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現代教育 2/2

2019-08-18 13:58:11 | 政治

>国家としてのアイデンティティを失えば、統一した国家、国家の独立を保つことができなくなる。>その事は、国家体制の崩壊を意味するのである。

国体明徴 (天皇中心主義の国家観念を明らかに証拠だてること) は、必要ですか。
日本語には、階称 (言葉遣い) というものがある。世俗的な ’上と見るか・下と見るか’ の判断が疎かであると、日本語の日常会話にも支障をきたすことになる。
そのうえ、日本人の礼儀作法が序列作法になっているために、序列観念が欠落していると礼儀正しい日本人にはなれない。村八分・非国民・外人となる。
世俗の上下の考えを発展させて、全国規模の序列制度を作る。序列制度は、わが国の国体 (国家体制) といわている。天皇を中心とした国家観念に、人間序列がもとなる。序列の間に各人が自己の名前を差し挟むことにより、自己の国家への帰属意識を確信させている。この帰属意識は、哲学ではない。準文法のようなものである。序列意識の崩壊は、国家体制の崩壊を意味します。序列人間は、序列を失うと行きどころがない。だから、特に国体を強調することになります。 

>我が国では、かつて、それぞれの地域が独自の教育をしてきた。>その根本は、郷土愛である。>郷土愛が生む出した地域独特の教育システムや学校は、個性的な多くの人材を生み出し、開国後の近代日本の発展を担ってきた。>郷土愛の根底には、家族愛、そして、自己愛があり、郷土愛が発展したものが、愛国心だ。

そうですね。愛国心は、個人的な感情で、他人から説教されるような性質のものではありませんね。恋愛感情のようなものか。
それをわざわざ人前に出てきて愛国心の説教する人には、何か邪な企みがあると考えた方が良いでしょう。無哲学・能天気の人には、政治哲学もありませんからね。

>しかし、愛国心は、軍国主義、全体主義の中で変質し、ゆがめられた。

そうですね。愛国心は、政治家に利用されました。
“勿論、普通の人間は戦争を望まない。しかし、国民を戦争に参加させるのは、常に簡単な事だ。とても単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し、国を危険にさらしていると主張する以外には、何もする必要がない。この方法はどんな国でも有効だ” (ヘルマン・ゲーリング)。

>真の愛国心は、生活の場である地域社会に根ざしながら、それを健全に発展させたものだ。>本来の愛国心は、郷土愛に、そして、家族愛、自己愛に根ざしていなければならない。

そうですね。同感です。

>そして、それが民主主義的、個人主義的、愛国心なのである。

自己の無哲学・能天気の空白を埋め合わせるために、政治屋は汚れ無き愛国心を政治的に利用するのですね。民主主義、個人主義は、哲学である。だが、愛国心は、個人的な感情ですね。各人の想いが各様であるように、各人の哲学の内容も一様ではない。政治家は、’我らは何処に行くべきか’ という哲学的な命題に対する個人的な内容を明らかにして、国民の支持を得るべきですね。

> 健全な愛国心を教育の場で育てられないのは、地域社会、そして、そこに根付く伝統や文化を育めなくなる事を意味する。>また、同時に、健全な民主主義の発展も期待できなくなる。>それは、我が国の歴史と伝統、文化の破綻を招き、国家の統一と独立を保てなくする。

無哲学・能天気な政治屋に率いられた国民は、いったい何処に行くのであろうか。考えもなく、不安ばかりが募ります。これは、哲学に対する不勉強の至りか。

>それが意味することは、日本人が日本人としての誇りを失い、国家としての自決ができなくなる、 >すなわち、我が国が、他国の支配を許し、植民地になることを意味するのである。

日本人には、意思 (will) がない。意思の無い人は、受動ばかりの人である。能動がなくては自己の責任が果たせない。
意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 日本人は、仕方がないので無為無策でいる。だから、他国の支配を許し、ポチになる。
意思は、未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがない。だから、日本語の脳裏には未来時制は無く、日本人には意思がない。

>物理的な面ではともかく、精神的な、文化的な植民地にはすでになりかけている。> 愛国心を教育の場で育めないのは、現代教育最大の弊害である。

愛国心は、個人的な感情である。他からとやかく言われて育てる筋合いのものではないでしょう。だから、これを政治的に利用するのは好ましくない。政治哲学を持たない政治屋が愛国心を政治に利用したがっている時には、目を光らせる必要があります。


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