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山車祭りを見歩くことです。

【浅草寺・本尊示現会】

2019-03-23 12:24:00 | お祭り

【浅草寺・本尊示現会】

むかしむかし、1400年前の3月18日、二人の漁師が浅草浦(現隅田川)で

投網漁をしていた、漁はさっぱりだったが一躰の仏像が網にかかった。

持ち帰って当時郷土の文化人で長であった土師氏に見て貰うと、なんとこれは

聖観世音菩薩様だと・・・土師氏が剃髪し僧侶となりこれを祀ったのが浅草神社

の草創と言われている。ご本尊の示現に係わった3名は、後に神として祀られる。

その社が三社権現、つまり現在の浅草神社である。

地元では浅草神社の事を「三社様」と呼んでいる。5月に行われる三社祭は

ここから来ている。

前夜、浅草神社から三台の神輿(一之宮・二之宮・三之宮)がお出まし、

浅草寺で一夜をあかす、この行事が「堂上げ」で、翌朝、氏子町内の若衆に

担がれた三台の神輿が浅草寺拝殿から下りて行く行事が「堂下げ」と呼ばれ

本尊示現会のメインイベントである。

鳳凰の飾りを被った「一之宮」が堂下げされていく。

堂下げされた後、神事「びんざさら舞」が拝殿前で行われる。

田楽舞で、楽器である編木(ささら)で音を奏でる事により、五穀豊穣・悪霊退散の

願いを込める。

「堂下げ」「びんざさら舞」が終わると、浅草神社の神職さん達と三基の神輿が

観音様にご挨拶をする。

浅草寺拝殿前は祭人と観衆で埋め尽くされる。

近くの伝法院幼稚園児たちが、観音さんに献花するため観衆の中を抜けていく。

手を合わせる園児たち。

「堂さげ」の終わった神輿三基が、浅草神社に帰っていく。

祭慣れしたベテラン衆、この人たちが祭りを支えているのだ。

浅草神社の鳥居をくぐるところから、神輿は担ぎ手によって神社内に入っていく。

浅草神社の社殿は、度重なる火災、戦災、関東大震災の被害をまぬかれ、

350年経った現在も当時の面影のままだ。この神社は徳川三代将軍家光公の

建立寄進された社殿で、国の重要文化財になっている。

示現会に合わせ、金龍が仲見世通りを練り歩いていた。

仲見世通りを三味線の音が響き、浅草芸者さんを乗せた屋台が艶やかさを振り

まきながら、人混みの中を縫い進んでいた。

コメント (1)
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