>日本の科学技術が衰退した原因は?台湾ネットユーザーがたった2文字で的確な解答―台湾メディア >2022/8/19 08:44 (JST)
(略)
>2022年8月15日、台湾メディアの聯合新聞網は、日本の科学技術が衰退した理由について「台湾のネットユーザーがたった2文字で的確な解答をした」と報じた。
>聯合新聞網の記事は、台湾のネット掲示板PTTにこのほど「東芝やVAIO、富士通など日本にはかつて多くの科学技術ブランドがあったのに、今や東芝はコンシューマー市場から姿を消し、VAIOも消え去り、 富士通の売り上げもHPやDELLに抜かれ、シャープは台湾企業に買収された。
>シリコンウエハーも台湾、韓国がメインになっている。
>どうして日本の科学技術はこんなに落ちぶれたのか」という質問スレッドが立ったことを紹介した。
>そして、この質問に対して他のネットユーザーが続々と答えを書き込む中で、多くの人が「米国」というたった2文字で答えを出したと説明。
>実際にネットユーザーから「米国が日本製品を破壊したところから始まった」「それは米国という名のパパに聞いてごらん」「米国の仕業であるほかに、融通が利かず変化に弱く、動きが鈍く、年功序列という、成果とは無関係の制度を持つ日本企業にも問題があった」といった答えが寄せられたことを伝えた。
日本はアメリカとの競争に負けましたね。
<日本はなぜ敗れるのか・敗因21か条> を著した山本七平の指摘する事例からも、大和民族自滅の過程は見て取れます。その一例を以下に掲げます。
私が戦った相手、アメリカ軍は、常に方法を変えてきた。あの手がだめならこれ、この手がだめならあれ、と。 、、、、、あれが日本軍なら、五十万をおくってだめなら百万を送り、百万を送ってだめなら二百万をおくる。そして極限まで来て自滅するとき「やるだけのことはやった、思い残すことはない」と言うのであろう。 、、、、、 これらの言葉の中には「あらゆる方法を探求し、可能な方法論のすべてを試みた」という意味はない。ただある一方法を一方向に、極限まで繰り返し、その繰り返しのための損害の量と、その損害を克服するため投じつづけた量と、それを投ずるために払った犠牲に自己満足し、それで力を出しきったとして自己を正当化しているということだけであろう。(引用終り)
日本文化は形があって内容が無い。形は現実 (事実) であり、内容は非現実 (考え) である。だから、内容を話して形を変えるという改革の話が難しく、変化に弱い。
日本人には意思がないので動きが鈍い。日本人には意思 (will) がない。つまり、無心である。意思は英語の未来時制の文の内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。
意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がないので仕方なく無為無策でいる。それで、おとなしい。優柔不断・意志薄弱に見える。能動がなくて受動ばかりの生活を送っている。困った時には '他力本願・神頼み' になる。生きる力 (vitality) が不足している。だから戦時中は、玉砕するまで戦い抜いた日本兵であった。
' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)
どうやら '指示待ち人間' ができあがったようです。この暮らしぶりで成功すると、受け売りと後追いの専門家になりますね。未来を先取りしない人は指導者としては適当でない。
年月をかけた序列形成の中で温存されてきた匠の精神は素早い市場の変化には対応できませんね。人間序列は成果主義と敵対関係にありますね。
かくして日本の科学技術は衰退しましたね。
>また、「日本は安定した市場にしか適応力がない」「日本は急速に変化する産業ではやっていけない」「日本の半導体企業の上層部は市場に対する反応が遅すぎる。
>片や韓国企業の素早さといったらない」「匠の精神は科学技術産業には合わない」との意見も見られたと同記事は伝えている。
>(翻訳・編集/川尻)
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