ここ横浜はもうすっかり秋、夜になると虫たちの声で庭が満ち溢れるようになりました。 さて、本日アップはそんな虫たちの絵、中学生のTくんが透明水彩と色鉛筆を使い描いてくれた作品です。 画中には“かぶとむし”や“せみ”などが見えますので、こちらは夏の森の印象ですが、本人の経験と図鑑写真を参考しながら丁寧に一匹一匹描きました。
話はちょっと変わりますが、今、漆原友紀の『蟲師』を読んでます。この作品は以前テレビアニメで放映されており、オダギリジョー主演で映画化もされました(映画は見てませんが・・・)。 物語は流浪の“蟲師”であるギンコが旅の中で出会う蟲と人々のかかわり、怪異を綴ったもので、派手さはありませんが、読後は民話や伝承を読んだ後のような不思議な感覚です。人と動植物との共生なども考えさせられます。 この蟲はいわゆる昆虫とはちょっと異なり、“生命の原生体”として描かれ、どちらかと言うと妖怪や精霊などに近いようなものですが、たまたまムシがつながったのでご紹介します。