『私、何かヤッたっけ?』
休憩時間。今回、武道啓明賞を受賞したリンカの言葉。
全体的な稽古の統一感という意味では、とても良いカタチの高台教室第一部。
今回、高台教室からは、じつに三人もの啓明賞受賞者が出たのも頷ける。
稽古への取り組み方を含め、人の模範になる部分が抜きん出ていたからこその受賞なのですが、リンカの言葉から、本人がソコを意識していないトコロがまたイイわけで。
生きる中で人は、大自然からのものも含め、気付かないトコロで沢山の恩恵を受けながら生きています。
人生の中で、一生の中で、自分自身が人に出来るコト、自然界に恩返し出来るコトとは、どれほどのものなのだろうか‥?
多くの生命の犠牲や支え合いがあっての自分の存在。すでに沢山のモノを頂いているという現実。
ある程度の自然欲は仕方ないにしても、昔から『欲』は身を滅ぼす、争いを招くとも言われるのは、この自然界の流れの中では、その『求める‥求め過ぎる』という在り方は、その流れの中では『不自然』となるからなのでしょう。
人は生きているかぎり、すでに与えられているのだから、過ぎるほどの『求め』はいらない‥与えたことへの『見返り』もいらない‥
求めるのでは無く、すでに頂いているものに対する、わずかながらの御恩返し‥わずかながらでも与えられるという現実にこそ、本当の『倖せ』を見出せばいい‥
武道の言う調和の精神、自然界との調和を考えるなら、植物の光合成にもあるように、すでに頂いていることに対し、無意識のうちに返して行くことが、ごく自然なカタチなのかも知れない。
大自然が教えてくれていること‥そして自らの生活の中にもある、人が生きるうえで大切なこと‥流れやカタチ。
自主的な御手伝いや後輩達の面倒見なども含め、自分に出来るコトを一生懸命にやってきた一年。
2011年・武道啓明賞受賞者‥アユミさん、シュンヤ、ダイスケ、マサナオ、リョウスケ、リンカ。
『私、何かヤッたっけ?』
そんな無欲なリンカの言葉や笑顔から、あらためて啓明賞に推薦して良かった‥『だから啓明賞なんだョ』…と心から思うのです。(^-^)
【今日の一枚】
★写真はリンカ&リョウスケ&マサナオ。『みんな、啓明賞受賞おめでとう!』
【教室長の一言】
☆『東海大会を撮影したDVDを保護者の皆様から頂きました。とにかく嬉しいデス。今後の指導に役立てます!』(^-^)