鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

河川敷のバーベキュー

2016年06月13日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 日曜日の然るTV番組で千葉県の運動公園でのバーベキューについて問題が浮上しているとのことで、禁止の措置が出されるようである。原因は一言でいえばマナー違反である。騒ぐ、後始末でのごみの放置、焼き肉のにおいが近隣住民の生活環境を害している。路上は駐車禁止にもかかわらず、駐車違反が常態化している等、深刻化しているという。

 

 多摩川での同様な問題が発生して2~3年経過しているが、対岸の狛江市は、河川敷でのバーベキュー等を禁止した。川崎市側では、禁止していないため、引き続き問題も散見しているが、禁止までには至っていない。狛江市と異なる点の一つに、駐車スペースがないことが幸いしているのか、それとも後始末が徹底できているのか分からないが、大問題にはなっていない。一時は近隣住民用のゴミ集積地があふれるほどになり、問題が浮上したが、終息したようである。

 

 公共の場所を常駐することの問題はどこでもあるし、近隣住民とのいざこざはあるが、そこには常識があり、迷惑をかけないとの自制が必要である。入場制限や、一定の料金を徴収するなどの措置は考えられているが、実現していないのは、制限することによるマイナスのイメージがあるのかもしれない。

 

 マナーというのの判断も難しい。取り締まりを行うことによる規制はないに越したことはないが、ルールを無視するグループが複数あれば、それを見過ごすことによるエスカレートは抑えようがなくなる。最近は業者がインターネット上で、設備のレンタルやごみの処理を一括して販売し、商売の一つとして行っているようであるが、公共施設の利用については制限を設けることなく、だれもが楽しく利用すべきであり、場所を確保することや、商売に利用するのであれば、他の人とのいさかいを起こさない範囲での使用が妥当であろう。

 

 人が集中することによって発生するさまざまのことの一つに、トイレの問題がある。ゴミは持ち帰ればよいのであるが、量販店で価格の安い使い捨てコンロやテーブルが放置され、または近隣のゴミ集積地に乱雑に捨てられれば、地域住民も黙ってはいられない。トイレの設備はさほど充実しているわけではない。多くの人が集まる場所ではそもそもないからである。手軽に利用できるメリットと、そのことで発生する多くも問題は、行政も手をこまねいていることは許されない。何を優先するか、やはり一定のルール付けは必要であろう。問題発生を最小限にするためにも、使用料金を取る、入場制限なども考慮すべきかもしれない。