2011年 J2第22節 ジェフユナイテッド千葉 2-0 コンサドーレ札幌 @フクアリ
3連勝目指して挑む2位ジェフ戦。勝てば勝ち点差3、負ければ勝ち点差9というのはあまりにも差が大きい。
そして、場所は、関東サポがホームと呼ぶフクアリ。ここまで負け無しの、いわば、聖地。サポーターも謎の盛り上がりで、開門時には「厚別の歌」を歌ったらしい。そう、ここは我らの厚別。
いや、私は開門に間に合っていないので、厚別の歌は歌ってませんし、トイレのホーム張り紙も見てませんが(笑)
しかも気温は23度。いつもは内地の暑さにやられる札幌の選手にとって、まさしくホームのような状況。しかし、そう簡単にうまくいくはずは無かったのであった。
問題の巨人オーロイには河合がマンツーマンでつく。チアゴvsオーロイの巨人対決も見たかったが、チアゴは新人櫛引と新入り岡山に負けてベンチ外。石崎監督にとっては、紅白戦要員に成り下がってしまったのかも。
そのオーロイに関しては、それなりに決定的な仕事をさせずに済んだものの、ゲーム内容は完全な完敗。ボールを千葉に支配され、まったく何もできなかった。
大きな問題として、キーパーからのフィードが悪い。なんど誰も触らずに相手キーパーに渡ったり、ゴールラインを割ったりしたことか。ホスンのキックは割りと良かったはずなのだが、一回休みで調子が狂ったか。
さらに、DFラインでボール回す際にプレッシャーを掛けられ、ロングフィードでミスパス誘発。いや、あれはロングフィードというより、苦し紛れのクリアボールというべきなのかもしれない。
そして、セカンドボールが拾えない。キーパーからも、DFラインからも、ロングボールを内村が競った後のこぼれ球を拾えない。いや、そもそも、内村もボールの落下点まで行く段階で出遅れて、ボールに触ることすらできない。
守備に気を取られすぎなのか、両サイドの近藤、古田が下がりすぎ、内村が孤立し、マークに潰される。サイドで近藤がボールを持ったときにも、マーク済みの内村以外のターゲットがいない。逆サイドの古田も、砂川も下がってしまっている。ボランチもサイドバックも上がってこない。かといって、ジェフの守備が堅いせいで、両サイドからゴリゴリとドリブルで突っかけられるわけでもない。
ジェフはアバウトなロングボールを入れてもオーロイが競り勝つことができ、その落としたボールを拾えているからチャンスになる。一方、札幌の内村は、さすがに厳しいマークに付かれると、ボールを収めるのはきつい。
縦のオープンスペース、サイドチェンジ。近藤、古田が縦にドリブルできればチャンスになる。それが分かっていても、守備に追われて攻撃への切り替えが遅い。
まったく打つ手が無い。
前半終了間際のアディショナルタイム、ミドルシュートのクリアミスを再度村井に打ち込まれて撃沈。この時間帯が悪すぎ、結果的に、これでほとんど試合が決まったようなもの。
前半シュート数は14-3。ボール保持率も7:3に近いくらいじゃなかっただろうか。
後半もまったくペースは変わらず。
2点目、タオルふきふきボールをマークミリガンがロングスロー。オーロイをも越えて伸びたボールをホスンが叩いた先は竹内の頭。弾んだボールはポストに跳ね返って山下の身体にあたり、ゴール。オウン臭いが、公式記録は竹内のゴール。
横野が入ってから、内村がサイドに流れてボールをキープできるようになったが、いかんせん、体力切れでどうしようもなさが目立った。このプレーが前半から近藤、古田に出来れば変わったはずなのだが、守備に気を取られて下がりすぎたたことと、攻め急いでしまったせいで内村が前線で孤立、セカンドボール拾えない状況を招いた。
最後には、ジェフは藤田おじさんまで投入の大盤振る舞い。最後まで一方的な試合で終了。
最終的なシュート数26-5。よく2点で済んだものだ。
相手のプレッシャーが強くて、的確な判断が出来なかった。それが最大の敗因なのかもしれない。しかし、技術も体力も何もかもが足りない。それが見えた試合だった。
J2中位には勝てても、J1を狙うチームには勝てない。今年のコンサドーレの立場はそのレベルだということだ。
じゃあどうすればいいのか。選手の技術力、判断力をJ1を狙えるレベルに上げる。下手な選手でもなんとか勝てる方法を考える。何度も言うようだが、5段階計画で、今何段目? そして、今やらなければならないことは何?
それにくらべて、相変わらずコンサドーレU-18は大活躍のようだ。彼らがチームの中心になるころには、J1定着を狙えるチームになっているだろうか。そのためには、大伍や征也のような選手流出を防ぐために、チームの財政状況を改善しなければならない。そのためには、勝利を重ねてサポーターを増やさなければならない。そのためにはJ1に定着できるできるだけの実力をつけなければならない。
鶏が先か、卵が先か。矛盾というか、デッドロック状態になってしまうのは、その理屈ではJ1に昇格できないという意味だ。どこかでチートしない限り、将来は無い。
3連勝目指して挑む2位ジェフ戦。勝てば勝ち点差3、負ければ勝ち点差9というのはあまりにも差が大きい。
そして、場所は、関東サポがホームと呼ぶフクアリ。ここまで負け無しの、いわば、聖地。サポーターも謎の盛り上がりで、開門時には「厚別の歌」を歌ったらしい。そう、ここは我らの厚別。
いや、私は開門に間に合っていないので、厚別の歌は歌ってませんし、トイレのホーム張り紙も見てませんが(笑)
しかも気温は23度。いつもは内地の暑さにやられる札幌の選手にとって、まさしくホームのような状況。しかし、そう簡単にうまくいくはずは無かったのであった。
問題の巨人オーロイには河合がマンツーマンでつく。チアゴvsオーロイの巨人対決も見たかったが、チアゴは新人櫛引と新入り岡山に負けてベンチ外。石崎監督にとっては、紅白戦要員に成り下がってしまったのかも。
そのオーロイに関しては、それなりに決定的な仕事をさせずに済んだものの、ゲーム内容は完全な完敗。ボールを千葉に支配され、まったく何もできなかった。
大きな問題として、キーパーからのフィードが悪い。なんど誰も触らずに相手キーパーに渡ったり、ゴールラインを割ったりしたことか。ホスンのキックは割りと良かったはずなのだが、一回休みで調子が狂ったか。
さらに、DFラインでボール回す際にプレッシャーを掛けられ、ロングフィードでミスパス誘発。いや、あれはロングフィードというより、苦し紛れのクリアボールというべきなのかもしれない。
そして、セカンドボールが拾えない。キーパーからも、DFラインからも、ロングボールを内村が競った後のこぼれ球を拾えない。いや、そもそも、内村もボールの落下点まで行く段階で出遅れて、ボールに触ることすらできない。
守備に気を取られすぎなのか、両サイドの近藤、古田が下がりすぎ、内村が孤立し、マークに潰される。サイドで近藤がボールを持ったときにも、マーク済みの内村以外のターゲットがいない。逆サイドの古田も、砂川も下がってしまっている。ボランチもサイドバックも上がってこない。かといって、ジェフの守備が堅いせいで、両サイドからゴリゴリとドリブルで突っかけられるわけでもない。
ジェフはアバウトなロングボールを入れてもオーロイが競り勝つことができ、その落としたボールを拾えているからチャンスになる。一方、札幌の内村は、さすがに厳しいマークに付かれると、ボールを収めるのはきつい。
縦のオープンスペース、サイドチェンジ。近藤、古田が縦にドリブルできればチャンスになる。それが分かっていても、守備に追われて攻撃への切り替えが遅い。
まったく打つ手が無い。
前半終了間際のアディショナルタイム、ミドルシュートのクリアミスを再度村井に打ち込まれて撃沈。この時間帯が悪すぎ、結果的に、これでほとんど試合が決まったようなもの。
前半シュート数は14-3。ボール保持率も7:3に近いくらいじゃなかっただろうか。
後半もまったくペースは変わらず。
2点目、タオルふきふきボールをマークミリガンがロングスロー。オーロイをも越えて伸びたボールをホスンが叩いた先は竹内の頭。弾んだボールはポストに跳ね返って山下の身体にあたり、ゴール。オウン臭いが、公式記録は竹内のゴール。
横野が入ってから、内村がサイドに流れてボールをキープできるようになったが、いかんせん、体力切れでどうしようもなさが目立った。このプレーが前半から近藤、古田に出来れば変わったはずなのだが、守備に気を取られて下がりすぎたたことと、攻め急いでしまったせいで内村が前線で孤立、セカンドボール拾えない状況を招いた。
最後には、ジェフは藤田おじさんまで投入の大盤振る舞い。最後まで一方的な試合で終了。
最終的なシュート数26-5。よく2点で済んだものだ。
相手のプレッシャーが強くて、的確な判断が出来なかった。それが最大の敗因なのかもしれない。しかし、技術も体力も何もかもが足りない。それが見えた試合だった。
J2中位には勝てても、J1を狙うチームには勝てない。今年のコンサドーレの立場はそのレベルだということだ。
じゃあどうすればいいのか。選手の技術力、判断力をJ1を狙えるレベルに上げる。下手な選手でもなんとか勝てる方法を考える。何度も言うようだが、5段階計画で、今何段目? そして、今やらなければならないことは何?
それにくらべて、相変わらずコンサドーレU-18は大活躍のようだ。彼らがチームの中心になるころには、J1定着を狙えるチームになっているだろうか。そのためには、大伍や征也のような選手流出を防ぐために、チームの財政状況を改善しなければならない。そのためには、勝利を重ねてサポーターを増やさなければならない。そのためにはJ1に定着できるできるだけの実力をつけなければならない。
鶏が先か、卵が先か。矛盾というか、デッドロック状態になってしまうのは、その理屈ではJ1に昇格できないという意味だ。どこかでチートしない限り、将来は無い。