拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

2008年11月1日(カンクン/メキシコ)

2008-11-22 | 旅メモ&旅日記(中南米・北米・カリブ)




11月1日(土)


5:30   起床


6:00   海岸を散歩。日の出を眺める。


8:00   朝食


8:30   海&プールへ

     この日は朝から雨が降ったり止んだりといった天気だったが、
     風がものすごく強くあっと言う間に天候が変わり、
     9時から1時間程、見事な晴れ間が広がる。

     美しいカリブ海を見ようと奮発してホテルゾーンに泊まったのにと
     天候を恨めしく思っていたが、1時間でもキラキラと輝くカリブ海が
     見られて本当によかった。


     先程まで雨が降り出すとヤキモキし、天気1つで一喜一憂していたのだが、
     太陽に照らされ、キラキラと輝く美しい海を眺めていると、
     「所詮はたかが人間のすること」なのだと、ふとそんな気持ちになる。


     本当によく自分は小さなことで一喜一憂する性格で、
     初めてギター1本とバックパックを持って世界を旅しようと思ったときも、
     そんな自分自身をもっともっと小さく感じる、
     とんでもなく大きなものを求めて世界に飛び出したのだったなと、
     遠い日の出来事を思い出す。


     もちろん旅には沢山の魅力があるけれど、
     自分自身がちっぽけに感じられる大自然との出会いの中で、
     水平線から登る太陽だったり、地平線に沈む夕日だったり、
     ただ空が青いこと、海がキラキラと輝いていること、
     そんなシンプルなことに心が動かされる自分がいる。


     日々の生活の中で、時々うつむいたり、気持ちが塞がりがちになるような出来事も、
     所詮は地球の片隅で、たかが人間のする小さなことに過ぎないのだと、
     美しいカリブの海を眺めながら、あらためてそんな気持ちになれたことに嬉しく思う。


     「自分がとてつもなく小さな存在であると感じること」


     それは時々、自身が何を望み、どうしたいのかさえ見失ってしまいそうになる自分にとって、
     限りある時間を生きる上で、とても大切な瞬間だと思うから。


     そんなちっぽけな自分自身がすることなのだから、
     些細なことは気にせず、いつも笑顔でやりたいことをやれば良いのだと
     また少し明日への元気を貰ったそんな気がした。


10:30   先程までの晴天が嘘のように天候が崩れ、雨が降り出す。
      雨季とはこんなものなのだろうか。
      部屋に戻ってシャワーを浴び、荷物をまとめる。


11:45   ホテルをチェックアウト。


12:00   ホテルゾーンからタクシーで空港へ。タクシー代20USD。


12:20   空港に到着し、メヒカーナの国内線カウンターへチェックイン。

       CUN15:00/MEX17:20 MX817


18:00   荷物を受け取り、国際線エリアのルフトハンザのチェックインカウンターへ。


18:30   残ったメキシコペソをユーロへ再両替。
      この数週間ユーロが下落し、ユーロからペソに変えた時のレートより、
      再両替時のレートの方が良くなっていることに気付く。
      (外貨両替で利益が出たような状態。もちろん笑っちゃう位の微額だけど。笑)


19:00  空港のフードコートでファストフードのタコス(Taco Inn)で夕食。
    
      ビーフタコス3個で39N$(約3.1USD)
      ライム、トマト、玉ねぎ、アボガドソース等の付け合せは無料でもらえる。
      昼食を抜いた影響もあるかもしれないが、ファストフードのタコスでもかなりイケてる。

      メキシコは海もキレイで遺跡等の見所も沢山あり、物価も比較的安く、
      食べ物もウマイと、全て揃った旅人天国だなと改めて感じる。
     (旅人天国だなと感じるのは、アジアではタイ、中東ではトルコあたりだろうか)


      いつの日か家族を連れてまた来たいと思う程、メキシコは旅行者にとって素敵な国だと思う。



20:00  イミグレーションを通って、出発ゲートへ。
    
     MEX21:00/FRA14:30 LH499
     *翌11月2日(日)着。時差7時間、約10時間半のフライト。



写真:カンクンで眺めたカリブの海