おはようございます。12月6日、日曜日です。広島は晴れ、すこし時間を遅くして散歩に出かけ、日向を選んで散歩し、着ぶくれのためか、散歩だけで汗をかきました。帰宅後、下着を着直すほどです。冬場は動けば暖かくなるってこと、、、。PC前に座っているだけでは、カロリーは消費しないということか、、、。
さて、今週の言い訳です。
特に12月3日木曜日の動きについて。
この日は、103.671円まで下押しした日ですが、それまでにも104.0円狙いの動きがあった日です。
水曜日のADP雇用統計結果が悪かったことを受けて、下押し傾向が鮮明となり、翌日木曜日には、新規失業保険申請件数などが予想よりも改善となっていましたが、これらは無視して、相場は押し下げていっています。ADP雇用統計傾向は、金曜日の雇用統計の傾向に影響を与える傾向がありますから、ADP雇用統計が出た結果、金曜日の雇用統計は悪いだろうという予想があって、これで、相場は押し込まれていたようです。
新規失業保険申請件数などは、改善傾向にはありますが、改善度合いは、以前よりも小さくなりつつあり、また、新型コロナの感染拡大中ですから、今後、新規失業保険申請件数が増加してくるのではないかという懸念も生じてきたようです。
更に、議会による追加支援策については、支援策の多くが今月末で打ち切りとなるようで、実業界からは、「早く追加の支援策を実行してほしい」という切実な声が政権や議会関係者へ届いているようです。
ようやく5日になって、超党派議員による追加支援策案が出るようになり、これを基に、民主共和両党は議論を重ねていくこととし、7日中には合意に持っていきたいとする声も出てきています。
どこかで、この声を捉えた機関投資家は、5日金曜日の相場では、東京タイムから、雇用統計は悪くても、追加支援策が出てきて、相場を下支えするようになるという期待が膨らみ、5日の下押しは限定的なものとなって、ドル円の下値は切り上がってきています。
雇用統計が出て、お決まりのような動き方、上下に振れる動きをしましたが、時間経過とともに、NYタイムでも相場は上昇傾向となってきています。そして5日NY大引けでは、104円台を回復しています。
この日のNYタイムでは、前述のように、議会関係者の話などが伝わり、追加支援策への期待が市場に出てきたようです。この期待が裏切られると、相場はまたより深く下落していくことになりそうですが、12月末で切れる支援策がありますので、これらを含めての追加の支援策の成立が急務となってきたようです。
そうなると、これからの動きでは、上値としては、12月2日高値、104.751円を目指すようになり、ここを上抜けできるかどうかをチェックすることとなりそうです。104.751円付近では、売買攻防があると思われますが、上抜けできれば、104.8円にあるストップロスを巻き込んで反発上昇できると思われ、そうなると、105円を目指す動きへとつながってきそうです。
逆に、何か悪材料が出てきて、相場が下振れし始めると、12月3日安値103.671円を割り込む動きとなり、103円割れを伺う動きへとつながってきそうです。
この上値下値をポイントとしてマークしておき、抜けていった方へ順張りすることで、7日からの週では稼げるのかもしれません。
持ち高調整があっても、金曜日に相場が上昇しているという事も、この期待を高めてくれそうです。どちらかと言えば、上方面と考えていた方が良いのかもしれません。
欧州へ目を向けると、ブレグジットで合意成立という情報はまだありません。交渉は再開するようです。サプライズが大きいのはどちらかと言えば、「合意成立」なのかもしれません。英国は「合意なき離脱」も視野に入れて強気で交渉に臨んでいるようですから、こうなっても市場へのショックはもう少なくなっているのかもしれません。今月末が離脱交渉の期限となっているようで、EU英国双方とも、「なんとかしたい」という思いはあるのかもしれません。本日も交渉を行うとか。漁業権に関する項目が特に合意は難しいようです。
ポンドは、ドルや円に対しても強い通貨となっています。何がこんなに買われる根拠なのか、、。ユーロも強く、ECB関係者にとっては、頭痛の種です。インフレ傾向にもっていこうとしても、ユーロが強いとその傾向にすら持っていけないようです。今は、ドルが売られているという事での説明でなんとなく相場の理解を得ようとしているのかもしれません。
米国では、株式市場は史上最高値を更新するなど、取引は活況を呈していますが、これも市場に余りある資金が株式市場へ入ってきているためで、会社業績が、そんなに回復していない中での結果になっていると思われます。
そうなると、素人目に見ても、株式市場は株高で、「そろそろ危ないか」などと思うようにもなりますが、一般大衆投資家がそう思っている段階では、機関投資家はまだ相場を持ち上げてくると思われます。
このような株式市場の動向の中で、ドル円が、今はドルが売られて他の通貨が買われているという状況になっていると思われます。ドルの買戻しがいつ始まるのか、何がその契機となるのか、を考えています。
しかし、米国の民主党政権は、どちらかというと、ドル安政策をとってくる傾向にあるようです。これが今回のバイデン政権でも鮮明になってくると、ドル円は100円割れを試すようになってくると思われます。
その前に、一旦、相場を持ち上げに来て、上がってからその後に下振れさせてくるというシナリオを描いているのではないかという想定を小生はしているところで、この判断はまだ変更していません。
12月3日安値を底として、今回は反発傾向を作るのかもしれない、そうなると、上値としては、最大107円付近、少なくても105.5~106.0円付近まではもう一度値を戻してくると想定しているところです。
1989年4月に、竹下内閣で消費税が導入されて以来、消費税が変更され上昇した場合、消費税UP実施後、その1年から1年半後頃には、ドル円は山をつけています。今回は昨年10月に消費税が変更されUPしていますので、この後、10月以降での山が戻り高値になり、その後ドル円相場は下落傾向を作り出すという見方を行っているところです。
今年10月以降の高値は、10月7日の106.107円です。ここまでなのか、それとも、ここを目指して上抜きチャレンジが出てきて、高値を形成してから、相場の転換が起きてくるという見方です。
株価連動をしてくると、株価上昇途中で連動してくれば、ドル買いが起きてきそうですが、この場合、利回り上昇もついてくるかどうかがポイントとなってきそうです。今のところは少しづつですが利回りは上昇傾向になってきています。利回りが1%を超えてくるようになれば、ドル買い傾向がさらに出てくるのかもしれません。
今週から来週にかけての相場の動きで、年内の大方の取引は終わりそうです。海外勢はクリスマス休暇入りをしてきます。そうなると、短期の投機筋は、狭い範囲で相場を上下に振ってくるようになると思われます。「吹き上げ相場」を作った後、ドル円は下振れさせてくると思われ、年末年始相場は要注意の時期となってきそうです。
実は別のシナリオも持ってはいます。ドル円はこのまま、低位レベルで推移しながら、2月頃まで進行し、その後、ようやく反発できるようになるのではないか、というものですが、これには、新型コロナのワクチンの接種状況や、米国での追加の支援策なども決まり、そして、ブレグジット問題もひょっとすると決着しているかもしれないと思うと、ここまでは長くは引っ張らないかと推察したり、、、。
明日からの相場では、11時金曜日がMSQとなります。その前の9日水曜日頃から相場は先物主導で動き、波乱含みになってくる恐れはありそうです。要注意の週のような気がしています。
気温があまり上昇しませんが、陽射しがある中で、昨日使用した釣り具を水洗いし、次回への準備の入りたいと思います。
明日への英気を養いたいと思います。今週も訪問いただきありがとうございました。合掌