鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

農地バンク

2014年07月24日 00時00分01秒 | 提言

 既に4月の時点で報道のあった農地バンクであるが、農家の小規模な休遊地等に対し、農地中間管理機構(農地集積バンク)を経由して大規模生産者に貸し出すシステムが始動している。同機構は国が各都道府県に設置を求めているので今後多くの都道府県でこのシステムが利用可能となる。

 この制度の特徴は、小規模の農地の集約化が出来、大形機械を導入するなど大規模な生産法人等に転貸し、生産性を高めることが期待される。借り手側の大規模な農家や農業生産法人、企業等は公募し、農地を転貸する。自治体は従来から、農地の仲介を手がけてきているが、転貸は始めてである。

 この制度が生まれた背景には、自由貿易協定(FTA)下のEPA(経済連携協定)による関税の撤廃など経済連携が世界中で拡がり、農業の生産性の効率化が求められていることや、農業従事者の高齢化による休遊地や耕作放棄地が増えていることがある。貸し手と借り手の相対的契約ではなく、仲介に公的機関が介在することで、農業者の信頼感が生まれ、制度が順調に伸びているようである。

 耕作地は棚田など山間部に至るため、全国どこでもというわけにはいかないであろうが、耕作条件が良いところからの集約化が進めば、何れは波及効果が生まれるであろう。現在の社会情勢を的確に捉えた良策と評価したい。農業は専業、兼業を問わずに、企業等が参入するには、農業従事者を保護する制度的な問題があり、その障壁は高く、誰でもが参入できなかった時代が長く続いてきた。農協の拡大化により、問題を複雑にしてきており、農家をバックにした議会の議員の抵抗も大変強かった。

 農協の全国中央会の解体が浮上し、制度の見直しが始まっている。基本的な法による規制も徐々に緩和する傾向が見えてきたため、近代的な農法や技術を持った若手が参入する機会が増えれば、減反政策や、農業従事者が享受した多くの優遇措置が見直されることであろう。自然を相手にする仕事は農業ばかりではなく、第一次産業は特にその対策が求められている。端から見ると付け焼き刃的な政策も多いと感じている。時代の流れに沿って、従来の政策も大局的な見地に立ち、将来の人口動向等を勘案した再構築を期待したい。


ハエとりリボン

2014年07月23日 00時00分01秒 | 紹介

 数週間前にお伺いしたお宅の居間に、吊してあったハエとりリボン、昔はどこの家庭でも使っていたし、街場や商店街の魚屋には必ずといって良いぐらいに使われていた。思わず口にした言葉が、今でも売っているのかであった。ハエや蚊を殺すスプレー全盛期であるが、ハエ取りリボンや蚊取り線香が未だ使われているのは唯単にノスタルジアだけではないのであろう。早速、女房がドラッグストアーで見つけ、購入してきた。

 我が家では全窓網戸が付いているが、網戸を閉めていてもどこからかハエや蚊が侵入してくる。蚊取り線香は良く用いるが、火を着けるため、安全とはいえず、外出時には消し忘れがないか心配になる。居間や、台所には食べ物があるので、スプレータイプはどうもと思う方も多いと思う。昔に比べ、ゴミの収集等環境への配慮は格段と向上している。生ゴミ等、腐敗物の放置、肥だめ等がほとんど無くなり、養豚、養鶏業等の畜産業は居住地域には一軒もない。ハエの発生源がないので少なくなっているのも当然といえるが、ヤブ蚊の発生はあるようだ。

  ハエとりリボンは筒状の紙容器に5cm幅のリボンが格納されていてそれを引き出し、天井に吊り下げるもので、リボン表面には粘着剤が塗布されていて、飛んでいるハエや蚊が粘着剤について目的を果たす。ゴマ状に着いたハエや蚊のリボンは見た目ではきれいなものではないが、安全、無害であり、未だ使われている良さがあるので生き残っているのであろう。製品は中国製で、滋賀県の業者が販売しているものであった。プロ使用の業務用である。5本入りで300円前後である。

 孫が来宅し、直ぐに天井から下がったリボンを見つけ、不思議そうに見上げていた。現職時代にエジプトへ技術指導で暫く派遣されていたが、ハエが多いところであった。エジプト人はさほど気にしていないようであったが、部屋を暗くして窓を開けるとハエは逃げるといっていた。また、ハエがたかったエイシという発酵しないパンをそのまま食していたが、ハエがたかるほどおいしいものだと理屈をいっていたことを思い出した。ついでに、アイライン・アイシャドウは目の水分を欲してハエが目の回りに集ることを防ぐ働きがあるそうだ。

 その話を聞くとクレオパトラに扮したエリザベステーラーもそのことを知ってのアイライン・アイシャドウだったのか、ちょっと幻滅を感じたものである。


燻蒸

2014年07月22日 00時00分01秒 | 紹介

 梅雨が開ける頃を見計らって、我が家では燻蒸剤を焚いて害虫の駆除を試みる。燻すことによって、室内の害虫を殺す、または燻し出すことは、古くからある害虫対策である。

 薬局、ドラッグストアー、ホームセンター等で販売されているので、部屋の数だけ購入し、部屋毎に燻蒸している。容器に水を少量入れるタイプのもので、使う前には、燻蒸剤が煙となって外へ漏れだし、火事と思われないため、部屋を締め、火災警報装置があれば機能を一時中断するか、薬剤添付の専用カバーで報知器自体を覆っておく。

 燻蒸剤容器に水を加えると薬剤が水と反応して発煙する。発煙が停止し、数時間放置したら、窓を開放して、掃除機で部屋全体を掃除する。目には見えないが、吸引した塵や埃にはダニなどの害虫の死骸があるのであろう。ゴミはポリエチレン袋に入れ、処分しておく。

  効果の程はよく分からないが、気休めにもなる。古い民家などいろりや竈から出る木材燃料の発煙は、自然の燻蒸剤であったといわれている。竹で編んだ天井材は長年の煙を吸って、ベッコウ色となり、工芸品などに再利用されている。先人の知恵である燻蒸効果で、タール分で被覆され、腐食することはないという。

  湿度が高い夜間に、羽蟻が大量発生することがある。羽蟻はシロアリの種類で、羽を持ち、巣から飛び出し、新たな集団を作るといわれている。網戸にびっしりと付き、隙間があれば部屋に入り込み、電灯の周りを飛び回る。これが天井裏や床下に入り込むと木造住宅はシロアリの被害を受ける。湿度が多い水回りの木材がターゲットにされ、集団で木材を食い荒らす。その対策は、専門業者に依頼することになり、膨大な費用が発生する場合がある。

  羽蟻を見つけると燻蒸剤を天井裏、床下で焚くことにしているが、殺虫しているか疑問が残る。燻蒸剤を焚いたぐらいでは、木材の内部に住むシロアリ退治には難しい。かといって薬剤塗布では、人間への影響もあるからで、悩ましい話となる。

  最近では畳の部屋が少なくなり、畳を干す風景を見なくなった。住居は機密性が保たれ、快適な生活環境となってはいるが、害虫対策は必要で、アトピー症候群の患者が増えている原因にダニの死骸も関係しているようである。目に見えないものの恐怖は快適生活にもつきまとう。


血液型

2014年07月21日 00時00分01秒 | 提言

 おもしろい記事に遭遇した。血液型と性格とは関連がないというものである。国内だけで信じられていた関連性については日米1万人を調査した結果である。まさかと思えるが、就職や人事の性格診断に用いられ、ブラッドタイプハラスメント(血液型による差別)が行われていて問題になっているそうである。厚生労働省でも血液型と職務能力とは全く関係がないとして、企業への指導を行っている。また、採用試験などでは応募用紙に血液型の欄を是正するように行政指導した例もあるそうだ。

  血液型と性格が関連ありとして、不本意な不採用となった方には同情するが、大変困った問題でもある。血液型占いや、相性診断がまことしやかに行われているのは、科学的観点・医学的な根拠もない類のもので、世界的にも否定的であり、無視されている概念であることを肝に銘じて頂きたい。

  血液の分類には赤血球による血液型の違いでA,B,O,ABの分類があり、ABO式血液型と呼ばれているものと、Rh式血液型(赤血球の抗原による分類)が代表的であるが、この他にも多くの分類がある。異なる血液型の輸血はショック死を起こす等の拒絶反応があるため、注意が必要であるが、手術等事前に検査するので、取り違えなどのヒューマンエラーがない限り心配することはない。

  困ったことの原因の一つに、子供の頃より、周りから、血液型と相性との関係や本人の性格に結びつけて聞かされることである。子供同士であれば遊びと思い、何れ記憶から消えてしまうが、占いや相性判断などに興味がある大人から聞かされると、根拠を問う前に記憶に定着し、信じる方向に判断が向き、修正するのに苦労しなければならないことである。マインドコントロールともいえる。学校教育の現場では危惧するようなことはないと思うが、多くの機会を利用して正しい知識を教える必要があると感じている。

 採用現場では再度、血液型と性格とが結びついて判断していないかのチェックが必要である。似たような性格判断も、個人の申請や申し出がない限り、採用条件に入れていれば是正が必要であるのはいうまでもないことである。


ネット張り

2014年07月20日 00時00分01秒 | 紹介

 蔓性植物にはネットが欠かせない。我が家でも、この時期、コウヤ、ひょうたん、ヘチマ、朝顔、夕顔、テッセン、ブドウ等が勢いを増し、蔓を伸ばし続けている。どこに眼がついているのであろうか、どこへでもはびこるのは、シッカリとした支えを見つけているのであろう。蔓同士が絡み合い、一本になってしまい、分けるのに苦労する。ゴウヤ、ひょうたん、ヘチマ、ブドウは、棚を作る方がよいのであるが、今年はネットを張るだけにした。ネットを斜めに張れば棚のようになると考えたからである。

 朝顔、夕顔なども二階のベランダ近くまで成長する。最近は100円ショップでネットを販売している。長さや幅によって幾つか種類があるので、購入する前には、予め、設置場所を測っておくと良い。今回は、支えとなる棒を二本繋げてそこにネットの端を区画毎に通してベランダに固定した。下端は植物の成長に応じて、深めのプランタンに挿した支柱を立てるので、その長さに応じて横棒を通し固定した。

 数時間で作業を終えたが、時期的にはもう少し前に行った方がよい。入梅になって直ぐらいがよいかも知れない。ネットを張ることによって、日陰を均一に作ることが出来るし、植物にとっても安定するので成長が早いようである。これで少々の嵐にも耐えられるであろう。

  昨年まで数年間使っていたネットは昨年廃棄した、枯れてしまった蔓を取り除くことは難儀するし、剪定で間違って数カ所ネットを切断してしまったからである。合成繊維を編んでいるので、結び目等に病原菌や様々な昆虫の卵が産み付けられているため、長年使うものではないようである。1ネット100円足らずで購入できるので、毎年廃棄した方が良さそうである。

  以前、国旗掲揚をするときに使った旗竿は二本をつなぐことが簡単であったので、ネットの下端部に使っていたが、割れてきたため、これも廃棄することにした。旗日には長年使ってきたが、最近では国旗を掲げることもなくなった。竿の先端に付けていたガラス製の金色の球も何処かにあるであろうが、家庭には捨てられずにいて、無用の長物となったものが意外に多い。


パソコンのバージョンアップ続報

2014年07月19日 00時00分01秒 | マニュアル

 既にこのブログでお伝えしたノート型パソコンのOSがWindowsXPであったため、Vista再インストール用DVDを用いてバージョンアップを試みた。うまくインストールが出来、XPのサポート終了からの危険性から逃れることが出来たと思っていたが、数日後にノートパソコンを立ち上げたところ、Windowsバージョンの確認という画面が出て、Windows Vistaのプロダクトキー番号の入力を求められた。

 既に動いているデスクトップのプロダクトキー番号を入れたが、拒否され、それ以上画面が進まなくなり、結果的にはWindowsXPから再インストールDVDでのVistaへの移行は失敗に終わった。丸1日を使っての作業であったが、無駄なことをし、あたかも移行が出来る旨のブログをお伝えしたことを反省している。

 著作権がらみや、不法なコピー商品が出回る昨今のソフト業界では当然のことではあるが、不正コピーを見抜く対策が講じられていて、1機種に1つのソフトでのみ、利用可能であることは、大方予想は付いていたが、個人的利用の限界を知った無駄な作業であった。

 ソフトの世界では、中古品の再利用が不可能な世界であり、OS自体を変えることが不可能な時代となった。以前は、パソコンメーカーの対応にも寄るが、Windows98→Windows2000→WindowsXPとバージョンが変わってもご紹介した方法で利用することが出来た。このことは、個人の利用として、他の中古品は破損した箇所の部品を取り替える等の対応で、長く利用することが可能であるが、新製品が出される都度、パソコン本体まで使い物にならなくなるとは随分と不合理な世界であることか、消耗品としての位置づけと割り切るしかない。

 それにつけても、遠隔操作で不正で悪質なソフトを送りつけ、機能を台無しにするなどのハッカーには憤りを感じると共に、多大な損失を産んでいる。人ごとと思っていたが、セキュリティソフトを入れていても次から次へと脆弱箇所を攻撃され、情報を盗むという姑息で悪質な犯罪者がいることに不安を隠しきれない想いで一杯である。

  著作権等を持つ製品の利用には一定のルールがあり、それを否定するものではないが、そのために多大な金銭的負担を強いることが何を意味するか、将来的なこともあるのでもう少し考えてみたい。


月下美人

2014年07月18日 00時00分01秒 | 紹介

  夜の間に咲き始め、朝になると萎んでしまう。高さが3m以上になるサボテンで、花は12cmと大形である。白色で強い芳香があり、2時間程度開花する。姫月下美人もあり、これは小振りである。7月から11月に3回から5回開花する。

  毎年この時期になると携帯メールで写真を撮り、月下美人の開花状況を知らせてくれる。彼曰く「今年も美人が○○人訪れた。夜通し美人のお酌で飲むぞ」昨年逝去された奥方が、こよなく愛した花で、ご心中を察すると、おそらく、奥方のことを思い出しながらの晩酌だったのであろう。何とも切なくなる心境である。

 月下美人は何故夜中に咲くのであろうか?物の本によると、植物が持つ受粉機能と関係があり、特定の動物との共生で、植物自身が選んだ動物の生態に合わせて開花するとのことである。その動物とは、夕方になると活動を始めるコウモリである。開花をコウモリに知らせるため、花の色は、夜間でも見えやすい白色、花に蜜が多い、幹に直接花芽を着ける等、コウモリの目に付きやすい条件を備えている。しかし、現在では、喩え夜中に花が咲いても、室内であればコウモリとの共生は意味をなさないが、その意味では月下美人は受粉することが出来ない。他の夜間に飛び回る昆虫に受粉をかえることをしないのは数千年、数万年に及ぶ植物の性質は簡単にはかえられないからであろうか。人口受粉に成功したとなれば、種でもって月下美人の生育が可能となる。

  植物と動物との共生はよく知られている。毒のある触手を使い外敵から身を守る珊瑚とクマノミ、手長エビとハゼ、アリとアブラムシ、サルビアとハチ鳥、受粉に寄与する多くの昆虫等多くの生物の共生があり、相互に依存することによって子孫を繁栄してきたといえる。では人間ではどのような共生があるのであろうか、良く例に出されるのは、動物ではないが、大腸菌による食物の分解がある。広くいえば家畜と人間との関係なども一種の共生と考えても良いと思う。植物を育て、犬や猫などのペットを飼うことも共生なのであろう。

  殺伐とした時代には、原点に帰り、人間同士の関係をより深め、積極的に信頼関係を構築し、共生することの大切さを改めて再認識した次第である。


新聞報道

2014年07月17日 00時00分01秒 | 紹介

 ウニ密漁容疑で男逮捕 北海道、SNSで「食べ放題」イベント
 2014/7/14 0:26

<script type="text/javascript"></script>  室蘭海上保安部は13日までに、素潜りでウニを密漁した漁業法違反(漁業権侵害)の疑いで、札幌市中央区南12条西1、無職、西村武史容疑者(36)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は12日午後4時ごろ、北海道豊浦町大岸漁港近くの海岸でウニ1個を密漁した疑い。

 室蘭海保によると、西村容疑者はフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)を通じて「ウニ食べ放題」などとPRしたイベント開催を告知。「漁師さんがたらふくウニを皆さんにプレゼントしてくれます」などと宣伝していた。

 12日は約40人の参加者と近くの浜辺でバーベキューをしており、ウニの殻が大量に残っていた。会費として1人3千~5千円を徴収していたという。西村容疑者は「悪いことと知ってやった」と容疑を認めている。

 昨年から西村容疑者が同様のイベントを開催し、密漁の疑いがあるとの情報が寄せられていた。室蘭海保は共犯者がいるとみて調べている。〔共同〕

  上記は某新聞の記事である。これだけを読むと、漁業法違反で密漁にあたるのであろうが、ウニ1個を取ったからといって逮捕されることになるのか。逮捕の発端は、たれ込みである。常習犯で、もっと大量のウニ等を密漁したのであろうが、報道の仕方に疑問を持った。

  ウニ漁を生業にしている者にとっては死活問題というであろうが、そもそも、禁漁区かどうかまでは判らないが、自然の海で育った生物を、取ったといっても1個、養殖しているわけではなく、口頭での注意ぐらいでよいと思うが、異常としか思えない。報道もはっきりとした裏付けがあって行ったかも知れないが、ウニ1個を取ったことを報道しなければならないとは作為的で、たとえば、スマホの汎用化、地域の宣伝、保安庁のパトロール、イベントの適正化等別の意図が感じられる。

  密漁を重ね、客を集めて会費を取り、商売したことだけを報道すれば十分だったと思うが、このような報道がまかり通り、マスコミに取り上げる情報発信の仕方でよいのだろうか。報道は正確であることが大切であるが、記事の掲載には、新聞社でのスクリーンや編集が成される。この記事についても行われたと思う。しかし、読者に何を伝えたいのかはっきりしない。今回の記事は保安庁の取り締まりで、予め犯人に目星を付け、網を張っていて、道路交通のねずみ取りを連想させる。