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ウィスキー談義3:電車中吊り広告を観て

2009-12-05 18:02:57 | 短編集バー物語
<ウィスキー談義3:電車中吊り広告を観て>


最近電車の中吊広告に「No music, No whisky」なる宣伝が
掲載されていました。
坂本さん初め有名音楽家が出ておりました。


ここで二言、ウィスキー談義をいたしましょう。


まず、「Whisky」 と「Whiskey」の違い。

「e」が入るかどうかですが、ここにもある物語があります。
スコッチの場合は、「e」なしのwhisky です。


ご承知の方が多いでしょうが、ウィスキーは「生命の水」と評され
ております。
ゲール語を語源にしております。
実は、Whisky は英語で、18世紀以降といわれ比較的新しいもの
です。


そこには、スコッチとアイリッシュとの覇権争いが反映しています。
「スコッチと一線を画するために、我々はWhiskeyという綴りを
用いる。」とアイリッシュ4大蒸留所の文章があります。
政治的な側面も多分にあったようです。



次に、話が飛びますが、音楽家たちのグラスの中身に注目。
オンザロックか、水割りと思われます。
水割りは日本風の飲み方です。(多分)

海外
でのウィスキーの飲み方は、多くがストレートです。
アルコールが強すぎる場合は、口の中で水と混ぜたりします。
実は、ウィスキーの芳醇な香りと味は、水割りにすると
かなり落ちてしまいます。


という訳で、芋太郎流としては、ストレートかオンザロック
をお勧めします。
ウィスキーを口に含み、世界旅行をする気持ちで、各蒸留所廻り
をしてみましょう。

こんな一夜の楽しみもステキではないでしょうか。
ウィスキーは英国流で試してみませんか。
ワイワイガヤガヤはビールでね。(芋太郎独断と偏見ですかね。)


ウイスキーはアイリッシュ―ケルトの名酒を訪ねて
武部 好伸
淡交社

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