は6日の記者会見で、尖閣諸島を「中国固有の領土」と指摘した上で、尖閣諸島近海は中国が日本に事前通報すべき対象海域に当たらないとの認識を表明した。
 中国外務省は談話で、同省アジア局担当官が5日、北京の日本大使館当局者を外務省に呼び、尖閣諸島での中国の「科学調査」に関する日本側の対応に抗議したことを明らかにした。
 日本外務省は4日、在日中国大使館に抗議、中国側は「至急事実関係を確認する」と返答していた。
 日中は2001年、東シナ海での海洋調査活動に関し、相互に事前通報することで合意。中国側が事前通報すべき対象海域については「日本側が関心を有する水域である日本国の近海」と明記している。(共同)

 西に東に侵略著しい中共。取り決めも平気で反故にする。次は沖縄か。
 北京五輪などボイコットすればいい。

南あわじ市 灘黒岩・水仙郷 諭鶴羽山(608m)

2007年02月06日 | 散歩・山歩き
 しばしば元康さんから頂戴している絵手紙に水仙の絵があった。そうだ、淡路島の水仙がちょうど見頃を迎えているはず、ついでに諭鶴羽山にも上がってこようと思いついた。

 黒岩水仙郷は若い頃に訪れたことがある。その頃は高速道路もなく3,4時間かかった。
 今回は、近所の「しあわせの村」から阪神高速にのり布施畑ジャンクションから「神戸淡路鳴門自動車道」入った。明石海峡大橋はバスで通過したことはあるが、バイクで渡るのは初めてだ。海は早春の陽光にうらうらと輝きはるか下を通過するタンカーや漁船がのどかに見える。高い鉄塔と巨大なワイヤーで吊られた片側三車線の広い道路、雄大な景色の中を疾走するのはなかなか気持ちがいい。残念なことに駐停車厳禁で写真に撮ることは出来ない。

 西淡三原で高速道を降り灘に向かった。一般道に入りようやく身体に温みが戻ってきた。
 灘は淡路島の南部、大阪湾に面する。断崖沿いの海を見下ろす道路沿いにも水仙やパンジーが植えられている。沖の沼島は霞んでいた。

 黒岩水仙郷には10時頃到着した。昔来たときとは違い、駐車場も整備され、断崖の斜面には歩きやすい遊歩道が出来ていた。観光バスも何台かやってきて歩道も賑やかになった。辺りは水仙の香りが漂い、上に登るにつれ春霞の海が広がり素晴らしい景色になった。

 黒岩水仙郷から少し戻り諭鶴羽山に向かった。山塊の斜面を縫うように林道が山頂まで付けられている。途中からは地道になった。腰で重心をとり、大きな石ころにハンドルをとられないよう、尖った石を踏まないよう気を使う。ガードレールはなく緊張のひとときだった。途中大きな鹿に出会った。バイクの音に気付いた鹿は身を翻すとさっと崖に駆け上がっていった。

 山頂のNTTのアンテナ設備が見えてくる頃、簡易舗装になった。山頂のすぐ下に駐車し付近を散策した。やや南にアカガシのうっそうとした群落があった。頂上からの眺望は東の海側だけであった。弁当の休憩をしようとしていると西側の牛内ダムから年輩夫婦が登ってこられた。一緒に弁当をとった。その後、水仙郷まで諭鶴羽神社を経由する古道を降りるとのこと。水仙郷にはバスが待っており、そのようなツアーだそうだ。

 諭鶴羽山から北に向かって林道を走った。軽自動車が通れる程度で、一部地道もあった。落石が多く尖った石が散乱していた。カーブが多くガードレールもない。ガードレールがあっても当たるわけでもないのだが、ないと心細いものだ。
 いつしか分水嶺を越え上田池(こうだいけ)に出た。満々と水をたたえ、堰堤の向こうに町が見えてき、ほっとする。
 帰りは島の西側を北上し、北淡から高速道路に乗った。往復で数千円かかったが、時間の節約と安全を買ったと思えばありがたいことだ。
 バイク走行 200km  帰宅 16:30

ガス田、日本の声は届かず

2007年02月05日 | 政治・外交
EEZ内に中国調査船 海保の警告に応じず 産経(2007/02/04 19:04)
 4日午前9時半ごろ、尖閣諸島・魚釣島西北西約30キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「東方紅2号」(3235トン)が調査活動を実施しているのを第11管区海上保安本部(那覇)の巡視船が発見、調査を中止するよう警告した。調査船は応答せず、調査を継続している。
 11管本部によると、調査船はEEZ内を南へ航行しながら網や筒状の器具を海中に投入。海水などを採取する科学的調査とみられる。
 東方紅2号は昨年7月にも日本のEEZ内に進入し、同様の調査活動を行った。

 柳沢厚労大臣の発言問題にすったもんだしているうちに中共は着々と東シナ海を侵しつつある感がある。
以下ガス田関連web産経新聞より
 2006年3月19日 麻生外相の対抗措置を検討しなければいけないとする発言に対し、当時の二階経産相は「外相は慎重にやらなければならない。もし、強硬にやるのが好きなら、どうぞ中国へ行って強硬にやったらいい」と麻生外相を批判

 2006年7月9日 日中両国は9日、東シナ海ガス田開発に関する政府間協議を北京で前日に続き開催、日本側は「白樺」(中国名・春暁)ガス田の生産を自制するよう求めたが、中国側は拒否。中国側は尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の共同開発案を固持。

 2006年2月17日 中国訪問中の甘利明経済産業相は17日、中国でエネルギー政策を担当する馬凱・国家発展改革委員会主任と会談、日中のエネルギー担当相対話を年1回程度、定期開催することで合意した。

 2007年1月23日  自民党の中川昭一政調会長は23日、党本部で記者団に、東シナ海のガス田開発をめぐる日中協議について「球は中国側にあるが、日本政府が催促しているのかよく分からない。政府は本当に交渉をやる気があるのか」と政府の姿勢を批判。日本が日中中間線の日本側で試掘などの対抗措置をとらないことには「(日本側海域での共同開発を求める)中国側の主張を認めることになる」と強調。帝国石油は平成17年7月に試掘権を設定しながら試掘せず「(監督官庁の)資源エネルギー庁が消極的な意味でストップをかけていると思わざるを得ない」と述べた。

 2007年2月1日 東シナ海の日中中間線付近にある天然ガス田「白樺」(中国名・春暁)について、中国系香港紙「大公報」は31日、同ガス田から浙江省に向け、供給が昨年9月から開始されていたと伝えた。報道が事実なら、中国側の開発が、供給段階にまで進んだ可能性がある。
 同紙によると、浙江省発展改革委員会が経済発展に関する報告書の中で明らかにした。昨年までに同省の寧波市から紹興市までのパイプラインが開通、「両都市などでは東シナ海のガスを使用し始めた」とされているという。同紙は、あいまいながらも初めて政府側が春暁の供給開始の情報を認めたと指摘している。

  塩崎恭久官房長官は1日午前の記者会見で、東シナ海の日中中間線付近にある天然ガス田「白樺」(中国名・春暁)から中国への供給が開始されたとする中国系香港紙の報道について、中国側が「関係部局に確認したが、東シナ海で新たな状況が生じているわけではない」と否定する説明を日本側にしていることを明らかにした。

 無為無策の二階氏、甘利氏、外務省、資源エネルギー庁。
 侵犯を止めさせることも出来ない国防。
 ガス田問題では後手々々にまわりなんら進展はなく、中共の時間稼ぎと領土拡大への既成事実化が著しい。
 審議拒否で騒ぐ野党、中共に屈する議員、この現状をどう見ているのだろうか。