おはようございます。1月12日水曜日です。広島は晴れ、昨夜少し雪が降っているようです。冷えた屋根を中心にその痕跡があります。県北地方では、積雪量も大きい様子。今年の冬は雪に縁が強いのかもしれません。その分、海の潮も温度が下がると思われ、魚の活性も下がってきそうです。釣行予定を考えつつあった小生に、その計画断念を迫っているような気がしています。
さて、相場です。昨夜のNY市場では、株価は、3市場とも上昇して引けているようです。前日の下げを行きすぎとみた買い戻しが出てきていると思われます。昨夜のパウエル議長の次期議長就任承認のための公聴会での発言は、議長発言は想定内のもので、市場は安心したようです。議長は、今後出てくる経済指標次第でもあることは申し添えているようです。
さらに、最近、多くの地区連銀総裁が発言しており、3月利上げ開始や、この利上げ後早いうちにバランスシートの縮小開始を唱えるものも出てきています。
最近注目されているのが、2022年のFOMCメンバー構成です。ハト派が投票権を失い、タカ派が投票権を獲得したという論評が多くなっています。
特に地区連銀総裁の投票権の立場の変化がこれに出てきているようです。
FOMCのかじ取りの変化は、市場へその対応を求めるようになってきています。
大手投資会社も、最近、今年の利上げは3回という見解を公表し、投資家へ、その説明を行い始めているようです。また、金利先物取引市場では、3回の利上げはすでに織り込んでおり、その確率は90%としています。この回数もさらに増えるのではないかと推察されるようになっています。
債券市場も保有債券の調整に入ってきたようで、保有債券の売却と新規購入で、売却が勝っているのか、利回りは上昇傾向となってきています。
保守的で懐疑的な債券ディーラーが動き始めると、事態の変化は拍車がかかってくると思われます。要注意です。
米国債のみならず、各国政府発行の国債や、民間会社発行の社債などまで、広くその影響は出てきますから、これからの資金の動きにはさらに要注意になってきそうです。
昨夜のドル円の動きでは、マークしていた115.459円を上抜き、115.680円まで伸びてきています。目先的な動きではありますが、ひとまず下振れは開始してきたように思われます。
昨日高値を付けた後の押しで、115.261円まで届いていますが、月、火曜日の安値を割り込まなかったことで、相場は下降から上昇へと開示を切ってきたかもしれません。
しかし、まだ115円割れの下振れの注意は欠かせないと思われます。
反発開始であれば、116円台回復を狙う動きとなると想定しているところです。
下振れでは、昨日も書いていますが、まずは10日安値突きに来る可能性は残っていると思われます。ここで下値支持ができれば、反発開始の動きも出やすくなると思われますが、割り込むようになると、114円台の取引になってくると思われます。
本日から、米中のCPIやPPIが出てきます。また、本日はベージュブックが出てきます。これは今月開催のFOMCで協議する中身となっています。最近の地区連銀総裁の発言もこのベージュブックにの内容に沿ったものになっていると思われます。間もなくFRB関係者には、FOMC前の発言禁止期間に入ります。
13日には、ブレイナート次期副議長承認の公聴会があります。ハト派といわれるブレイナードさんの発言も注目されます。これまで通りのスタンスを通すのか、現下の情勢を鑑み、路線変更を受け入れるのか、注目されます。
14日には、米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数が出てきます。
これらの状況を観ながら、本日以降の動きをしてくると思われます。
このような中で、気がかりな点は、純粋に相場の動きだけで判断すると、特に4時間足で、BB-2σがまだ下降拡大をしつつあり、現在のその位置は、115.034円となっています。1月10日安値が115.042円ですから、これを割る位置まで下がってきている点。
4時間足で判断すると、115.00円突きに来ることが相当予想されるようになっていると思われます。ここで止まればヨシかもしれませんが、為替情報によると、本日のNYカットは、上から、115.50円、113.50円、113.10円にあるようです。明日明後日になると、115.50円、114.90円、113.45円、113.35円の設定になっているようです。
これらからは、まだ下ブレさせておきたいと考えている機関投資家が多いことを物語っていると思われます。
本日のシグナルは、「コスモス」は「売り」、「桜」も「売り」、「ひまわり」は「買い」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、115.483円超、「売り」は、115.483円以下、「買い」は、115.198円以下となっています。
FPVは、115.358円、R1は、115.607円、S1は、115.037円となっています。
9時を回りました。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 13時03分です。ドル円は方向感がなくなりつつあるような感じ。ペナント形成中かもしれません。下値は切り上がり、上値は下がってきている感じ。午前中に中国のCPIとPPIが出ていますが、これらは予想を少し下回った様子。そして、今夜米国のCPIが出てきます。予想では、CPIコア(前年同月比)では、さらに伸びてくるというものになっています。米国PPIは明日出てきます。このPPIコアも予想では前年同月比では、CPIコア同様にさらに伸びてくるとみられているようです。さて、結果はどう出てきますか。
これらを一つ一つ確認してから動くつもりとも思われます。相場の動きに勢いは出てきていません。様子見気分もあると思われます。
このような状況ですから、本日は新たな玉の保有はありません。