おはようございます。1月20日木曜日です。広島は曇り、空には黒い雪雲と合間に見える青空。早朝散歩中には、みぞれが降っていました。冷え込みもありましたので、散歩をショートカットして帰宅。ゴン太君はまだ体調すぐれず、近々、また獣医さんに診察をお願いする予定。食欲はありますが、排せつがまだ軟便のままで、健常な時期のものに戻っていません。見た目にも、体重が減っているのがわかります。がんばれ、ゴン太! 1,2日ほど絶食する方法もあるようですが、これは採用には至っていません。
さて、相場です。昨夜の米国市場では、株価は、3市場ともに下げて引けているようです。特に注目するのは、ナスダックです。最高値から10%を超える下落となり、これは、不況入りへの警告となってきます。不況入りは20%割れから。
昨日も書いたように、SQ前の調整というように考えていますが、真意は神のみぞ知る、ですから、何とも決められない、、、。
今回の調整は、今週中には終了するというように考えています。来週にはFOMCがありますので、これを受けて、相場は、新たな展開に入ってくると思われます。投資家は、必要な持ち高調整は先週今週で終えると思われます。債券投資家は、利回り上昇に伴い、保有債券の処分売りと、新たな購入を行っているようです。
現在の利回りは、原油価格に連動しているようです。利回りは、まだ上昇傾向にあります。
最近出始めている企業決算では、大手金融投資会社でも、人件費の高騰が出てきており、これが収益を押し下げているとの論評も出てきています。人件費と物価の高騰がまだ止まっていないようです。
インフレ傾向が明確に出てきているようです。この変化は、12月に、パウエル議長が「インフレは一時的ではなく、少し長引く」との見解を示してから、利回り動向にも変化が現れています。
最近言われていることで、利回りは上昇してきているのに、ドル円相場がこれに相関した動きになって来ない、どうして? というようなものがあります。
インフレ傾向が、当初FRBが言ったような、「一過性のもの」であれば、利回り上昇につれて、ドル買いが起きてドル円は上昇しますが、昨年末に、前述のように、状況把握の転換を行っていますので、これは、インフレは「一過性のもの」ではなく、「長引く」という認識になったことで、ドル円は、利回り動向を離れて、動くようになってきている、というように考えられます。
長期金利は自分たちが決めると豪語した債券市場の投資家は、FRBの見解は間違っているとして、債券市場での長期利回りを自分たちで抑えるつもりで動いてきていたように思いますが、今では、もう、インフレ傾向の長期化を認識し、長期金利の上昇へ意識転換を図ってきたと思われます。
市場全体が、このように認識の転換を行ったこと、物価は上昇し、人件費も高騰、オミクロン株による感染は拡大しても、経済活動は停滞しない、というような認識も加わり、経済は拡大傾向を作り、株価も上昇してきたと思われます。
しかし、最近経済指標で、変調を出してきているものがあり、景気の転換か、と懸念が出始めてきました。こうなってくると、ドル買いは制約的なものとなり、利回り動向とは離れて動くようになってきます。
経済活動がさらに拡大していくと見れば、原油価格は高騰し、この価格は落ち着く気配はまだありません。となれば、インフレ傾向はまだ収まらない、ということになってきそうです。
この原油価格の動向が、利回り動向の方向を作ってくるようになっています。これが現実のようです。
逆に言えば、原油価格が下がり、この中で、金利が上昇してくれば、ドルの買い戻しが起きて、ドル円は上昇してくるようになると思われます。
今は、短期トレードは困難な時期と思われ、原油価格動向を見ながら、トレードすることが必要になっていると思われます。
すでに、インフレになっていると思われますので、インフレ率を上回る金利状況が必要となってきます。インフレ率がこれからさらにマークされそうです。
FRBの失敗は、MBS債権の膨大な買い入れを行ったこと。これが不動産価格の暴騰を招いたという批判があります。不動産ローンの利率は、30年物利回りに直結しています。
不動産価格の上昇は利回りの上昇をも招きました。不要な物価上昇をFRB自らが作ってしまったという批判が出てくると思われます。
FOMC後や、随時行われる講演会などでの発言で、間もなく確認できるのではないでしょうか。
FRBの良いところは、このような取り組みを行った場合、後日、必ず、評価を下し、良し悪しを判断し、結果を先々へ活かすということです。
本日の相場は、まだ上値の重い展開になると思われます。昨日の東京タイムで付けた安値をNYタイムになっても更新できていないことにも注目。
本日は木曜日、NY市場のSQ前日です。まだ波乱含みの日柄かもしれません。
本日のシグナルは、「コスモス」は「買い」、「桜」も「買い」、「ひまわり」」も「買い」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、114.553円超、「売り」は、114.553円以下、「買い」は、114.261円以下の場合となっています。
FPVは、114.435円、R1は、114.665円、S1は、114.082円となっています。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 17時54分です。欧州勢は、ドル円レベルが当日の高値圏にあればまずは押し込んで来ると思われ、今はその動きになっていると思われます。
ここまでの日通し高値と安値は、114.547円と114.023円。
もう少し上昇すると、本日PAにタッチするのですが、図ったように寸止めしています。何か意図があるように感じています。
PAを超えてくれば、114.6円付近までは上昇するとみているのですが、、、。
本日は、上にも下にも振れたように思われます。単純に考えれば、まだ方向感としては、下降の流れの中にあるような気がします。しかし、目先的なことですが、本日日通し安値を付けたときの起点は、本日の8時過ぎにつけている114.417円ですから、本日ここは上抜けてきています。目先的には、114.023円を否定してきていると考えられます。
もう一つ上の下押し起点は、19日の17時過ぎにつけた114.553円と思われます。ここはまだ上抜けできていません。もうちょっとなんですけどね。この値は本日PAと一致します。
ここに意味を見出すのは、何かを感じている証拠。まだまだ上値は重い展開と理解。SQ前の調整です。利回りも為替も関係なしに動いてくると思われます。「ガラガラポン」です。