かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

節分の面つくり

2019-02-03 06:58:56 | アトリエ
本日は節分です。 この日に合わせてこども教室では 『 鬼の面 』 作り。
すこし時間に余裕があった Y U くんと Y N ちゃんは古典的な “ 張り子 ” 技法で面を作ることに。
まとめて一気のご紹介となってしまいますが、本当は3週間、他の課題と合わせてじっくり制作しました。

   

デザインを決めたら、まずは粘土で “ 型 ” を作るところから。
顔の大きさに合わせて、レリーフ状に粘土を盛り上げて作ります。



おお、形になって来ました。
形が出来たら1週間、寝かせて乾かします。




乾いた “ 型 ” にラップを貼ります。 
次の新聞紙や和紙が粘土に直接くっついて剥がれなくなってしまうのを防ぐためです。

   

その上からちぎった新聞紙を貼りつけます。
はじめは水だけで ( これも後で外れやすくするためです ) 、二重目からはノリで貼ります。



新聞紙を何重かに貼ったら次は和紙です。
和紙だけでもできますが、安く強度をあげる為、新聞紙も使っています。
できるだけ厚く貼った方が丈夫にできますが、厚くなるとどうしてもはじめの “ 型 ” の
凹凸は再現しづらくなりますね。



全面に貼り終わりました。 また1週間乾燥です。


   

カチカチに乾いた和紙を “ 型 ” から外したところです。

   

はみ出した新聞紙や和紙を切って形を整え、さらに目や口を開けて行きます。
カッターを使いましたが、立体でしかも厚みがあるので慎重に。怪我をしないように。

   

彩色です。 自由にアクリル絵具で塗りました。
ただしあまり厚く塗りすぎると、乾いた時にひび割れが生じます。
平面作品より起こりやすいので注意しましょう。

   

最後に側面に穴を開けてゴムひもを通しました。
裏側の様子がよくわかりますね。

   

完成 ~ !!



遊んでもよし、 “ 魔除け ” として飾ってもよし。
また、 “ 型 ” があるので、何個か同じ物を作ることもできますよ。

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