読者の皆様
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
早速相場ですが、昨年末のドル円相場の終値は、115.019円と115円台をキープしています。
年末相場は、取引参加者が少なく、上値の重い展開になったと思われます。動きも緩慢なものとなり、値幅も少なくなっています。
今週は、明日から出てくる経済指標結果を観ながら、動く相場になるのかもしれません。
ドルの方向としては、利回り上昇期待から、その傾向を維持していると思われますので、ロングポジション構築の動きが出てくるようになると推察しているところです。
今週出てくる経済指標は、明日4日、ISM製造業景況指数とJOLT労働調査結果が出てきます。5日になると、ADP雇用統計と前回FOMC議事要旨、6日には、ISM非製造業景況指数、7日には雇用統計が出てきます。FOMC関係者の発言機会は、6日のブラード総裁のものが注目されているようです。これらの経済指標の他にも、PMI改定値も出てきます。
どれも、1月25,26日のFOMCを占ううえで重要な項目になっていると思われます。
予想では、前月よりも数値は少し下がるものがありますが、致命的に悪いというものはないようですから、今週データを先食いしてロングポジ構築に来る投資家も出てくるかもしれません。その場合は、少し大きめに相場が動いてくる可能性があるかもしれません。
もう少し慎重に考えるようであれば、今週のこれらの項目をすべて確認してから動くということも選択肢にあるかもしれませんので、そうなった場合は、相場が動くのは来週10日からになるのかもしれません。
債券ディーラーは、昨年末に、期間の長い債券の持ち高調整をしてきていると思われ、これからは、2022年の利上げスケジュールを考えながらの取り組みになってくると思われます。
市場は部門別に、FOMCへの反応が異なり、特に債券市場は、その保守性・慎重性ゆえに、自分たちのスタンスを変えるということには、なかなかならないようです。まだFOMCの判断よりも自分たちの見通しの方が正しいと思っている節もあります。
FF金利先物市場では、すでに2022年に3回の利上げを織り込み済みになっているようだし、、、という具合。
債券市場が2022年3回利上げを織り込むようになると、債券利回りの上昇がさらに進んでくるようになると思われます。
昨年末の米国債10年物利回りは、1.5120%となっています。
現在の相場では、一つには巷で金余り状態になっていることもあり、これでは金利が上がってこないという状況になっているのも事実。
この対策として、量的緩和の縮小に動いてきているということも素人から見ても理解できます。さらにこの終焉を6月から3月へ繰り上げようとしていますね。相当金余り状態になっていると思われます。まだ利上げという金融引き締めとはなっていません。
今想定されているのは、1回目の利上げは6月という見方から3月に繰り上がるのではないかという点。次回のFOMCでは 、この点も協議されるのではないかということが市場関係者の間で出てきています。
それを図るのが、明日から出てくる各種経済指標類の結果と思われます。
特にこれからの指標で注目されるものはインフレ関連と思われます。消費者物価、生産者物価などがそれにあたると思われますが、この項目は12,13日に出てきます。
本日7時の寄付きは、115.036円となっています。そして、その後は、上へ伸び始めてきた感があります。しかし、値動きを見ると、アルゴリズム取引になっているようなことも感じます。よほどのことがないと、115.20円ブレイクアウトはないのかもしれません。
本邦の株式市場はまだ休みですから、本日の東京タイムでは、方向感もなく、動きようがないのかもしれません。そうなると、相場が動き出すのは、欧米タイムになってからということも想定できそうですが、本日はロンドン市場はお休みですから、欧州タイムでも動きは少ないと思われます。ならばNYタイムになると、、、と考えますが、家族の子供の学校が始まるまでは、休暇中というディーラーも多いようですから、取引参加者は少なく、相場の動きは少ないのかもしれません。
それでも、3日のNYカットが114.73円、113.25円に設定はあるようですから、下振れさせようとするディーラーの存在もありそうです。
また、本日のストップロスは、116.00円買い、115.20円買い、となっています。
本日のシグナルは、「コスモス」は「買い」、「桜」は「売り」、「ひまわり」は「買い」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、115.108円超、「売り」は、115.108円以下、「買い」は、115.012円以下の場合となっています。
FPVは、115.073円、R1は、115.143円、S1は、114.950円となっています。
現在のドル円相場状況は、上がってはもみ合い、さらに反発して上がってはもみ合い、というような動きをしています。しかし、このような動きから、上値は重い展開が想定されるようなパターンとなっています。どちらかというと、上へ行くよりも下振れしていくパターンになりつつあるようなものとなってきたという感があります。このパターンから上昇へと変化するためには、やはり、上を伺う動きが出てこないと、、、ということになると思われます。
現下の相場は、下は115.00円、上は、115.20円の狭いレンジで動いているのかもしれません。このどちらを突破して動いてくるかチェックになると思われます。
本邦の株式市場は休場です。7時寄付きからの動きで、すでに相場は始まっています。いつもとは異なる東京タイムの始まりになっていると思われます。
本日はウォーミングアップのつもりでチャートを眺めることにしています。ブログ更新は少なくなるかもしれません。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 14時37分です。ここまでの動きで、上値は115.304円まで来ています。上下値幅は、0.275円。想定通りさほど動いていませんが、大部分は上昇値幅となっています。複数の情報で、115.30~50円では、断続的に売り注文が出てくるということのようで、ここから上へ行くのは、難儀するのかもしれません。しかし、この付近の節目は、115.500~520円と思われますので、現在の相場はここへ向かって動いていると想定してもよさそうと思われます。
テクニカルで見ると、相場に少し過熱感が出てきていると思われますが、日足や週足では、もう少し上値余裕はあるように思われますので、少なくとも、115.50円の節目を狙った動きが出てくることも想定しながらチャートを観ているところです。
取引参加者は相変わらず少なく、取引に活況さはありません。しかし、そのようなところを狙って、仕掛けてくる輩も存在しますから、要注意です。ここまでの動きを見て、115.50円近辺までくれば、保有ロングの決済をするかどうかを検討中です。まだ先高感はりそうですが、、、。為替情報での上値は、116.50円が出てきています。下値は、113.00円まで上がってきました。
追伸 21時04分です。欧州勢が下値確認に来たようです。瞬間的に115円を割り込みましたが、すぐ値を戻してきています。ここから反発できるかチェック。
現在のダウ平均先物が上昇傾向にあることから、NYタイムで、ドル買戻しが発生するかもしれません。そうなると、相場は、これから115.520円を試しに来る可能性が高くなりそうです。今日よりも、明日の方が可能性は高まりそうなんですけど、、、。明日以降出てくる経済指標次第という点もありそうだし、、、、。
というようなところですが、本日はここまで。本日も訪問いただきありがとうございます。おやすみなさい。合掌