佐原の友人から、【佐原の大祭】のカレンダーが届いた。
佐原は夏の八坂神社・秋の諏訪神社の祭りが年2度賑やかにとり行われる。
その集大成した祭りカレンダーは祭好きには応えられない。
東日本大震災では、古い町並みは強い揺れで多くの建造物が崩れた。
今なお、その爪痕は多少残っているが、祭りが復興に勇気を与えてくれたの
だろう、大人形を乗せた山車は、町並みを小野川沿いを、哀愁込めた
「佐原囃子」の音色を響かせながら進んで行く。
”江戸優り”と言われる風雅な光景が展開される。
大正時代に建てられた商家も震災の傷跡がひどかった、
今ではすっかり復元された。
震災後”訪れて頂くのが最高の復興支援です”と訴え続け、
佐原の大祭はその一役を担ってきた。
ー鎮魂と祈りの民俗芸能ー
~人々は幾たびも災いを乗り越えてきた ふるさとの心をつなぐまつりとともに~
岩手県三陸沿岸の祭り・民俗芸能のカレンダーが出来た。
東日本大震災から四年と八か月が過ぎた。今は復興の兆しが見えているようだ。
しかし、釜石に住む私の友人は未だ事業の再開もならず、仮設住宅生活が続いている。
五度目の正月を仮設住宅で迎えねばならない。
復興の終わりは何時になるのだろう・・・
釜石に伝わる「只越虎舞(ただごえとらまい)」被災した保存会は、尊い命とともに道具や衣装など
を失ったが、暖かい支援をうけて修復し活動を再開した。(カレンダーより)
吉里吉里鹿踊・きりきりししおどり(大槌町)
大きな被害を受けた大槌町では、鹿踊をはじめとする地域の芸能が、人々の心を強く結び
続けている。(カレンダーより)
震災後半年、友人の家の前には津波で釜石湾内を漂っていた大型貨物船が
乗り上げていた。
無残な釜石魚市場、地盤沈下がひどいと聞いている、今どうなっているのだろう。
風光明媚な根浜海岸のゲストハウスは再建されたのだろうか?