鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

カメラの視度調整

2014年11月19日 00時00分01秒 | マニュアル

 自分の裸眼やメガネをかけたままファインダーを覗くときに便利な機能が視度調整付きカメラである。デジタル一眼レフカメラを使っているが、ファインダーを見やすくするために裸眼の状態で、ファインダーから見える被写体を確認できるため、大変便利な機能である。つまり、視力に応じて、ファインダーの視度調整が出来るのである。ファインダーを覗きながら視度調整ダイヤルを少しずつ回し、AF(オートフォーカス)ターゲットがはっきり見えれば調整完了である。

 自分はマニュアルで撮影することが多く、望遠レンズを使っているため、定期的に視度調整が必要になる。ファインダーを見たときに正しくピントが結像していれば問題ないが、カメラの構造上AFでピントを合わせて、マニュアルに切り替えたときにマニュアルでピントが合わない場合や、逆に、AFでのピント合わせが苦手な被写体の時はマニュアルでピントを合わせることになる。

 AFでピントが合わない被写体は、コントラストがはっきりしない被写体、画面中央に極端に明るい反射光がある場合、ブラインドなどの連続パターン、遠方のモノと近いモノとが混在する場合、動きが速いモノ、被写体がAFターゲット内にない場合等である。このような場合は被写体の近くにある別のモノにピントを合わせてシャッターを半押ししたまま撮りたい被写体にカメラを移してシャッターを切れば撮影可能となるが、野鳥の場合では被写体の近くに、ピントを合わせるモノがない場合が多いため、マニアルで撮ることになる。

 また、ブッシュなどの中にいる野鳥の撮影では、AFターゲットを最小にしていても、周りのターゲットにフォーカスが引っ張られ、撮りたいターゲットを発見できないで、ピント合わせの動作を繰り返すため、ピント合わせに時間がかかり、被写体は逃げてしまう。

 マニュアルにして、被写体の移動に合わせ、ピントを手動で合わせるが、動体予測は未だ研究段階であるため、AFでの動体に合わせたピント合わせは困難である。そもそも野鳥がどの方向に移動するかの判断は不可能に近く、画角が狭い望遠レンズでの動体予測は標準レンズに比べ一層困難と思われる。

 AFでピントが合わない場合にはカメラ自体に問題がある場合と交換レンズの性質で、ピントがどの場所で一番合うのかを知る必要がある。カメラマンは前ピンとか後ピンなどといっている。ピントが合わないとせっかくのシャッターチャンスを不意にしてしまう。