長らく続いたジョウビタキ今回で最終です。多摩川にもつがいで入っているとの情報を知りました。
大分にある女房の実家で、今般の台風による被害で、納屋の土壁が崩壊したという話を聞いた。先般、お彼岸で帰省した折りには一部が崩れかけていたので、気にかかっていたところであった。丸花蜂や地蜂が住処として土壁に穴をあけるため、土壁が弱くなっていたことも原因している。今回の18号台風の風雨によって、弱かった部分が拡大し、崩落したのであろう。納屋には特に必要なモノが入っているわけではないし、何れは取り壊さなければならないと話していたところである。現在は誰も住んでいないが、納屋の崩壊が母屋まで被害を受けることになれば、問題であるため、早速、現地の状況を知人に頼んで調査してもらった。
数日後に知人から現地に足を運んで撮って頂いた写真がメールに添付され我が家に届いた。幸い母屋への被害はなく、納屋を取り囲んでいる土壁の1/5ぐらいが崩落し、一部納屋に入っていたと思われる農機具等が散乱している。母屋の勝手口に通じる場所で、そこへの通路が塞がれていた。納屋が出来てから、半世紀以上が経っていて、何度か土壁を塗り替えてはいるが、時間経過からすると既に寿命なのであろう。古い建物であり、梁や柱は太くて丈夫に見えるが、屋根瓦が重いため、そのせいか歪みが生じ、戸の開け閉めが悪かった。
母屋からの電線や、居住設備もあり、撤去する場合にも費用がかかる。このまま放置しておくとの考えもあるが、母屋は帰省時の居住場所でもあるので、母屋の崩壊を待ってから取り壊すのは相当先のこととなってしまう。自分たちが元気な内に納屋を撤去する方向で、現在、知人経由で見積もり作業に入っている。
工事の日程が決まれば、我が家からも立ち会いに行かなければならないであろう。寒くならない内にと思っているが、作業する工事業者の都合もあるので、今後調整することにしている。
実家にも台風の被害が波及するとは思っていなかったが、住居に人が住まなくなると、前兆現象を捉えることが出来なくなり、今回のような崩壊へと繋がることもある。建物がある集落は、御多分に漏れず、過疎化が進み、高齢者の密度が高くなっている。住人が高齢化していることは、居住空間も同様に古くなっているため、日頃のメンテナンスも決して行き届いている家屋ばかりではない。他人に頼るわけではないが、集落上げての家屋調査など何らかの公的な支援も必要になってきたと感じている。