【羽子板市とアメ横】
暮れの風物詩:浅草寺の「羽子板市」は今年も多くの人で賑わっていた。
江戸時代から一番の盛り場である浅草、浅草寺の歳の市は”納めの観音”
の日、つまり今年最後のご縁日に行われるのだから、大変な人出であり
他の市では見られない一番賑わう縁日だった。
今では仲見世を通る人の半数は外国人観光客、羽子板市は買い求める
人より見て歩く人が大半で、売子さんたちも諦め顔で店頭に座っていた。
観音堂前は線香の煙が立ち込める中、多くの人で賑わっていた。
観音堂内では日本最大の”十尺大羽子板”が
展示されていた。
賑わいを見せるが、なかなか買ってくれない今年の羽子板市。
五郎丸選手は勿論だが、羽生選手の世界最高点達成、澤選手の引退声明
までが早々と、羽子板になっていたのには驚いた!
羽子板市の名物オジサン、今年は威勢の良い売り口上が
聞けなかった。
仲見世はすっかりお正月気分だ!
”アメ横”はクリスマスが過ぎると、正月用の食品を買う人で戦争状態になる。
混雑する人をかき分け、欲しいものを買い求めるのに一苦労だ!
品数は豊富で、とにかく安い、売り手の掛け声に思わず引き込まれてしまう。
値札はあって無いようなもの、一声でドーン!と安くなる。
日頃口にすることの出来ない”マグロの大トロ”タラバにズワイガニと毛ガニ”
”いくらに雲丹”とにかく何でも安い。混雑を承知で人が集まる訳だ!!
ここ数年で変わったのは、台湾料理やメキシコ料理などの小店舗が
増えてきたことだ、美味しいのか珍しいのか、どの店も混んでいた。
浅草もアメ横もいよいよお正月を迎える準備が始まった。