2012年 J1 第31節 サンフレッチェ広島 3-0 コンサドーレ札幌 @スカパー
久し振りの平日開催。都合のいいことに、この日はうちの会社の定時退社日。残業抑制のために定時退社強化期間になってしまったのをいいことに、チャイムとともにダッシュで帰宅。余裕でキックオフに間に合った。
いきなり主審がコイントスでミスって両キャプテン爆笑。和やかな雰囲気でキックオフ。
この日のコンサドーレは荒野が初先発。あれ、初だったっけというイメージ。そして、期待の前田と高柳はベンチスタート。どうせ消化試合なら先発で使ってあげればよかったのに。いや、相手サポのご機嫌取りは必要ないか。
そして今日も5バック。え、3バックじゃなくって5バック?
櫛引が出場停止から戻ってきて岩沼が左サイドバックに戻ったものの、なんと右サイドバックに古田。いや、どう見ても5バックじゃないだろうと思ったけれど、画面を見るとDFラインに綺麗に5人が並ぶ、本当の5バック。しかし、古田の守備はなかなかうまくなっていた。飛びこまないで身体をうまく使って相手を止めていた。ちょっと見直したよ。
前線では内村が良く走っていた。積極的にプレスをかけて前後左右に動いているが、周りのサポートがもう少し足りないか。ボールもワントラップまではいいのだけれど、そこからがつながらない。
そんなわけで、完全に広島ペースでボールを回される。しかし、ミドルシュートを芳賀が何度もブロックして、まともに枠に飛ばさないのはさすが。
しかし、縦パス一本に抜け出した佐藤寿人を、櫛引が後ろからひっかけてPK。意図的というよりは、自分がバランスを崩したときに足に引っかかってしまった感じなのでもったいないが、正直言って「またか」という印象。サポがまたかと思うのだから、審判団もまたかと思っているだろう。荒いんじゃなくって、下手なだけなので、なんとかこの経験を生かして成長してほしい。っていうか、また次節休みかよ、お前!
このPKを高原が横っ飛びナイスセーブ! かと思いきや、手をはじいてゴールイン。やっぱ、高原ってすごいねー。
先制点を取られても、特に試合の流れは大きく変わらず、ボールを回して攻め続ける広島に対し、時々カウンターを仕掛けてボールを失う札幌という構図。しかし、左サイドで宮澤がどんどん上がる。CBとは思えない位置取り。っていうか、4バックになったのか?
そうこうしているうちに、縦のロングパスが斜めに走り込んできた佐藤寿人にピタッと合い、河合のスライディングをあざ笑うかのような豪快なダイレクトシュートで2点目。これは敵ながら綺麗なゴール。というか、綺麗すぎるゴール。年間ベスト級じゃないか。
カウンターで獲られたというより、人数はそろっていても、スピードに間に合わなかった感じ。なんで寿人は日本代表で使われないんですかね。
後半も流れは変わらず。最後はこれまた綺麗なヘディングで3点目。
何もできずに完敗である。DF陣は怪我人だらけのうえ、攻撃では佐藤寿人の得点とコンサドーレ札幌チーム全体の得点が競っている状態ではあたりまえの結果か。
前田はともかく、大島が入って完全に攻撃の形が作れなくなった。石崎監督が大島に期待しているのは、放り込みからのチャンスメイクだと思うんだけれど、アバウトなボールを蹴り込んでも競って落としてくれるほどの力が無いので、完全に不発。ベンチメンバーを見ると、スピード系の選手がいないので、打つ手がそれしかなかったということなのかもしれない。
精一杯やった。さぼっている選手もほとんどいなかったし、勝ちたい気持ちも見えた。これ以上のプレーはできなかった。それでも完敗だった。これが最下位確定のチームと、優勝を争うチームの差である。何もかもが違い過ぎる。その差を埋めるだけの知恵もなかった。
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