浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

~浜松市の各地区で毎日5時台から始められる子供カラテ道場
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12月31日 ―御挨拶―

2011年12月31日 | 教室の出来事
いつも武道空手少年クラブ東海の活動に多くの御支援を頂きまして、誠にありがとうございます。

さて、今年も残すところ後わずかとなりました。

今年は誰もが御存じのように、東北における未曾有の大震災があった年です。


日本だけでなく、世界中が悲しみに暮れ、この現実から沢山の人々が行動し、様々なことを考えるキッカケともなりました。


考え、行動をするという意味では、我々、武道団体も例外ではなく、東海地区としても個人や団体から、細やかながらも御寄附をさせて頂いたり、夏季合宿では『心の勉強会』や『教育講演会』などを開催するなどして、保護者の皆様や未来の日本を背負って行くであろう子供達への想いからも、それぞれのカタチをとらせても頂きました。


私個人の生活の中にも、祖母が逝き‥愛犬が逝き‥尊敬する日下先輩までもが四十歳という若さで逝ってしまうなどの出来事があり、命の尊さというものを本当に深く考えさせられる年となったのです。


その一方で子供達の成長という部分では、とても喜ばしい場面にたくさん出逢えた年でもありました。


全国大会や東海大会において、じつに多くの子供達が入賞をはたしたのです。


それらの結果は個人だけのものではなく、一緒に稽古をしてきた仲間達の意識レベルと技術レベルの向上があったからだと考えています。


そのような意味では、仲間意識、所属意識なども含め、それらの結果からも『絆』のようなものが生まれつつあるようにも感じますし、何よりも子供達全体の成長があったことを一番に嬉しく思いました。



人生ですから、晴れの日があれば雨の日もあるように、ごく自然に我々の生活の中にも、喜ばしいことも、悲しいことも訪れます。


私個人の生活の中にも、それらの出来事は当然のごとくあったわけです。

でも、それでも‥嬉しい時にも悲しい時にも、いつもそばに人がいて、たくさんの支えの中、私は生かされてきたと実感できた、この一年でもありました。


忘れてはならないのは、生きているかぎり、人はいつだって『恩恵』の中にいるということ。


だから、訪れる出来事が良いとか悪いとかではなく、ごく自然に訪れる事象の中でも、我々はすでに『倖せ』の中にいるということを、今年一年の出来事達は教えてくれたような気がします。


今年は団体でも『教育』をテ―マに活動をしてきましたが、当然私も含め、まだまだ東海地区に所属する指導員全員が、教育とは何か?教育の軸になるものとは何か?を追求しなければと感じています。


自然界の法則、社会的ル―ル、そして空手道の型や礼法の中にも、必ず物事には意味合いがあります。


この情報化社会の中、あらゆる選択肢のある世の中で、昔のように、ただ背中で見せるだけでは、子供達は物事の本質の部分には、なかなか触れられません。


イヤになれば、いくらでも逃げ道のあるような世の中で、我々は本質を解りやすく子供達に伝えて行く責任がありますし、子供達が物事を継続するチカラを養わなければと思うのです。


まずは知識として原理原則を知り、経験を重ねて行く中で感覚として物事を理解し、それを生活の中で応用として役立てて行く‥

震災後の日本人の我慢強さ‥その精神性が世界的にも評価されたように、我々は空手道を追求する中で、技や礼法の中にある先人達からの想いに耳を傾けながら、子供達と共に物事の本質的部分に近付いて行かなければと思ってます。



じつに色々な事があった一年、忘れることの出来ない一年となりましたが、子供達の頑張りと保護者の皆様の御力添えに、本当に心を救われた一年となったことを心より感謝申し上げます。


ながくなりましたが、来年は更なる目標のもと、子供達と共に頑張ってまいりますので、また来年も本年と変わらぬ御支援を頂けましたら幸いです。


来る年は皆様にとって、よい年になることをお祈り申し上げます。


本当にありがとうございました。