アトリエのこども教室、音楽を聴いてイメージを絵にする課題、今日は小学校高学年生の描いた作品から何点かをご紹介。今回聴いた音楽はホルストの組曲『惑星』から“火星”です。
上のアップはH・Nくん、城でしょうか?工場でしょうか?不気味な骸骨のある建築物を描きました。 ホルストの“火星”は『戦いの神』をテーマとした音楽です、そんな曲にぴったりの存在感のある絵になりました。
T・Nくんは一番先にイメージがまとまりました。 海面からほうり上げられるほどの激しい嵐の海を進む船。 木造の船体のきしむ音が聞こえて来そうです。
こちらはMAさんの作品、暗い洞窟の中をさまよい進んでやっと宝の在りかへ。 やはり暗く長く続く曲のイメージを上手に絵にしました。
どの作品も曲のもつ印象がよく出せていますね。 ただ、選曲の関係からか、高学年生だからか、幼稚園生などと違ってどの作品も具象的な絵画作品になりました。 次回はもっと抽象的な曲を選び、物語性ではなく、純粋に“音”のもつ表情を読み取るような課題もやってみたいと思います。