【信州の紅葉】
「御射鹿池」数十年前に横谷渓谷を見に行く途中、小さな池のあまりにも
静かな景観が目にとまり、池の近くで一休みした記憶がある。
今では広い道路が整備され、駐車場まで用意されていた。池の周りは
すっかりガードされ池の近くまで行くことは出来ない。
東山魁夷画伯の「緑響く」のモチーフとなった処でもある。
人工の溜池でありながらも、まるで「太古の昔から存在していたかの
ような」・・・そんな存在感を放っている。
水鏡の様な水面に色染めた木々が映し出されていた。紅葉の見ごろは
まだ先のようだったが、朝霧にかすむ山々をバックに池は神聖な気配を
感じさせてくれた。
池を囲む山々は朝霧の中に隠れていた
カラマツの色付きはまだ先だ。
御射鹿池のシンボルツリーが鏡の様な水面に映し出される。
モデルの様な、たおやかな姿の白樺が二本仲良く舞っていた。
池の淵を白馬が走る・・・東山魁夷画伯の名作「緑響く」が目に浮かぶ。
朝霧が晴れ、山々が姿を現し始めた。
朝霧が静かに山の方に抜けていく。
標高2100m以上の湖としては日本最大の天然湖である「白駒の池」
八ヶ岳を西に望むこの地には、数百年の時をその年輪に刻んだコメツガ、
トウヒ、シラビソの原生林が広がる。地面を覆い木を覆う485種類にも
及ぶと言う苔の絨毯だ。
一歩足を踏み入れると、そこには一面に鮮やかな絨毯を敷き詰めた苔の世界だ!
白駒の池周辺を中心に485種類もの高山に特徴的な苔が生息する。
その比類ない規模と美しさから日本屈指とされる「苔の森」が実に神秘的だ!
古木の上に苔が覆い、役目を果たしたカエデの葉が秋の訪れを感じさせる。
「白駒の池」は晩秋に入っていた。
赤く染まっていた木々も色あせ水草が静かに揺れていた。
池の近くには二軒の小屋があり、朝陽に屋根がひかる。
2・3時間後には多くの観光客で賑わってくる。
早朝の白駒の池は水面が揺れる事がない、水草の先は秋のときめきを
映し出していた。
30分2000円の貸しボートに乗る三人・・・良い秋を楽しんでください。
カラマツが黄色く染まって来た、晩秋の白駒の池の景色だ。
絶景スポットに人が集まっている、時間が過ぎ水面が揺れてきた。
北八ヶ岳ロープウェイに乗って標高2237mの溶岩台地に行ってきた。
山麓駅から高低差466mを7分で駆け上がる。
駅舎が寫眞で見たヨーロッパアルプスの建物の雰囲気を感じさせてくれる。
山頂の雲も間もなく晴れた。
ロープウェイの車窓から見た秋の景色。