拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

2008年10月28日(モンテベルデ自然保護区/コスタリカ)

2008-11-18 | 旅メモ&旅日記(中南米・北米・カリブ)


10月28日(火)


6:00   起床

     今日はネイチャートレッキングの予定日だと言うのに朝から雨がふっている。
     雨季の高地にある熱帯雲霧林というのは、こんなものなのかもしれないが。


7:00   ごく小さなパン、コーヒー、果物(の切れ端?)の簡素な朝食。(宿代に含まれており無料)


8:00   ピックアップの車が到着。モンテベルデの熱帯雲霧林へ。


8:20   トレッキングの山道の入り口で、餌付けされたハチドリ達を観察。


     30匹以上のハチドリ達が、蜜が入ったあちこちの餌箱に群がっている。
     細かく羽をはばたかせるその姿は、まさに蜂そっくり。
     また餌の近くには本当の蜂も飛んできている。

     ハチドリは人間がすぐ近くに近づいても逃げないのだが、
     あまり近くづくと餌をとられると思ったのか、蜂が襲ってくる。

     いや見たいのは君達じゃないし、餌とらないからと日本語で話しかけてみたが通じないみたい。


     やっぱりスペイン語じゃないと駄目みたい。。。(いやそうじゃないから)


     しばらく小さく愛らしいハチドリ達を眺めて過ごす。


     もちろん蜂をよけながらなので、あまり落ち着いて、、、という感じではないのだけれど。(汗)




8:40   高さ50メールにかけられたスカイウォークと呼ばれるの8本つり橋&熱帯雲霧林のネイチャートレッキングへ
     
     雨がしとしと降り続いており、鳥達の鳴き声は所々で聞こえ、確かにそこにいるのは感じるのだけれど、
     入り口のハチドリ達と違って、なかなか姿を見せてくれない。

     もちろんケツァールなんて大物は夢のまた夢の話。
     (モンテベルデはケツァールがいることで有名だが、一方で旅行者の殆ど(ほぼ全員?)が
      ケツァールを見られないことでも有名な場所でもある)

     それでも幻想的な熱帯雲霧林でのネイチャートレッキングは、雰囲気があってなかなか良い。     
     まるで宮崎アニメのもののけ姫の世界のようだ。
     (あれは屋久島の原生林がモデルらしいという噂を聞いたことがあるが、まだ行ったことが無い)


     またスカイウォークのつり橋から眺める熱帯雲霧林の景色もなかなか良い。


     これで天気がカラッと晴れていて、大きな鳥達が飛び交えば、まさに地上の楽園という感じになるのだが、
     それはむしろアフリカとかアマゾンのジャングルのイメージなのだろうか。


     頭の中がもののけ姫というよりは、ターザンの世界になってしまったので、急いで浮かんだ妄想を、
     特大の消しゴムでゴシゴシとかき消す。(汗)


     、、、、熱帯雲霧林にはやはり、雨が降っている位がちょうどいいのかもしれない。


11:00  2時間強程のネイチャートレッキングの後、もと来た場所に戻ってくる。

     町中までの戻りのバス(乗り合いワゴン車だが)の時間になったので、宿に戻ることに。


     本当は次の13時のバスでもいいかなと思っていたのだけれど、雨が降っている中、
     4時間もトレッキングする気になれなかった。

     熱帯雲霧林は雰囲気が良いとか調子のいいことを言いながら、筋金入りのヘタレである。



11:30  モンテベルデバックパッカーズの宿に戻ってくる。


11:45  宿近くのスーパーマーケットで買出し。


     リンゴ(昨日食べて美味しかったので、やっぱり今日も銘柄はふじ)、パン、コーラを買って帰り、宿で昼食。

     これが全部で約2.5USD。


     そして今日もやっぱり宿の無料インターネットをしながらの昼食。
     (いい大人がみっともないから「ながら食べ」は止めなさい)



13:30  町中のバス停に移動。

     なんちゃって日本食屋の隣にあるチケット売り場で、サンホセ行きのバスチケット購入。C2485(約4.5USD)



     バスの出発時刻までまだ1時間程あったので、少しみやげ物屋を冷やかしてみる。

     すると挽いてあるコーヒー豆がお手軽値段であったので、1袋自分へのお土産に思わず買ってしまった。
     冷やかしじゃなく、フツーのお客になっている。これがC890(約1.5USD)


     コスタリカも他の中米諸国同様、コーヒーの産地として有名なのだが、美味しいコーヒーを飲みたいなら、
     本来は豆のまま買って帰り、飲む直前に挽かなくてはいけない。


     でも根っからの無精者でそんな面倒くさい事はできない性分なので、迷わず「挽いてあるコーヒー」を選ぶ。
    (豆で買って帰ると結局自分では飲まずに誰かにあげてしまうパターンになるので)

     そして挽いてあるコーヒーを持ってかえって飲むと、、、、、
     なんだ大してうまく無いじゃん、やっぱり現地で煎りたて、挽きたてを飲まないと駄目だよねーという結論になる。

     わかっていながらそうしない自分は、救いようの無い大ばか者である。(もはや開き直りの境地)



14:15  バスに乗り込む


14:30  サンホセ行きのバスが出発。昨日来た道を辿ってサンホセへ。(中間地点あたりでトイレ休憩15分あり)



19:30  行きに乗ったサンホセのバス停まで戻ってくる。(途中なぜか空港前のバス停にも立ち寄った)

     歩いて宿に向かうが既に辺りは暗くなっており、バス停付近は少し治安も悪いので、人並みについて行く事に。


19:45   人足が途絶えた場所ではすぐさま駆け足で明るい場所へと移動し、
     強そうな(でも悪者っぽくない)兄ちゃんの影に隠れるように歩いて、
     まさに天性のビビリぶりを発揮しながら、無事サンホセの宿まで戻ってくる。

     
19:50 Hostel Pangeaの受付で予約書を渡し、荷物を受け取って部屋へ向かう。
     料金は昨日支払い済み。ドミトリー1泊12USD。


20:00  宿の2Fのレストランでローカルフードの夕食。5USD。
     これとペットボトルの水が1USD。

     久々のちゃんとした食事という事もあるが、バックパッカー宿なのに、
     実はここのレストランはかなりウマイ。


     設備も新しいし、共同もプールもあり、インターネットは無料(日本語入力も可能)、
     飯も安くてウマイとくればカンペキ。

     バックパッカー宿にしておくのはもったいない程。
     欧米の連中に人気があるのもうなずける。


20:30  翌朝の空港へのシャトルバスを聞くと、4:30発のバスが2名予約があるというので申し込む。
    
     これが9USD(1人なら18USDだが、他に予約客がいると半額の9USDになる)


20:40  無料インターネットを利用。


22:00  就寝



※写真:モンテベルデの熱帯雲霧林