川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

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ウィスキー嫌いの為のウィスキー談義

2009-12-03 22:19:34 | 短編集バー物語
「ウィスキー嫌いの為のウィスキー談義」


ウィスキーは飲まない。
あまり飲まない。
そんな御仁へのウィスキー四方山話集です。


通常、ウィスキーの話といえば、「通」に向けた話ですが、
芋太郎は「通」に話せるような特別な専門家でもありません。
しかし、周囲を見渡すと、意外とビール党や日本酒党(焼酎党)
がおりますが、ウィスキー党(水割り党を除く)は少数派です。
ワイン党というと女性が主流と勘違いされる今日ですが。


なぜ、今ウィスキーなのか?
追って説明します。
ついては、晩酌にそれぞれの趣味と値段にあわせたボトルを
ご用意いただき、ブログを読みながら、一日の疲れをお取り
ください。


<ウィスキー談義1>


ウィスキーはなぜ、煙くさいの。
あれがいい。
いやあれが嫌い。

ウィスキーはなぜ、海くさいの。
あの潮の香りがいい。
いや生臭そうでいやだ。

フルーティな香りがいいよ。
甘そうでいやだ。
などなど、好き嫌いが分かれる。


実は、これがウィスキーの特徴を表しています。


原因は、

1、産地によるもの。
  ウィスキー製造は自然の恵みが豊富。
  まず、水。
  各蒸留所では天然の水を利用します。水源の特徴がそのまま
  ウィスキーに反映されることが多いですね。
  仕込みの水や冷却に使用する水。
  所変われば「味」変わるの原因の一つでもあります。

2、樽が変われば「風味」も変わる。
スコッチを例に取りますが、熟成に利用する樽の過去に左右
されます。
バーボンを熟成した古樽(バーボンは新樽での熟成しか許されない)
は爽やかなバニラ味、シェリーを熟成した古樽は甘く濃厚な果実味。
  樽の特徴がそのまま味に特徴をつけました。

3、酵母の影響もありますが、これはまだの機会に。
                           (続く)

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