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日本外交  

2021-12-31 04:25:22 | 文化

 

>アメリカ「絶対王者」時代に陰り...求められる日本にしかできない外交  > FNNプライムオンライン 2021/12/30 11:33

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>全く盛り上がらなかった民主主義サミット  >「未来は人々の尊厳を踏みにじる者ではなく、それを受け入れる者のためにある」 >アメリカのバイデン大統領は世界の覇権を巡り唯一の競争相手と位置づける中国を念頭にこう高らかに宣言し、初開催となった民主主義サミットを締めくくった。  

 

人々の尊厳はアジア人その他にはピンとこないですね。   

 

>129日から2日間の日程で開催されたサミットに、アメリカは約110の国と地域の首脳を招待した。 >異例の規模で開催された民主主義サミットだが、高揚感は全くなかった。  

 

衣食足りて礼節を知る。人々の尊厳は礼節の部類に属するのでしょうね。衣食の問題を抱える国が多いから人々の尊厳は盛り上がらない。その理解はさらに難しい。        

 

>ホワイトハウスで行われた記者会見でも、バイデン大統領にサミットに関して質問する記者は一人もいず、その代わり、アメリカ史上39年ぶりの高水準となっている物価対策に質問が集中した。 >サミットに招待された国からも冷ややかな声が聞かれた。 >取材したワシントンの外交筋は「アジアではシンガポールや、タイなどが招待されなかった。 >招待国と排除された国の線引きがあいまいだ」などと困惑していた。  

 

それは残念なことですね。   

 

>202211月の中間選挙を意識し、トランプ前大統領の「アメリカファースト」からバイデン大統領の「国際協調路線」への転換を印象付ける狙いもあった今回のサミット。 >バイデン政権の“選挙対策”の一つともいえるサミットに「お付き合い」で出席した国も少なくなかったようだ。  

 

そうですね。何事もお付き合いが大切ですね。   

 

>「冷めた空気」のワケ   >民主主義サミットでアメリカと関係国の間に流れていた「冷めた空気」はどこから来るのか?  >別の外交官は「アフガニスタン撤退以降に明らかに空気が変わった」と話す。  

 

アメリカの宣伝は失敗に終りましたね。   

 

>ワシントン駐在のこの外交官は、アメリカと協調しアフガニスタンに兵士を駐留させていた同盟国側の人間だ。 >しかし、カブールの陥落を事前に察知できず、慌てて逃げるように撤退したアメリカの姿に失望したという。>「私の中での強いアメリカのイメージは完全に崩れ去った」  

 

何事もアメリカ任せの駐留では、裏目に出ることも多いでしょうね。   

 

>同盟国は十分な情報がないなか、アフガニスタンに残った自国民と協力者達の命を危険にさらす過酷な脱出劇を強いられた。 >この苦い経験は、アメリカ頼みの同盟関係におけるリスクを露呈した。 

 

受動的な人間はどうしても恨むことが多くなりますね。   

 

>砂地に立てた民主主義の城  >815日のカブール陥落の翌日、2度にわたり、かつてアフガニスタンに駐留した元米陸軍中佐のダニエル・デイビス氏を取材した。 >デイビス氏は、「アメリカの最大の失敗は、砂の上に民主主義の城を立てようとしたことだ。  

 

砂上の楼閣のたとえ話ですね。    

 

>アフガニスタン人はそれ(民主主義)に何の価値があるのか最後まで理解できなかった」と話し、結局はアメリカの価値観の押し付けに終わってしまったと肩を落とした。  

 

アフガニスタン人は西洋哲学史の外にいるからですね。    

 

>「テロ撲滅のための戦いが、途中から民主主義国家の樹立に目的がすり替わり、泥沼にはまっていった」と振り返る。  

 

そうですね。勧善懲悪であったもが天地を変える国家建設の話に変わってしまったのですからね。   

 

>ワシントン郊外の空港には、荷物もほとんど持たずに命からがら逃げてきたアフガニスタンからの難民が押し寄せていた。 >ぬいぐるみを抱え空港に降り立った不安げな少女の顔が忘れられない。 >彼女にはどのような将来が待っているのだろうか。

 

命あっての物種ですね。  

 

>アフガニスタン撤退を巡る混乱は国際社会に衝撃を与えただけでなく、アメリカ国内でもバイデン政権にとって大きなダメージとなった。 >支持率は米軍が撤退した8月を境に急速に下落、「不支持」が「支持」を約10ポイン上回る低空飛行を続けている。  

 

事態はベトナムからアメリカ軍が撤退する時のようなものですかね。アメリカ人の主張には現地の理解が得られない。   

 

>トランプ時代よりもむしろ不安定になった国際情勢   >アメリカファーストのトランプ前大統領時代のようなサプライズ外交は無くなったが、世界を見渡してみれば、台湾に対する中国の軍事的脅威や、ウクライナ情勢など不安定要素はむしろ増しているようにも見える。>敵対するイランの司令官をドローン攻撃で殺害したり、史上初めての米朝首脳会談に応じたりと「何をするかわからない」トランプ政権に対する様子見が続いていたのか、それとも、国内外で分断をあおり続けた4年間のツケが今噴出しているのか。>いろいろな原因が考えられるが、間違いないのは、アメリカの国際社会での絶対的優位性が徐々に目減りしているということだ。   

 

そうですね。おごる平家は久しからず。      

 

>新しい枠組みで挑戦に立ち向かう時代   >バイデン政権が国際協調を重視するのは、各国が連携して対処するほうが効果的だと判断しているからだが、純粋にアメリカ一国で対処することが難しくなっていることも意味している。 >アフガニスタンの米軍完全撤退が完了した830日以降、中国を念頭にした国際協調の動きが相次いでいる。 

 

国際協調は向かうべき道ですね。   

 

>915日にはアメリカ、イギリス、オーストラリアによる新しい安全保障の国際枠組みAUKUS(オーカス)が、924日には日米豪印の協力枠組み「クアッド」による初めての首脳会談が対面で行われた。 >いずれの枠組みも、バイデン政権が模索する中国包囲網の一環だ。  

 

そうですね。

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。   

 

>アメリカ国防総省は2021年の年次報告書で、中国の核弾頭保有数は2030年までに少なくとも1000発に達すると指摘した。>中国人民解放軍の創設100年にあたる2027年に向けて中国が軍の増強を加速していると警鐘を鳴らす。  

 

用心するに越したことはありませんね。治に居て乱を忘れず。彼を知り己を知れば百戦あやうからず。       

'敗因について一言いはしてくれ。我が国人が あまりの皇国を信じ過ぎて 英米をあなどつたことである。我が軍人は 精神に重きをおきすぎて 科学を忘れたことである'  (昭和天皇)  

 

>また、経済面では中国が今後10年以内にアメリカのGDPを抜き、世界一位の経済大国になるとみられている。 >世界のパワーバランスに変化が現れ、「絶対王者」アメリカに中国が挑もうとしている中で、日本はどのように自国の利益を確保し、国民の生活を守っていくのか。>2022年は第二回「クアッド」首脳会談が日本主催で開催されるが、これは日本の「強み」を示す重要な会議になるかもしれない。  

 

日本の政治家には政治哲学が必要ですね。いつも様子見でいては国際社会での指導力は発揮できませんね。日本の強みは期待薄になりますね。       

 

>「信頼できる」国、日本に求められる外交とは   >外務省が2019年に実施した委託調査では、インドやASEAN諸国で90%を上回る人が日本は「信頼できる」と答えたほか、今後の重要なパートナーとして中国を上回り「日本」を選んだ人が最も多かった。

 

西洋哲学史から外れている国は、日本の無哲学・能天気は気にならない事でしょうね。   

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官)    

 

>これは長年、日本が地道に続けてきた海外へのインフラ整備支援や地域の秩序安定への貢献が、評価された結果だろう。  

 

政治哲学抜きの支援活動は確かに評価されていますね。   

 

>日本にはこうしたアジアでの独自の立場を生かした外交が求められている。  

 

我が国はノンポリでしか生きられないのですかね。先進各国の仲間入りはできないのですかね。        

現実 (事実) は見ればわかる。現実の正解は一つしかない。非現実 (考え) の内容はみることができない。だが文章になる。文章にならないものは考えではない。

矛盾を含まない文章は、全て正しい考えを表している。考えは、一人一人違っている。だから、正解は無数にある。体系的な考えは哲学になる。各人に哲学は必要である。 Everyone needs a philosophy.  そうでなければ我々は、つかみどころのない人間になる。   

大学などの高等教育機関で論文作りに励めば学士・修士・博士などの称号が得られる。博士は普通 '哲学博士' (Doctor of Philosophy: Ph. D.) と呼ばれる。

私は日本のインテリから ‘哲学とは何ですか’ と何度も聞かれた。外国人からは、このような質問を受けたことはない。日本人は大学で、自己の哲学を作ることを学んでこなかった。だから彼らは退屈男・退屈女となって大学在学中の4年間を遊んで暮らさなければならなかった。       

政治に関する考えは政治哲学になる。宗教に関する考えは宗教哲学になる。科学に関する考えは科学哲学になる。人生に関する考えは人生哲学になる。などなど。  

我が国の政治家には政治哲学がなく、わが国の宗教家には宗教哲学がない。わが国の科学者には科学哲学がなく、わが国の著述家には人生哲学がない。などなど。   

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官)

TBSブリタニカとブリタニカ国際大百科事典を作ったフランク・ギブニー氏は、自著 <人は城、人は石垣> の中で、我が国の作家について次の様な感想を述べています。

孤立は日本式スタイルを誇る詩人、随筆家はいうに及ばず、小説家において最も顕著である。これは外国人にとっては判断をはばかられる主観的な領域である。しかし文学界で最も尊重される文章が意味を省略し、あいまいさに富み、漢字をうまく使って読ませ、文法分析家を意気揚々と悩ます一種の「気分の流れ」であることは一般に真実である (私の思考パターンは取り返しのつかぬほど西洋的なので、私は自分がスラスラ読めるような日本語の散文は深刻なまでに文学的優雅さに欠けているにちがいない、という大ざっぱなルールをとっている)(引用終り)

我が国には人手不足の話はあるが、頭脳不足の話はない。わが国は、無哲学・能天気の国である。だから、国民は歌詠みになる。 

 

>インド太平洋地域には本音では、「中国」か「アメリカ」かの二者択一を迫られたくない国も多い。

 

そうですね。中国は覇者の国、アメリカは民主主義の国ですからね。インド太平洋地域の人々にはどちらにも馴染みがないですね。   

 

>アメリカが価値観の一方的な押しつけに陥らないように軌道修正し、中国の圧政や軍事的脅威には各国と連携して対応できる環境を整えるー。>これは日本にしかできない外交なのではないか。  

 

そうですね。日本はインド太平洋地域の方に近い国ですからね。わが国では英米流の高等教育は成果が上がっていませんね。この状態では欧米人に対する日本人の説得力はありませんね。

 

>この地域でのルールに基づいた秩序を守っていくためにも、2022年は日本の新しい外交アプローチを模索する時期に来ている。  

 

アメリカの価値観を理解するための日本人の高等教育を先にするか、それとも中国のインド太平洋地域の軍事的脅威に対抗することが先か。軍事的脅威に対抗するとベトナム・アフガンの二の舞になるでしょうね。勧善懲悪の程度にして深入りしない事が大切ですね。深入りして失敗すれば、自由主義陣営の信用はさらに下がることでしょう。政治哲学の理解は難しい。両者の方向は同じではありませんね。    

 

>【執筆:FNNワシントン支局長 ダッチャー・藤田水美】  

 

 

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