マガモも忙しい。多く飛来したかも類で。まるで交通整理のようです。
関節炎で、原因ははっきりしていないが、自己免疫の異常やウイルスなどの微生物による感染で発症し、関節を形成している滑膜が炎症し、軟骨や骨の組織が破壊される。女性ホルモンにも関係し、女性の患者が圧倒的に多い。高齢者だけの被患ではなく、年齢を問わない。
実弟と最近酒席で同席し、その話になった。手の強バリがあり、関節が腫れて、炎症を起こしていると言っていた。進行がすすむと最終的には硬直し、関節が変形するので、気を付けないとならないと心配していた。運転ボランティアで何度か送迎をしたことがある制度利用者の中にリューマチの方がいる。全身に病状が広がり、手術を何回も受け、かろうじて自活をしている女性であるが、1級の身体障害者手帳を持っていて、生活の殆どは介助者無くては出来ない状態である。最近ご主人は脳梗塞で倒れ、入院中で、ご主人の見舞いもままならないと嘆いておられた。
小学校時代の同級生が若年性のリュウマチにかかり、二十歳を超えた頃になくなった。中学、高校はバスケットの選手であり、活発な女性であった。高校を卒業し、新宿のデパートで受付嬢をするような器量がよい娘であったが、ご家族の話だと、お客の対応する環境で、空調が効きすぎ、長時間いることに原因があったような話であった。リュウマチ発症で厚木の山奥に入ったところにある七沢温泉病院に入院していた。何度か見舞いに行ったが、訪ねる度に症状が悪化し、肩、肘、股関節を総て人工関節に変えたといっていた。温泉病院でのリハビリは効果がなかったようで、持参した書籍はもう読むことが出来なくなったといって返却され、理由を尋ねるとページをめくることが出来なくなったようであった。思い出すと辛くなる出来事であった。
身の回りには難病で苦しむ方が多くなってきた。リューマチもその一つで、外観に現れるため、また、痛みを伴うため、端から見るとつらそうに見える。自己免疫の異常は、悪性腫瘍でも同様で、年賀状の喪中通知には、病状は記入されていなくても、薄々は判っていた方がいざ亡くなると、残念でならない。大学病院や多くの研究機関で難病の治療に力を注がれていると思うが、画期的な研究成果が、一日も早く適用され、難病で苦しむ方の命を救い、また、治癒することになればと願う今日この頃である。今日も喪中の家族へお悔やみに行こうと思っている。