gooブログはじめました!

日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

五十嵐仁氏  

2022-04-20 16:12:59 | 文化

>安倍元首相が国際社会のクリミア併合黙認を批判…またも「おまえが言うな」の厚顔無恥 > 日刊ゲンダイDIGITAL 2022/04/20 14:00  >19日付の仏紙ルモンドが、安倍元首相の寄稿を掲載。 >今回のウクライナ危機を台湾有事に重ね、中国が台湾に侵攻した場合は米国が防衛する意思を明確にすべきだと主張する内容である。  

 

日本人が意思の事を述べるのは自分自身がそれにふさわしい状態にはないですね。   

日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。困った時には '他力本願・神頼み' になる。思考停止に陥っていて生きる力 (vitality) が不足している。

 ' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)

どうやら '指示待ち人間' ができあがったようです。この筋道で成功すると、後追いの専門家になりますね。後追いの人は世論指導者としては適格ではないでしょう。 

 

>中国と一戦交える覚悟を示せ、と米中の武力衝突をけしかけているのだ。 >寄稿は、チェコ共和国に本拠を置く国際評論サイト「プロジェクト・シンジケート」によって配信されたもの。 >数日前には米紙ロサンゼルス・タイムズにも掲載された。 >安倍元首相はこう訴える。  ><ロシアがクリミアを併合したとき、ロシアがウクライナの主権を侵害したにもかかわらず、国際社会は最終的にこれを黙認した><この論理によって、戦略的な曖昧さは通用しなくなった><中国が台湾を侵略しようとする場合、米国は台湾を防衛することを明確にする必要がある>  

 

ナディア・シャドロー氏は、抑止戦略上、一定の「曖昧さ」も不可欠だと強調した。「これはしない、あれはしない、ということで、選択肢を限定するだけでなく、こちらの境界線は何かを相手に明確に伝えてしまうことになる」と述べた。 シャドロー氏は、米国が抑止力を弱めてしまった例として、①侵攻が「小規模」であれば制裁もそれに応じて軽いものとなるとバイデン大統領が1月の記者会見で示唆した②12月初めの段階で、いかなる状況でもウクライナに米軍が展開することはないと軍事介入を否定した③ウクライナに供与する兵器の種類を防衛目的か攻撃目的かで線引きした-ことなどを指摘した。「プーチン露大統領は侵攻する際に西側の選択肢は根本的に限定されたものになるという強い意識を持ったと思う」との見解を示した。相手に曖昧な表現をするということは、自分の考え自体が曖昧であるということはまったく違いますね。      

 

>■プーチン大統領を増長させた張本人   >まったく、どの口が言うのか。 >プーチン大統領の暴挙を容認してツケ上がらせた張本人は誰なのか。 >2014年のクリミア併合に際し、どの国よりもロシアに甘い対応をしたのが日本だった。

 

‘ロシアが力による現状変更を行っている国はG7(主要7カ国)では日本だけだ。 北方領土だ。 だから、ウクライナ問題で、ロシアを一番強く批判しなければいけないのは日本だ。 (小野寺元防衛相 

 

>背景にはもちろん、当時は首相だった安倍元首相とプーチン大統領の蜜月関係がある。 >142月のソチ五輪開会式は、人権問題を理由に欧米主要国の首脳が欠席する中、安倍元首相は出席してプーチン大統領を喜ばせた。 >その直後のクリミア併合に対する制裁もG7では最も緩く、形だけで済ませた。 >16年には地元の山口県・長門に招いて、おもてなし。 >「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている」と媚を売ったのは19年のことだ。 >「プーチン大統領を増長させ、ウクライナ侵攻の一因をつくった安倍元首相が何を偉そうに言っているのか、と国際社会も呆れているのではないでしょうか。  

 

そうでしょうね。彼は我を忘れて言動に走る人ですね。      

 

>そうやってロシアと中国の脅威を煽り、日本の防衛費をGDP2%に引き上げろと主張するのは、マッチポンプもいいところ。 >そんなに戦争がしたいのか。 >日本と世界を危険な道に引き込もうとしているようにしか見えません」 >(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学) >国内で吠えている分にはまだしも、海外メディアにまでシャシャリ出て日本の恥をさらすのはやめて欲しい。

 

そうですね。日本人には信念というものがない。     

‘私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’  (あるアメリカの国務長官)   

言語は伝達の手段であるばかりでなく、思考の重要な手段でもあります。ですから我々の考えの疎かな所は日本語のせいであることもあります。   

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。これらの三世界は時制により構文が異なるので、同次元で語ることができない。それで独立した三世界になっている。この規則を the sequence of tenses (時制の一致) と呼ぶ。日本人の初学者が英論文を書くときに難渋する規則である。 

世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を自分自身で埋めて行く。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。来るべき世界の内容を語ることは、時代を先取りすることである。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実 (things as they are) の内容を批判 (縦並びの比較) すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になれる。批判精神のない人の文章は、ただ現実の内容の垂れ流しになる。全ての事柄は他人事になる。これは子供のようなものである。日本人も英米人も子供の時には非現実 (考え) の内容というものがない。だから ‘話を告げる’ (to tell a story) ということは、’作り話をする’ とか ‘嘘を吐く’ という風に受け取られて悪い子供とされている。この判定だけがわが国では一生涯続く。

日本語の文法には時制がない。だから、日本人には非現実を内容とする世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。残念ながらマッカーサ元帥の '日本人12歳説' を否定できる人はいない。  

意見は比較の問題である。現実の内容と非現実の内容があれば批判精神が発揮できる。英米人の意見はこれである。これは縦並びの比較ということができる。建設的である。進歩が期待できる。希望が持てる。現実の内容だけであれば、その比較は '現実' '現実' の上下判断 (横並びの比較) になり、'どっちもどっちだ' がある。そこで、不完全な現実に囲まれて無力感に苛まれる。この種の比較は復讐に復讐を重ねる民族同士の争いの原動力にもなっていて進歩が期待できない。 

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で ‘自らの立場’ について以下のように述べています。   

何処の国の新聞でも、一つの立場がある。立場があるというのは公正な報道をしないということではない。そうではなくて、ある一つの事態を眺めかつ報道している自分の位置を明確にしている、ということである。 読者は、報道された内容と報道者の位置の双方を知って、書かれた記事に各々の判断を下す、ということである。 ・・・・日本の新聞も、自らの立場となると、不偏不党とか公正とかいうだけで、対象を見ている自分の位置を一向に明確に打ち出さない。これは非常に奇妙に見える。 物を見て報道している以上、見ている自分の位置というものが絶対にあるし、第一、その立場が明確でない新聞などが出せるはずもなければ読まれるはずもない。・・・・・ (引用終り)     

 

 

 

.

 

 

 


八木秀次氏  

2022-04-20 10:32:36 | 文化

>zakzak   >突破する日本  >ウクライナ降伏論に通じる「関・森嶋論争」  >ソ連の脅威復活で「『無知』な平和主義者の平和論」「軍備は果たして国を守るか」の論争勃発   > 2022/04/20 06:30

 ()

>ロシアのウクライナ侵攻は、日本にも人ごとではなくなった。

 

そうですね。我々日本人も思考停止ではいられなくなりましたね。   

 

>北海道侵攻の可能性が浮上している。 >ロシアはソ連時代から北海道の北半分の領有を主張してきた。

 

そうですね。ロシアは前々から北海道をほしがっていましたね。  

 

>冷戦時代には「ソ連の脅威」が語られてきた。>ソ連崩壊により脅威は去ったと思われたが、ウクライナ侵攻で復活しつつある。

 

そうですね。元寇の再来を思わせるものですね。   

 

>ロシア海軍は艦艇4隻に津軽海峡を通過させ、日本海で巡航ミサイルの発射演習をするなど威嚇している。 >1978年から翌年に掛けて行われた「関・森嶋論争」を想起しておきたい。 >当時、ソ連は通常兵器に加えて核戦力でも米国を追い上げていた。 >日中平和友好条約締結にソ連が強く反発したことで、ソ連脅威論が高まった。  

 

そうですね。ソ連は日本の連帯を好みませんね。   

 

>政治学者で東京都立大学名誉教授の関嘉彦氏は「私が心配するのは、『善意』であるが、歴史の教訓に『無知』な平和主義者の平和論である」とし、政府は有事のための法改正を行うべきと主張した。 >論拠に、第二次世界大戦でスイスがヒトラーに侵略を断念させたのは、スイス国民があくまで戦う決意を示し、民兵組織を整えたことを挙げた。

 

そうですね。国民があくまで戦う決意を示すのではヒットラーも断念せざるを得ませんね。      

 

>経済学者でロンドン大学教授の森嶋通夫氏は「軍備は果たして国を守るだろうか。 >(中略)われわれの皇軍も、国土を焼け野が原にしてしまったことを忘れてはならない」と反論した。

 

戦争は政治の一形態ですからね。政治家不在の戦争は焼け野原しか残しませんね。   

 

>関氏が「一国の安全は軍事力のみでは守れないが、しかし軍事力なしには同じく守れない、その意味で国を守る最小限の自衛力をもつべきである」と再反論すると、森嶋氏は「核兵器が発達した現在、(中略)不幸にして最悪の事態が起これば白旗と赤旗をもって冷静にソ連軍を迎えるほかない。 >(中略)ソ連に従属した新生活も、また核戦争をするよりはずっとよいに決まっている」と主張した。

 

森嶋氏はソ連様様ですね。彼はソ連の侵略に参加するしかありませんね。   

 

>森嶋氏が万一にでもソ連が攻めてきたときには、前回(=第二次大戦敗戦時)、日本人が「後世に誇るに足る、品位ある見事な降伏をした」のと同様に、「秩序ある威厳に満ちた降伏をして、その代わりに政治的自決権を獲得する方が、ずっと賢明だと私は考える」と主張すると、関氏はソ連に占領されて自治権をもち得ている国があるだろうかと反論した。

 

そうですね。ソ連に占領された後は権威主義の再開しかありませんね。歴史の逆行ですね。自分自身の進歩の否定ですね。      

 

>今も通用する議論で、軍配は関氏に上がりそうだが、当時はメディアや学者の大半が社会主義に傾倒し、非武装中立論も盛んで、森嶋氏を支持する者は少なくなかった。

 

そうですね。もう戦争はこりごりという風潮ですね。    

 

>現在もロシアと文字通り命懸けで戦うウクライナに対して、国民の命を救うために「早く降伏しろ」と奨める意見がある。

 

そうですね。ありますね。権威主義のグループに入ることの勧めですね。       

 

>自国の防衛すら人ごとである者には、他国の悲劇は想像できまい。  

 

治に居て乱を忘れずは大切な心がけですね。    

 

>降伏の後に待つのは「圧政と虐殺」であることは歴史が示すところだ。

 

そうですね。ロシア人は250年間異民族である蒙古人の圧政に耐えて来た。彼らは白人ではあるが、メンタリティは東洋風になっている。彼らは強い指導者を望んでいる。ロシアの中高年は時代の流れに追いつけないでいる。         

 

>■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。 >早稲田大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了、政治学研究科博士後期課程研究指導認定退学。 >専攻は憲法学。 >第2回正論新風賞受賞。 >高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学国際学部教授。 >山本七平賞選考委員など。 >法務省・法制審議会民法(相続関係)部会委員、内閣官房・教育再生実行会議有識者委員、フジテレビジョン番組審議委員を務めた。 >著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)、『日本国憲法とは何か』『明治憲法の思想』(PHP新書)など多数。  

 

中国は中原 (ちゅうげん) に鹿を逐 () う伝統的な覇者の国である。だから、覇者の物語 '三国志' は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。これは皇帝の時代も国家主席の時代も漢民族のメンタリティが同じであるから変わらない。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。独断専行に陥りやすい。印欧語族のインド哲学を経文 (漢文) に表すことが至難の業であることがわかる。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。

・・・・・

中華 (ちゅうか)  [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    東夷 (とうい)  [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     南蛮 (なんばん)  [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 西戎 (せいじゅう)  [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。北てき (ほくてき)  [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。

 

中国の薛剣 [シュエ・ジエン、53]・大阪総領事: ウクライナ問題から得た「一大教訓」は「弱い人は絶対に強い人に喧嘩を売る様な愚か(な行為)をしてはいけないこと」   

 

 

.