現在学校は春休み中、生徒さんたちにとっては嬉しい楽しい春休みですが、非常勤講師を受け持っている立場としては、この期間を有効に使って来季のカリキュラムや課題を考えたりせねばなりません。
そのひとつとして、色彩の練習課題としてよく制作する “ 積み木の立体 ” 課題の作品例をまとめて作ってみました。 この課題は以前にも描いており、このブログにも載せたように思いますが、今回はより様々なバーションで検証 ・・・ まずは、

『 無彩色の立方体 』 色みの無い、白、黒、グレーの階調のみで描きました。
この積み木の課題は色彩を使って立体感を的確に表現することが目的です。 そこでまずは “ 色相 ( 色み ) ” “ 彩度 ( 鮮やかさ ) ” に惑わされない、 無彩色の“ 明度 ( 明暗 ) ” だけで立方体を描きました。
大きな三面の明度を統一させることはもちろんですが、手前の立体に明暗の対比の強いものが来るようにするとより効果的です。

その応用で無彩色に1色だけ色みを加えた立体です。 色みが加わっても、明暗を崩さなければ、立体感を失うことはありません。 また、厳密には “ 彩度 ” についても考えて欲しい課題で、立体の手前はやや色みの配合量を多くして彩度を強くした配色にするとより立体感は強調されます。
この課題、私は無彩色に “ コバルトブルー ” を加えてしまったのですが、他の色の方が上の無彩色課題と差がはっきりしたように思います。失敗、失敗。

3つめは色彩を自由としました。 しかし、明度はそのままになるように、 立体の上面には白を混色して明るくした色を、左側面にはグレーを混色、右側面は黒を混色した色を配置しています。
( つづく )
そのひとつとして、色彩の練習課題としてよく制作する “ 積み木の立体 ” 課題の作品例をまとめて作ってみました。 この課題は以前にも描いており、このブログにも載せたように思いますが、今回はより様々なバーションで検証 ・・・ まずは、

『 無彩色の立方体 』 色みの無い、白、黒、グレーの階調のみで描きました。
この積み木の課題は色彩を使って立体感を的確に表現することが目的です。 そこでまずは “ 色相 ( 色み ) ” “ 彩度 ( 鮮やかさ ) ” に惑わされない、 無彩色の“ 明度 ( 明暗 ) ” だけで立方体を描きました。
大きな三面の明度を統一させることはもちろんですが、手前の立体に明暗の対比の強いものが来るようにするとより効果的です。

その応用で無彩色に1色だけ色みを加えた立体です。 色みが加わっても、明暗を崩さなければ、立体感を失うことはありません。 また、厳密には “ 彩度 ” についても考えて欲しい課題で、立体の手前はやや色みの配合量を多くして彩度を強くした配色にするとより立体感は強調されます。
この課題、私は無彩色に “ コバルトブルー ” を加えてしまったのですが、他の色の方が上の無彩色課題と差がはっきりしたように思います。失敗、失敗。

3つめは色彩を自由としました。 しかし、明度はそのままになるように、 立体の上面には白を混色して明るくした色を、左側面にはグレーを混色、右側面は黒を混色した色を配置しています。
( つづく )