鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

オキシトシン

2014年07月16日 00時00分01秒 | 紹介

 お聞きになったことがあるであろうか、脳内の視床下部で作成されるホルモンで、心身の安らぎをもたらす体内物質である。日経新聞の日曜版に特集として組まれている健康欄に紹介されていた。紹介される以上、注目されている物質で、自分も知らなかったが、発生するメカニズムや、調整機能については未だ不確かな面があるようで、必ずしも全てが解明しているわけではない。海外では合成された粉末を溶かし、スプレー状にして利用されていると聞くが、我が国では許可されていない。

  我が国でも古くから知られていたようで、末梢組織で働くホルモンとして作用し、中枢神経での神経伝達物質であることが知られており、出産時の陣痛促進剤として使用されてきた。女性のホルモンとして発見されたが、男性にも存在することが判っている。

  働きの主なものをあげると、出産関連、成長関連、社会的な行動、精神面への影響、その他があるが、社会的な行動として、好奇心の向上、不安の軽減、母性行動、他者との信頼関係等があり、精神面での影響では、安らぎを高め、痛みを抑制する。ストレスを無くし、心拍数・血圧の低下を引き起こす。未解明ではあるが、免疫機能を強化し、骨の形成、筋肉の再生などにも寄与していると考えられている。

  こうしてみると万能薬的な機能持つホルモンで、現代人には必要なホルモンと考えることが出来る。

  発生のメカニズムがある程度判ってきており、親子、友人、同僚等が一緒に食事をする等、良好関係が続くとホルモンの発生量が増える。肌を優しくマッサージする、恋愛関係ばかりでなく、親子のふれあい、男女の肌の触れ合い、ペット等を飼育することによる動物とのふれあい等がホルモンを増やすようで、スポーツマンが、体力力ギリギリの状況に遭遇するときにも発生するそうで、脳内麻酔薬と同様な働きもあるようだ。最近では海外で、自閉症の治療薬として治療研究が開始されている。

 オキシトシンのことについては、まだ判らないところも多くあるようで、効果についても個体によって差があるため、研究が進み、新薬としても、個人の社会的行動・精神性としても究明され、確立された成果を期待したい。


脱法ハーブ

2014年07月15日 00時00分01秒 | 提言

  薬物の専門家ではないので軽率なことは申し上げることは出来ないが、脱法ハーブ吸引による自動車運転の事故が多発している。販売ルートも定かでないが、ハーブはサラダに利用するし、湯を注ぎ、ハーブ茶としても嗜んでいる方も多い。脱法ハーブを販売している方も逮捕されるようで、法律的に適正であるハーブとの違い、脱法とは何であるのかが良く判らない。単純に語彙からすれば、法律で取り締まることが出来ない薬草、法律が適用されない薬草という意味であろう。警察が介入し、逮捕ともなると何故なのか、説明が欲しい。禁止薬物として規制できない理由を知りたい。

  覚醒剤や大麻は禁止されているが、闇ルートがあるようで、空港等の水際での取り締まりによって、摘発される記事に接することがある。古い話となるが、国鉄の労働組合が春闘の活動方針で、遵法闘争という戦術が行われたことがあった。鉄道の通勤ラッシュはすざまじい状況だった時代で、すし詰め列車などと呼ばれ呼ばれていた。学生アルバイトで、尻押しという仕事があったほどである。賃上げ闘争として、安全確認を優先し、事故がないようにすることで、過密ダイヤを修正する。安全マニュアル通りに点検して何が悪いのか、事故の責任は誰が取るのかと組合側が使用者に迫った闘争である。

  利用者からすれば定時に出発できない列車利用は予定が立たず、お手上げの状況であった。乗客の不満は使用者と組合側双方に向けられ、禍根を残す闘争であった。遵法と名が付いたことが、関係ないかも知れないが、脱法ハーブの逮捕者が出ることとが共通することなのであろうか、世の中で実際に不思議なことが起こる。国会議員が議案の賛否を記名又は無記名で行う場合にも、反対する議案の場合、牛歩戦術が採られたことがある。投票をゆっくりと行う投票行動で、時間をかけることによる嫌がらせとしか思えない姑息な投票行動である。それを国会議員が行うのであるから将に見識を疑われても当然である。

  法に触れるか触れないかのギリギリのことが行われ、結果的には脱法ハーブを吸引して自覚が無くなり、安全な運転が出来なくなることで、事故が発生し、人命を失われているのを、法律に逸脱していないからでは済まされない。犯罪が実際に起きるのであれば未然に防止するのが管理者の役目である。自分には、何処か間違っているとしか考えられないが、読者の方はどのように思われているのか、早急に手を打つ必要があると思うのだが。


パンク修理

2014年07月14日 00時00分01秒 | マニュアル

 自転車の車輪の外側には、タイヤが取り付けられているが、振動を吸収させることと摩擦の目的でゴムチューブが収められている。外側の硬質ゴムは路面と接触すると摩擦が生じ、チェーンによって伝えられた動力は、後部タイヤの推進力を生じさせることで、前に進むことになる。硬質ゴムのタイヤでも釘やガラスなど鋭角で固い物に刺さると硬質ゴムを突き破り、チューブに達するとチューブの空気が漏れ出し、パンクとなる。

 自転車のパンクぐらいは見よう見まねで誰にでも修理可能なのであるが、めんどくさくなり、自転車店にパンクした自転車を押していくと、かえってチューブを痛めてしまい、高額な費用を請求されることになる。自宅での修理は簡単なので、是非自分で修理して欲しい。

 パンクといっても釘などが刺さる場合ばかりではない。空気が抜けている状態をよく観察し、車輪を回し外観を見る。釘や針状の物がなければ、他の原因を考える。チューブに空気を入れて暫く放置する。空気が漏れ出す音を聞く。音が無く空気が減っていくようであれば、空気を入れる部分に小さなゴム管(ムシゴム)が破損している場合がある。新しいゴム管と取り替えて再度空気を入れ、状況を見る。空気圧が減っていなければ修理完了である。

  空気が減っているようであれば、チューブに穴があいている可能性が高い。最近ではホームセンターや100円ショップでパンク修理セットを販売している。値段が安いので、常備しておくと良い。修理手順は次の通りである。

1.空気入り口の部品(バルブ)を外す。

2.タイヤを車輪から外す。チューブを傷つけないようにタイヤレバーで行う。

3.チューブにバルブを着けて空気を少し入れ、トレイに入れた水に浸けてパンクの箇所を捜す。

4.水分を拭き取り、空気を抜いてパンク箇所をサンドペーパーやヤスリで粗面を作る。

5.ゴム用接着剤を補修箇所全面に薄く塗り2~3分間乾かす。

6.のりの着いた補修用ゴム(パッチ)に着いている銀紙を剥がし、補修箇所に貼り付ける。ハンマー等で接着箇所を叩いて密着させる。

7.チューブにバルブを着けて空気を少し入れ、トレイに入れた水に浸けて修理箇所に空気漏れがないか点検する。

8.チューブの水気を取り、タイヤの中にチューブを入れてバルブ部分を先に収め、車輪に嵌めていく、車輪を回し安定していれば規定の空気圧になるよう空気を入れて作業を終了する。


中華料理店

2014年07月13日 00時00分01秒 | 紹介

  アカデミーへ出席するようになってJR武蔵小杉駅を利用するようになった。2週間に1度のペースであるが、小杉駅周辺の変わり様は昔の状況を知る者にとって、目を見張るようである。小杉駅に横須賀線が乗り入れるようになってから久しいが、東急線においてもみなとみらい線と直結しているため、埼玉方面からも中華街へ乗り換え無しで行くことが出来る。

  便利さは駅周辺の路線価格を上昇させるとともに、多くの店舗が進出し、人口増加をもたらす。首都圏や横浜への勤務先を持つ多くの通勤客が利用している。昔から変わらぬ味と手際よさを実感できる中華料理店が小杉駅北口にある。大三元という店名であるが、決して高級料理店ではない。古くからある庶民的な中華料理店で、昼食によく使っている。

  中華料理店には2名の調理人と料金と注文取りの係である女性店員の3名であるが、昼食時間帯には、多くの客がひっきりなしに来店するため、空席はほとんど無い状態になる。調理場とカウンターとが近いため、調理人の仕事の仕方を見ることが出来る。注文の裁き方がよく分かるため、調理が出来上がるまでの一連の行動を観察している。無駄がない動線と、調理の手際よさは、常に感心する。

 数十というレシピは全て記憶され、順序よく準備から仕上げまで、また後始末までが流れるように、且つ、淡々と勧められる。常に時間と火加減との勝負である。調理人の連携もすばらしい。無言とも取れる会話の少なさは、双方の気があっていないと出来ない。

  物事十年も続ければ誰でも出来るとはいえ、一流料理店の訓練が良く行き届いた洗練された対応と異なる仕事の側面を知ることが出来る。自分はどうしても作業を分解してひとまとめに組み立てる方法を考え、そのためのカンや、コツを捜し、無理に組み合わせるようにしてきたが、プロが行う調理が果たしてその方法で説明が付くのかという疑問が湧いてくる。

  仕事の極意ともいえるが、調理人の身に付いた所作が自然と醸し出され、客との間に無言の満足感が出来上がって始めて食事という欲求を満足させるのであろう。何度でも通いたいと思う衝動の理由とでもいえようか。


アカデェミー出席第10回目

2014年07月12日 00時00分01秒 | 日記

平成26年7月10日

 大型台風の影響を心配しながら、前期最終日に出席した。幸い台風の直撃はなかった者の、天候の急変はあるようで、帰宅時には、突風が時折吹いていた。本日のテーマは川崎市内最高峰の匠、「かわさきマイスター」2名による実演であった。始めに、川崎市経済労働局の見晴らしから、かわさきマイスター認定制度についての説明があった。マイスターとはドイツの職能認定制度で、当該職域における技術・技能・知識が優秀と認められる者へ、贈られる称号である。我が国における技能検定制度の一級技能士に値する資格で、我が国の制度もドイツのマイスターを手本としている。

  川崎市においても独自に作られていて、現在59職種で77名の方々が認定されている。

  川崎市では、市内に1年以上在住し、最近の現役技術・技能者とし、優れた技術や技能を発揮して、産業の発展や、市民生活を支える「もの」を作りだす者を認定している。

 今日の実演は、食品サンプルを手がける田中司好氏と広告看板製作の浅水屋甫氏の2名であった。食品サンプルは飲食店やレストランにあり、提供する料理見本で、本物そっくりな模造品である。古くは蝋(パラフィン)が使われていたが、電熱や、太陽光で溶けるため、現在では塩化ビニルが主原料である。対象となる食品である鮮魚や果物等をシリコーン樹脂で型を取り、塩化ビニルを流し込んで原型を作り、アクリル絵具等で加色して作られている。海外で日本料理店からの注文が多いそうで、やはり幾ら言葉で説明しても実物を見ないと日本料理の良さも伝わらない。作られた料理では長時間店の外やショーウインドーの中に入れてディスプレーすると腐敗することもあり、衛生上のことを考えると食品サンプルのニーズはあるとのことであった。

 広告看板製作については、現在パソコンを利用して、専用のカッティングシートで切り取って貼り付ける方法が主流であり、実際に筆を使って書くのは特殊な部分に限られる。大型の石油タンク、鉄橋、歩道橋、高所・難所では作り得ないため、古くからの看板描きが必要である。実演されたマイスターは、6種類の書体を自由にかき分ける技能を持ち合わせていて、サービスで、実際に大きな文字を受講者から募り、短時間で書き上げていた。

  技能の習得には勘やこつがあるため、匠と称されるようになるには多くの経験と体得が欠かせない。個人に係わるため、埋もれてしまう場合も起こりうる。技術指導や伝承の役目が与えられているばかりではなく、マッチング等経済的な面での支援を市が関与していることはこの制度が持つ特徴で、高く評価できる。


アカデェミー後期受講申込開始

2014年07月11日 00時00分01秒 | 紹介

 NPO法人かわさき市民アカデミーの平成26年度後期の受講生募集が始まっている。メールでの案内があった。以下メールの内容を表示すると以下の通りである。

 【参考】7月5日(土)0時より2014年度後期受講申込が始まります。
ぜひ2015年度前後期受講申し込みもインターネットからお申し込みください。
各講座の日程表など、詳細はホームページでご覧いただけます。

申込受付期間(申込・変更・修正・取消)
2014年7月5日(土)0時~8月15日(金)24時まで

★申込方法
http://npoacademy.jp/から画面右側にあるネットメンバーログインから移動し、
ネットメンバートップページより右上の「メールアドレス又はID」、「パスワード」を入力後「ログイン」をクリックしてください。
正しく入力されれば「ネットメンバーメニュー」に切り替わり、「講座申込み」から後期講座申込みが出来ます。
★パスワードを忘れた方
ネットメンバートップページにある「パスワードを忘れた方」をクリックすると「パスワード再設定」にて、メールアドレスを入力して
「パスワードを再設定する」をクリックすると入力したメールアドレスにメールが届きます。
受信したメール本文のURLをクリックするとパスワード設定画面に切り替わります。
新しいパスワードを設定してください。
新パスワード設定を行うと「ネットメンバーメニュー」に切り替わります。
「講座申込み」から後期講座申込みが出来ます。
*申込画面の右上の方にヘルプがありますので、そちらも参考にご覧ください。
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●受付期間
◎2014年後期の講座申込・変更・修正・削除は、以下の期間で受け付けます。
2014年7月5日(土)0:00~2014年8月15日(金)24:00まで

かわさき市民アカデミーホームページへはこちらから
http://npoacademy.jp/
ぜひ、知人の方にも上記ホームページからの申込みをご紹介ください。


遺影

2014年07月10日 00時00分01秒 | 緑陰随想

  棟梁の逝去から半年が過ぎ、漸く、先方との連絡がついて、お悔やみに伺いました。横浜市神奈川区のご自宅まで自宅から車で、30分位で到着しました。小雨の中でしたが、予定していた時間より早く着き、距離的にはそう遠くないことがわかりました。第三京浜保土ヶ谷の料金所の横に、新たな出入り口、羽沢ICが出来ていて、初めて利用しましたが、港北ICで下りるより時間的に近くなったようです。以前伺ったときは20年前、新築祝いの時でした。

 奥様は不在でしたが、予定時間より早く着いたためのことで、近所に行かれていたようで、暫くしてから再会できました。まずは仏壇がある部屋に通され、遺影を前に焼香を済ませ、しばし、黙祷。生前の穏やかな笑顔が浮かんできて、気さくな人柄が思い出されます。その後1時間ほど奥様と生前を偲び、途切れのない、走馬燈のように次から次へと懐かしい話が続きました。

  人は産まれながらにしてそれぞれ定められた寿命があり、亡くなられた棟梁は74歳を迎える数日前に鬼籍に入りました。地方で大工の修行を積み、20歳前後で上京され、以来、関東が主な仕事場で、携わった家屋建築は数え切れないほどだそうで、棟梁として、人望が厚く、葬儀には多くの知人や、関係者が集まり、立派な葬儀だったようです。

 黒枠の額に納まった遺影はおだやかな生前のご尊顔が映し出されており、今にも声が発せられるようで、冥土へ行かれたとは信じがたい一時でした。死者をどのように捉えるかは自らが関係した時間であり、己の意識の深さかも知れません。意識は脳裏に焼き付く記憶量で、その量が多いほど、失ったことへの失意の念も大きいと思われます。奥様におかれては勿論のこと、一緒に過ごした時間は決して零になるわけではなく、生者の脳裏に刻まれ、永遠に記憶となって残ります。

  つまり、生きている者全ては死することを避けるわけにはいきません。死者に対し、肉体は滅んでも魂は生者の脳裏に焼き付き、生き続けるわけで、陰膳(かげぜん)等の形で、実生活の中では生者としての取り扱いが自然と生まれてくるのも至極当然と考えています。ご冥福を祈り、この世で残された数々の業績がこれからの生きし者にとって、良き道標となるよう願って止みません。