かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

積み木づくし ②

2014-04-04 04:45:15 | 高等学校
色彩のレッスンとしての 『 積み木の色彩構成 』 課題。
昨日の無彩色を中心とした彩色ですと立体感は出しやすいものの、どうしても色が鈍くなってしまいます。
そこで、今日は彩度をできるだけ落とさないようにした実験。



まずは無彩色を混ぜない純色の面を作ってみました。 純色面の明度を揃えるようにすると立体感は崩れません。 この作品では左側面に純色を持ってきていますが、明度さえ気をつければ他の面でも大丈夫です。



次はカラーのグラデーションで。
純色 ( 各色相の中でもっとも鮮やかな色 ) にもそれぞれ明度の差があります。ですから無理に白、黒を混ぜなくても十分に立体感は出せるはず。 今回は黄から赤紫くらいまでの暖色系で描いてみました。
絵具の混色による彩度の低下はあるものの、色みは活かせているのでは。



さらに色を揃えず、様々な色相のできるだけ純色に近い色で鮮やかな立体。
しかし、これは生徒さんが持っている絵具の基本セットには含まれていない色も使ってしまっています。 ですから、生徒さんはやはり若干は混色して色を作りださなければなりませんね。
( つづく )
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積み木づくし ①

2014-04-03 05:34:08 | 高等学校
現在学校は春休み中、生徒さんたちにとっては嬉しい楽しい春休みですが、非常勤講師を受け持っている立場としては、この期間を有効に使って来季のカリキュラムや課題を考えたりせねばなりません。
そのひとつとして、色彩の練習課題としてよく制作する “ 積み木の立体 ” 課題の作品例をまとめて作ってみました。 この課題は以前にも描いており、このブログにも載せたように思いますが、今回はより様々なバーションで検証 ・・・ まずは、



『 無彩色の立方体 』 色みの無い、白、黒、グレーの階調のみで描きました。 
この積み木の課題は色彩を使って立体感を的確に表現することが目的です。 そこでまずは “ 色相 ( 色み ) ” “ 彩度 ( 鮮やかさ ) ” に惑わされない、 無彩色の“ 明度 ( 明暗 ) ” だけで立方体を描きました。
大きな三面の明度を統一させることはもちろんですが、手前の立体に明暗の対比の強いものが来るようにするとより効果的です。



その応用で無彩色に1色だけ色みを加えた立体です。 色みが加わっても、明暗を崩さなければ、立体感を失うことはありません。 また、厳密には “ 彩度 ” についても考えて欲しい課題で、立体の手前はやや色みの配合量を多くして彩度を強くした配色にするとより立体感は強調されます。
この課題、私は無彩色に “ コバルトブルー ” を加えてしまったのですが、他の色の方が上の無彩色課題と差がはっきりしたように思います。失敗、失敗。



3つめは色彩を自由としました。 しかし、明度はそのままになるように、 立体の上面には白を混色して明るくした色を、左側面にはグレーを混色、右側面は黒を混色した色を配置しています。
( つづく )
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小鳩豆楽

2014-04-02 04:19:38 | その他
鎌倉のおみやげに頂きました。



豊島屋さんの 『 小鳩豆楽 ( こばとまめらく ) 』 コロコロととてもかわいいラクガンです。
豊島屋さんと言えば 『 鳩サブレー 』 が鎌倉名物として有名ですね。 鳩サブレーはビスケット風な洋菓子に近い味ですが、豊島屋さんは和菓子店、他にも鎌倉にちなんだ和菓子や季節の和菓子が色々あるそうです。

鎌倉は今、桜が綺麗でしょうね。 近いのになかなか出られません。
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