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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

市民アカデミー16前期第8回

2016年06月25日 00時00分01秒 | 日記

平成28年6月24日

  NHKスペシャル人体・遺伝子DNA、第2回、日本人ルーツを探れの講義であった。曇り空の一日であったが、会場は受講生で満席で70名弱である。受講生の何人かは顔見知りとなっているが、講義中は、当然ながらお互い私語を発することはない。自分も含め、講義を楽しんでいるようであるが、時折、寝息も聞かれる。若い時と違って、年齢を経ると集中力も持続しないのかもしれない。

 

 講義の前には事務局のボランティアから、後期に企画した講座が、現在、パンフレット印刷中で、7月の上旬には配布できる運びとなった旨が伝えられた。後期は10月からである。その間にいくつか特別講義が計画されている。高齢者は学習熱心な半面、日々の時間管理には自分の気に入ったコースを受講することで、生活のサイクルをまわす意味があると思っているが、果たしてそうなのか、未だ誰にも聞いたことはない。時間がたっぷりある生活は、時として怠惰の誘惑にかられるが、それに浸かるも良し、自らを律することも良しで、生活パターンに変化を求める。講座の受講は年齢を問わず、雑念を消去できるメリットがあるようである。

 

 さて、林講師から、前回の講義内容が少し学問的になりすぎ、反省を込めて、人体の人類発生からのミクロ的な視点と、人体を構成する遺伝子についての説明がなされた。意外に知らない世界で、人体を構成する細胞が、60兆個あり、その遺伝子は比較的少なく2万個ほどであるとのことであった。遺伝子の役割は人体に必要なたんぱく質を作り、生態を維持しているのであるが、1個の遺伝子には、物理量として1.7mのながさがある。

 

 最近になって遺伝子の解読が進み、たんぱく質を作り出すものとは、4つの要素で、ATGCによる配列となっていて、生物の違いを示すもので、それの違いによって、人のルーツも分かるようになってきている。今回の説明で、細胞内のもう一つの遺伝子を持つ物質がミトコンドリア(糸粒体)で、ここにも遺伝子がある。ミトコンドリアは通常、組織内呼吸を行っていて、ブドウ糖を酸化、分解し、エネルギー物質ATP(アデノシン3リン酸)のことで、細胞が活動するために必要なエネルギーを蓄えている。

 

 ミトコンドリアが持つ遺伝子から日本人のルーツについての研究が行われた。人類の起源はアフリカの一人の女性に行き着くとのことである。このことか日本人のルーツ縄文人とされ、沖縄と北海道のアイヌといわれてきたが、遺伝子から見ると、全く異なる結論に達した。