拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

2008年10月31日(カンクン/メキシコ)

2008-11-21 | 旅メモ&旅日記(中南米・北米・カリブ)
2008年10月31日(金)


4:00   起床


4:30   宿に荷物を預けカンクンセントロのバスターミナルへ


4:45   トゥルム行きバスチケット購入。片道54N$(約4.3USD)。バスは1時間に1本位の割合である様子。


5:15   バス出発


7:50   トゥルムのバスターミナル到着。

     途中遺跡前を通ったのでここで下りたいと言ったが、ここじゃないと言われ下ろしてもらえなかった。
     (しかし地元民達は頻繁に途中下車をしていた。仕組みがよく分からない)

     タクシーで4km戻った遺跡入り口へ。バスターミナルで客待ちしているタクシーに片道40N$(約3.2USD)
     と言われ値段交渉をするも、固定レートになっているのか値段が下がらない。
     しぶしぶ乗ることに。


7:55   遺跡入り口に到着。ここから5分程歩いてトゥルムの遺跡へ。


8:00   チケット売り場へ。入場料45N$(約3.6USD)

     トゥルムの遺跡は2度目だが、以前訪れた時、美しいカリブ海の前にそびえたつこの遺跡に魅せられ、
     カンクンに来たならぜひもう1度訪れたいと思いやってきた。

     カンクン近郊だとチチェン・イツァのマヤ遺跡が有名だが、カンクンと言えば自分の場合
     このトゥルムのことを真っ先に思い出してしまう。

     特に行きのドイツからの飛行機で、インディージョーンズの最新作クリスタル・スカルの王国が
     上映されていて無性にマヤの遺跡を訪れてみたくなったことも、
     マヤ文明終焉の地とも言われるこのトゥルムを再訪したくなった理由の1つ。
     
     (映画のモデルは同じメキシコのマヤ遺跡でも、パレンケがイメージに近いと思われるが。
     ちなみに1927年にベリーズ南部のマヤ遺跡ルバアントゥンで、
     イギリスのヘッジスがクリスタルスカル(水晶のドクロ)を発見したという話があるが、
     どうやら偽物だという説が有力のよう)
     


     そして8年ぶりのトゥルムの遺跡は、、、初めて訪れた時の感動がまったく色あせない、
     キラキラと輝くカリブ海の前で凛々しく聳え立つ美しい遺跡のままだった。


     楽しかった思い出というものは、どうしても時と共に記憶の中で美化してしまうものだけれど、
     このトゥルムはそれがまったく当てはまらない、イメージそのままの光景がそこにあった。
     

     この日は天候にも恵まれ、朝一番で他の観光客が殆どいない時間というのも、
     その感動をさらに大きくした理由の1つかもしれない。


     ただその美しさに見とれ、じっと立ち尽くしてしまう。

     まだひと気の無いこの美しい遺跡の前で、波の音だけが規則的に繰り返される。



9:00   しばし遺跡を眺めた後、せっかく水着に着替えてきたのでと、
     カリブ海の遺跡前ビーチに下りて海の中に入ってみる。

     しかし雨季ということもあってか非常に波が高く、危うくカメラを濡らしそうになったので、
     波打ち際を少し歩く程度で我慢しておく。


     波打ち際ではしゃぐカップルなら絵になるのだろうけど、
     男一人でビーチではしゃいでも、、、という感じだったので。
     (かわいい女の子なら1人でもすごく絵になるのだろうけど、、、って
     グラビア写真じゃないんだから。<実はグラビアアイドル好き。笑)



9:30   観光客もかなり増えてきたのでカンクンの町に戻ることに。
     
     遺跡の周りは相変わらず野生のイグアナで一杯。
     感覚的にはその辺にいるトカゲなんだろうけど、
     デカイのでペットの放し飼いにしか見えない。

     歩いて遺跡前のバス停まで行くが、完全にクローズされていたので、
     タクシーでダウンタウンのバスターミナルへ。40N$(約3.2USD)


9:45   バスターミナルに到着し、バスチケットを購入。片道54N$(約4.3USD)


10:00  バスでカンクンへ。(プラヤデルカルメン経由)


12:30  カンクンのセントロバスターミナルに到着。


12:45  ネットカフェでインターネットを利用。15分2.5N$(約0.2USD)日本語入力可。
     料金が安い上に通信速度も速く快適。


13:15  セントロの老舗メキシコ料理レストラン、ラパリージャへ。
     ここは8年前にも訪れたレストランですごく美味しかった覚えがあり再訪してみることに。

     タンピケーシャ(メキシコ風ステーキ。アボガド、チリのディップと
     トルティーヤ付)155N$(約12.4USD)とコーラ21N$(約1.7USD)を頼む。

     この店はとにかくライムと濃厚なアボガドを惜しげもなくたっぷり使っておりこれが激ウマ。
     (別皿に乗って半切りライムやペースト状のアボガド
     (セビッチェとのMIXディップ)もどっさり出てくるので、好みで追加できる)

     自分にとってメキシコ料理といえば、ライムとアボガドのイメージが強かったのだが、
     それは8年前に食べたこの店の料理の影響だったのかと改めて思い知る。
     
     お値段は少し高めだがとにかくウマイ。ボリュームもたっぷりでお腹一杯に。まさに大満足。
     もしカンクンに来る機会があれば、また寄りたいと思う。


14:30  宿に戻って荷物をとり、タクシーでホテルゾーン(カンクン岬)へ。
     タクシー代100N$(約8USD)


14:45  NHクリスタル・カンクンホテルにチェックイン。
     (予約サイトで申し込み。約110USD。朝食付)

     高級ホテルなのに、やけにホテルスタッフが馴れ馴れしく(むしろ小ばかにされている感じで)
     自分のギターを指差し、ほらそこで弾いてみろと上から目線で言われ、かなりムカッとする。

     しかしよくよく考えてみれば、今の自分は汚いカッコでギターとバックパックをしょっており、
     どうみても高級ホテルには似合わない。

     これはこちらが悪いかと、笑顔でアイムビジートゥデイと返しておく。
     これがビジネススーツ姿だったら文句の1つでも言ってやりたいところだったが。


     NHとつくので一瞬、全日空の系列の日系ホテルか?と思っていたのだが、
     全然関係の無い現地系のホテルで、あまりホテルスタッフの教育等もしていないみたい。

     バックパッカー宿ではぞんざいな対応をされても何とも思わないのに、
     高級ホテル等で酷い扱いを受けると腹が立つのは、日本人特有の感情なのだろうか。
     (高いお金を払ったら、ちゃんとした対応をしてもらって当然という意識があるのかも?)


15:00  ホテルでシャワーを浴びる。旅の垢がごっそり落ちたような、スッキリとした気持ちに。

     最後1泊に星付ホテルに泊まったのは、カンクンのビーチリゾートを見てみたかったのと、
     ここ1週間はバックパッカー宿のドミトリー暮らしでかなり小汚くなっていたので、
     少しキレイになって帰ろうと思ったのもあった。
    (ドミ暮らしが続くと、長期旅行者のような雰囲気が、体から滲み出てくるので)

     自分で書きながら気付いたけれど、「少しキレイになって帰りたい」
     というフレーズは、使う時と場所を間違えると
     変な誤解を受けるので(おネエ系?)、気をつける必要がありそうだ。(なんじゃそりゃ。笑)


15:30  ホテル前の海とプールで少し泳ぐ。しかし午後から天気が崩れ時折小雨が降る状態。
     波もものすごく高く、サーフィンが出来そうな程。

     美しいビーチリゾートでのんびりと過ごそうと思ったが台無し。
     やはり男1人でビーチリゾートは絵的あわないので、冬の日本海もびっくりの荒波になったのだろうか。
     こぶしの利いた演歌を歌う雰囲気だ。(汗)


16:30  ホテルの部屋には浴槽もついていたので、久しぶりにゆったりと風呂に入る。
     (安宿は当然シャワーだけなので)


17:30  カンクン岬でお土産探し。
     仕事に2週間も穴を開けると、さすがに手ぶらで帰る訳にはいかないので。(汗)
     でも高くてイマイチなものばかり。
     結局いつものようにチョコレートなどの無難な食べ物に落ち着いてしまう。
     自分がハワイに旅行したら、間違いなくマカダミアナッツをお土産に買って帰るタイプだ。
     (ハワイもグアムもまだ行ったこと無いけど)


18:30  お土産買って現金が少なくなったのと、昼食で沢山食べ過ぎたので、
     コンビニで小さいビスケットとコーラを買ってそれを夕食に。
     ビスケットが10N$(約0.8USD)、ペットボトルのコーラ(600ml)が7N$(約0.6USD)


20:00  就寝



写真:カリブ海沿いのマヤ遺跡トゥルム