>朝日新聞デジタル >国際学力調査、日本は上位男女で意識さも >朝日新聞社によるストーリー・ >5時間・
> のべ65カ国・地域の小学4年と中学2年が参加した2023年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS(ティムズ))で、日本は19年の前回に続き、「算数・数学」と「理科」でともに世界トップ水準だったことが分かった。
> 調査結果を4日に文部科学省が公表した。
>調査は、国際教育到達度評価学会(IEA)が、子どもの学習条件などの研究をするため、1995年から4年ごとに実施している。
>日本は無作為抽出で計274校7780人が参加し、今回からコンピューターで回答した。
> 日本の結果は、小4算数が58カ国・地域のうち5位の591点(前回比2点減)、理科は同6位の555点(同7点減)だった。
>■中2理科は3位、小4算数は5位
> 中2数学が44カ国・地域のうち4位の595点(同1点増)、理科は同3位の557点(同13点減)だった。
> 順位は、小4理科が4位から下がった以外は前回と同じだった。
> 質問調査もし、理数系への興味の度合いなども調べた。
> 日本は、男女別では、算数が「好き」と答えた小4は、男子75.6%に対し、女子は65.5%。
>「得意」と答えた子は男子66.4%に対し、女子は45.4%と、女子が男子より低かった。
>(山本知佳)
‘勉強は子供のするもの’ というのが日本人の伝統的な考え方ですね。だから日本人の知識が12歳程度でとどまっているのでしょうね。
日本人は大人の教育に目を向けるべきですね。
‘(略) しかしいったん、大学に入れば、控えめに表現しても、成績と出席の基準はたるんでいる。大学を含め、日本の子供たちが習うものごとの中核は、主として十八歳までに吸収される。’ (フランク・ギブニー)
英米流の高等教育は子供を大人にする為の教育である。子供には現実 (事実) ばかりがあって非現実(哲学・考え) がない。英米流の高等教育は子供に哲学を獲得するための教育である。子供が思春期になって、言語能力が飛躍的に増大するのを待って高等教育が行われる。かれらの文法には時制 (tense) というものがあって独立した非現実の三世界を表現することができる。未来時制を使って自己の意思を表すこともできるようになる。すると加害者意識も経験することになる。それが高じて罪の意識も理解できるようになる。深い反省にも陥るので原因の究明が行われる。うやむやにならない。魂の救済を必要とする人も出て来る。贖罪のための宗教 (キリスト教) も重要になる。こうしたことで浅薄な人間が思慮深い人間に変身する。だからどこの国でも高等教育に力を入れることになる。
哲学は非現実 (考え) の内容であるから、思考を停止している日本人には縁がない。日本語は現実の内容だけを話す言語である。日本式の判断だと見ることのできる内容は本当の事である。見ることのできない内容は嘘である。だから現実の言葉 (日本語) を話す人が非現実を語る学習をすると常に失敗する。嘘ばかりでは学習に力が入らない。だからわが国は英米流の高等教育の導入に失敗した。何処の国も日本に我が子の高等教育の成果を期待する者はいない。
今の地球はアングロ・サクソンの支配体制にある。哲学が相手を引き付けて人々の尊敬を得る。アフリカ系米国人はアメリカの大統領になった。インド系英国人は英国の首相になっていた。これらは高等教育のお陰である。インド人は印欧語族であるからアングロ・サクソンと相性が良い。
当の日本人の若者はいまなお序列競争にうつつを抜かしていて、教育内容の吟味などする余地はない。難関出身者が序列社会で優位に立つ話ばかりを気にしている。世界に対する注意力不足で井の中の蛙になっている。国際取引で印欧語族を取引相手にして苦戦を強いられることになる。
マッカーサ元帥は1951年5月5日の上院合同委員会で日本人を以下のように評していました。
‘もしアングロ・サクソンが人間としての発達という点で、科学とか芸術とか文化において、まあ45歳であるとすれば、ドイツ人もまったく同じくらいでした。しかし日本人は、時間的には古くからいる人々なのですが、指導を受けるべき状態にありました。近代文明の尺度で測れば、我々が45歳で、成熟した年齢であるのに比べると、12歳の少年といったところ like a boy of twelve でしょう。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)
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