映画見てからwikipediaなんかを見直して、へーそんな話だったんだといろいろ驚く。。
ロックダウンが何者かいまいちよくわからなかったのだけれど、忘れてるだけかと思ったら新キャラかよ。創造主の話とかはちゃんと理解できなかった。俺の理解力の問題なのか、映画の出来の問題なのか。みんな、ちゃんとわかったのか、っていうか、わからなくても楽しめるんだけど。
とにかく、トランスフォーマーがグリングリン動いて、ドッカンドッカン派手にやってくれれば満足な映画なので、それ以上を求めてもしょうがないか。
たとえば、金属化した恐竜化石が発掘されたのが北極になっているんだけど、どうしてそれをおかしいと思わないのか。北極なんて海の氷上なんだから、どこから流れてきたんだそれ。せめてシベリア、もっと言えば、南極にしておけば、突込みも少ないだろうに。こういうバカ話ほど、細部にこだわるべきだと思うのだけど。
ロックダウンとオプティマスの対決以外では、前半の親娘の葛藤ストーリーは退屈という意見もあるけど、悪くないんじゃないですかね。新しい主人公は以前の主人公ほどボンクラでもないし(少なくともオプティマスを修理して、光線銃をぶっ放すし)、ヒロインの娘もかわいいし。
ただ、予告編から恐竜が戦う話だと想像していたので、そこは拍子抜け。リアルな恐竜は冒頭にしか出てこなかったよ。もっと恐竜プリーズ。
恐竜型トランスフォーマーのダイナボットはロックダウンの監獄船に捕らえられていただけで、別にタイムスリップしたわけじゃなかった。新しい仲間が必要だって、四体だけかよ。もっともっと恐竜プリーズ。
それでも、ダイナボットたちのリアルな動きや、疾走するスピード感はよかった。期待以上にグリングリンでドッカンドッカンだったよ。
トリケラボットとかアンギラスボットとか(え、スピノサウルスだったの、あれ)が空に吊り上げられるのを嫌がって、ビルの壁面でまごまごする場面は可愛らしくてなごんだりもした。(いや、生死を賭けた戦闘中なんだけど)
原題のサブタイトルは「Age of Extinction」で、直訳すると「絶滅の時代」。つまり、6500万年前の恐竜絶滅が人類に対しても発動するというテーマがしっかりと現れていてわかりやすい。
一方で日本語タイトルの「ロストエイジ」になってしまうと、どうしても恐竜の方に主眼が移ってしまい、人類絶滅はどこへやらということで、人類絶滅なんてしないじゃんという過剰宣伝に見えてしまう。このタイトルはミスリードだと思う。
だって、結局、壊滅しているのは香港一都市だけじゃないか!