落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

無題

2008年08月13日 | 日常・身辺
天気予報ほどには悪くならず、午後は爽やかに晴れ渡った。
気温30度と昨日よりは涼しい。洗濯物がみんなよく乾いた。

お盆の帰省ラッシュのニュースをよそに、HPを徘徊していると、「世界の人口」というのがあった。
「地球は時速1700kmで自転し、時速11万kmで太陽の周囲を回り、時速80万kmで銀河内を移動中だよ」という。
そうだった、よくもまぁ何十億年、空気も水も人間も振り落とされないなぁ。

五輪の陰で

2008年08月11日 | 政治・外交
グルジアとロシアの軍事衝突が起きている。
隠れた意図は、原油高騰の維持ではないかという。
ロシア軍 グルジアに軍事圧力 8月10日 19時11分 NHK
南オセチア自治州をめぐるグルジアとロシアの武力衝突が続くなか、ロシア軍は、海軍の艦船をグルジアの黒海沿岸に出動させて海上封鎖の構えを見せるなど、グルジアに対する圧力を強めています。
グルジアの南オセチア自治州では、10日に入っても、グルジアからの分離を求める地元の部隊を支援する形で軍事介入したロシア軍とグルジア軍との間で戦闘が続いています。ロシア軍は、グルジアの首都トビリシの空港近くでも攻撃を行うなど、南オセチア自治州以外にも攻撃の範囲を広げています。グルジア内務省は、ロシア海軍がグルジアからの分離を求めている別の地域「アブハジア自治共和国」にも10日に大規模な部隊を上陸させたと指摘しました。さらに、ロシアのインターファクス通信によりますと、ロシア軍は、黒海艦隊の艦船をグルジア西部の黒海沿岸に出動させて、軍需物資を載せた船の入港を阻むための海上封鎖を行う構えを見せ、グルジアへの圧力を強めています。こうした情勢の一方で、グルジア内務省は、グルジア軍の部隊が南オセチア自治州から全面的な撤退を始めたと発表しました。これに対して、ロシア側も、中心都市ツヒンバリからのグルジア軍の撤退については認め始めており、こうした動きがどこまで事態の打開につながるかが注目されています。この日、ロシアのメドベージェフ大統領は、南オセチアから逃れた住民のもとを訪れてモスクワに戻ったプーチン首相と会談し、現地でロシア国籍の住民が多数犠牲になったことを踏まえ、グルジア指導部の刑事責任を追及していく考えを示しました。

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成20年(2008年)8月11日(月曜日)通巻第2283号 (8月10日発行)
ロシア、グルジアへの軍事攻勢はアブハジア独立支援だけか?  隠れた意図はジェイハン・ルートを頓挫させ、原油高騰の維持ではないのか
 ロシアはグルジア攻撃をぬかりなく準備してきた。
 そもそもコソボ独立に反対し、されどオセチア独立に賛成し、チェチェン独立は武力で弾圧し、ユーゴスラビア解体のときに何も出来なかった恨みを晴らすかのように、グルジアをぺしゃんこになるまで軍事攻勢をかけようとしている。

 親米派のサアカシビリ政権があぶない。
 英米はこぞって即時停戦を呼びかけ、グルジアは五輪からの選手撤退を検討し、欧州のメディアは五輪そっちのけ、一面トップ・ニュースはグルジアである。

 ロシアは資源戦略の一環として複雑な思惑を秘めた軍事作戦を採っている。

 第一に北京五輪の虚をついた。
 プーチンは何事もないかのような笑顔をつくって北京五輪の開会式へ出席し、胡錦濤やブッシュと握手し、その笑顔を変えないで、グルジア攻撃を命じていた。鉄面皮。

 第二は米国が手も足も出せない窮状をしっていて、その隙に乗じた。米国はイラクで泥沼に陥ってしまい、台湾問題でも北京に譲歩するほどの外向的ていたらく、グルジアを救援するために米軍を派遣することはあり得ない。
 イランの核武装が着々と進んでいても英米の制裁にモスクワはまったく乗らない。この点では北京と黙契があるかのようだ。

 第三にグルジアへの積年の恨みを晴らす絶好の機会なのである。
一昨年、グルジアは二百年ぶりに真の独立を恢復し、ロシア軍は撤退を余儀なくされ、その屈辱の裏返しが年初のオセチア、アブハジア両傀儡政権の事実上の承認だった。外向的に国家承認ではなく、国内国のまま既成事実をみとめ、ロシアの傀儡大統領を「元首」扱いしだした。
 戦争準備は出来ていた。<

 基本的なプーチンの資源戦略は石油高騰を維持し、ガスのカルテルを策定し、さらにウランのカルテルを組織化し、そのためには中央アジアの資源を、ロシアを経由しないルートの建設を徹底的に妨害することにある。

 西側が建設を始めたブロッコ・パイプラインに対抗してブルーストリームを並列させて同時に建設し(満鉄に平行した東清鉄道をみよ)、その拠点をベルギー、ウィーンに競わせてむしろEU内部の結束ががたがたに揺らし、ドイツへの資源供給に脅しをかけ、そしてジャイハンルートへの妨害である。
 ブロッコ・ルートはルーマニア、ブルガリアを巻き込み、EUの団結を削減し、バルト三国は供給を絶たれて悲鳴を挙げている。

 ジェイハンルートとは、中央アジアからアゼルバイジャンのバクー → グルジアを経由し、トルコを西から東へ横断してトルコ南岸のジェイハン港へと至る長大なパイプライン。すでに一日80万バーレルを運ぶが、トルコ内ゲリラの襲撃で五日間ほどストップしたばかりの脆弱性を秘めている。

 このパイプラインがグルジア領内を通過している。
 ロシアの副次的な狙いは、これであろう。

国益、石油利権のためなら、躊躇なく軍事侵攻するロシアのしたたかさが目立つ。

ヨット「空海」位置

2008年08月10日 | 

15:30函館到着。津軽海峡から太平洋に流れ出る潮流を乗り切るのに予想外に時間を食ったとのことです。
此処で2,3日英気を養って津軽海峡から日本海に出る予定です。海峡潮流は6ノットぐらいあるそうです。
小さなヨットのエンジン能力もその程度なので、干満や潮だまりを巧く利用していかなければならないとのこと。

原爆

2008年08月09日 | 政治・外交
1945年8月6日広島に続き、同年8月9日長崎に原爆が投下された。
広島では14万人、長崎では7万4千人が死亡した。長崎の方が少ないが、それは盆地状の地形によるもので、爆弾の規模は長崎のプルトニウム原爆のほうが広島のウラン型の1.5倍の威力があった。(Wikipedia
これらの記事を読むと、日本敗戦の色濃い時期にあえて原爆を投下した米の実験目的の要素が強く感じられる。

広島原爆公園には「過ちは繰り返しませんから」と刻印されているとのことで、昔NHKの番組で某女優が厳かに朗読していたのを思い出す。子供の頃「ヒロシマ」という原爆映画で、今もあの吐き気がするほどの悲惨さを思い出すが、それでも日本人が「過ち」を犯したのであろうか。
衆議院議員 西村眞悟氏が「原爆の投下と広島の石にある『文句』」という一文を書いておられる。

周辺国は核を保有し暗に恫喝しているが、核を落とされても敵も討てない今の日本である。原子力発電所は各所に稼働している。核攻撃にも瞬時に組み立て反撃できるという技術もあるはずと思うが、それぐらいはアピールし核抑止にしてもいいのではないか。いい加減に戦後の自虐史観呪縛、全方位土下座外交から脱してもらいたいものと思う。