10月24日(金)
7:00 起床
7:30 キーカーカー・ベーカリーでパン、スーパーでコーラを買い、部屋で朝食。
6本ロールパン1USD、メロンパン0.35USD、500mlペットボトルコーラ1USD。
9:00 荷物をまとめる
11:00 宿をチェックアウト
11:30 ネットカフェへ。20分2.5USD。
12:00 空港まで歩き途中のカフェで昼食。
極小ツナサンド+パイナップルジュースが5.25USD
13:00 空港に到着し、掘っ立て小屋?のトロピック航空カウンターでチェックイン。
CKR14:10/BZE14:18 ※実際の到着は14時35分位
ベリーズシティの空港でそのままタカ空港のチェックインカウンターへ
BZE17:20/SAL18:20 TA411
19:00 空港を出てタクシーでソナ・ロサ地区のホテルへ移動。
最初30USDと言われたが粘って20USDまで値切る。
20:00 ホテル・スキーにチェックイン。シングル1泊35USD(朝食付)。
20:30 宿のオーナーの藤原さんと30分程お話する。
20代の時、青年海外協力隊員として中米に来たのがきっかけで、
30年以上エルサルバトルに在住され、
内戦時は現地日本大使館で唯一の日本人職員だった方。
(当時は大使官邸のお屋敷にお住まいだったらしい)
現地人の奥さんとの間に生まれた息子さんは、アメリカに留学後、
陸上のエルサルバトル代表選手として、シドニー五輪にも出場したのだとか。
自分がギター片手に世界のあちこちで歌っていることを話すと、
ではどこか歌える場所に行きますかと、お店を案内して戴けることに。
22:00 藤原さんの車で、毎夜生演奏が聞ける大衆酒場へ。
そこでギター片手にしばらく歌わせてもらい大いに盛り上がる。
また藤原さんに一杯ご馳走しますよと言われるが、歌う時は特に
ノンアルコール主義なので、レトロな瓶コーラを1本ご馳走になる。
スペイン語圏の中米では、スペイン語の音楽がやはり人気なのだが、
意外にも自分が歌うビートルズやジョン・レノン、U2のナンバーを
皆良く知っており大好評。
メジャーな曲を歌っていることもあるが、知っている曲は皆で一緒に
合唱してくれ、まるで自分のライブ会場のよう。
(場所は旧市街中心部の労働者向け安酒場だが)
1時間程英語のカヴァー曲を歌った後、日本の曲を歌ってくれといわれ
自身のオリジナル曲を歌う。
初めて聞く日本の歌にその場にいたお客さん一同から、この日1番の拍手と声援をもらう。
なんだかこっちが沢山の元気を貰ったみたいだ。
以前南米チリのサンチアゴのライブハウスでも、
イースター島で知り合ったアメリカ人の友人と一緒に飛び入り参加し、
彼のギターと自分の歌とで即席ライブをしたことがあったが、
その時も大声援で迎えてもらえたっけと遠い日の熱い記憶が甦る。
ラテンの国のこのノリのよさは、音楽をやっている人間にとっては本当
にありがたいと感じる。
遠い国のライブハウスで、見知らぬ人々の前で歌う僅かな時間だが、
自分にとっては、この世に生まれることが出来たことに、
素直に、そして心から感謝できるそんな至福の時間。
「よかった」
「ありがとう」
ごく短いフレーズの中に、濃縮された熱い思いが、ギュッと詰まったそんな言葉。
そんな言葉を一人つぶやきながら、地元の皆の笑顔に大きく手を振ってこたえながら、
深夜0時近くなったところで、車に乗り込み店を後にする。
こんな事に何の意味があるのかと言われれば、確かに意味は無いのかもしれないと思う。
でもきっとその問いに対して、自分は胸を張ってこう答えると思う。
「歌いたいから歌う」と。
24:15 宿に戻り藤原さんにお礼を言って自分の部屋へ戻る。
ひょんなことから突然お店で歌うチャンスを戴き、
藤原さんには本当に感謝。
(サン・サルバトル滞在中は色々と親切にして戴いた)
24:30 就寝。
※写真:エルサルバトルの小洒落た(けれども庶民的な)
カフェで飲んだコーヒー。
中米はコーヒーの名産地なのだが、自分が飲んだものは、
苦味が少なくコクというか深い味わいがあり、
飲んだ後、ほのかに酸味が効いた爽やかな後味が、
口の中で棚引くように広がる。
豆をローストするとこから始めるエチオピアには及ばないものの、
正直ス○バ等のコーヒーチェーン店とは段違いで旨かった。