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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ハスとスイレン

2016年06月30日 00時00分01秒 | 紹介

 ハスとスイレンはどう異なるのか、辞書によると、ハスは、池・沼・水田に栽培される多年草の植物である。葉はサトイモに似て丸くて大きい。夏に開花し、根はレンコンとして食される。種子も食用である。仏教では極楽にこの花が沢山咲いているという。ハスの台座は、極楽往生した人が座るという。一方、スイレンは小型で、ヒツジ草ともいわれ、水栽培用として人気がある。しかし見た目ではわかりにくい。

 

 一番の特徴は、葉の形で、スイレンには切り込みがあり、ハスは切れ込みがないことである。さらに、ハスは水をはじくので、葉にたまった水は水玉になることである。成長するとハスは立葉といって水面から出て里芋のように丸葉がしっかりと空気中で育つことである。とはいえ、種から育てるとその違いを区別することは難しい。

 

 ハスの種をどこからか頂いて、今年ペットボトルに水を入れて育てている。種からであるが、開花させるためちょっとした作業が必要となる。種の堅い殻にヤスリかニッパーで、丸く切り取り、1/3~1/4ぐらい取り除く。かたい殻を取り除くのである。種がついていた尻の方で、とがった先端ではなく、丸みを帯びて、種が殻についていた箇所である。切り取った殻を取り除き、水中に入れれば、4~5日で、緑色の芽が出てくる。

 

 それからというもの毎日3~4cm伸びるので、これは見ものである。植物の成長はちょうど、ジャックと豆の木を想像させる。種の中の栄養分がなせる業で、種とはいえ、素晴らしい生命力を宿していることがペットボトルを通してみることができる。自然の驚異ともいえる。お子さんやお孫さんがおられれば、ぜひ観察されることをお勧めしたい。

 

ハスの芽が出てから2Wもすると根が生えてくる。その時に同時に花芽が出てくるので、これに傷つけないようにして、ペットボトルから鉢に植え替えする。植え替えは地面に直接植えるのではなく、水を張った大型の鉢などを利用する。もちろん水が鉢から流れるようではだめで、鉢の底に穴が開いていないものに移植するが、土は田んぼの土が良いが、入手困難であれば、ホームセンター等で、スイレン・ハスの土として市販されている。

 

 夏らしい雰囲気を味わうことができるため、最近は人気が上昇しているとのことであり、メダカもその鉢で飼うとよいそうである。この時期は水生植物が涼しさを運んでくれそうである。