※武術としての空手、技の一例、3枚の写真。この動作を一瞬で行います
現在、井口道場では護身術を指導中。今年の審査会や大会もぜんぶ終えましたので、よい機会かと。
実際、普段みんなが取り組んでいる競技としての空手と武術としての空手…護身術とは、攻撃法も防御法もかなり違いますから。
たとえば相手が武器を持って攻撃してくるのに対し、スポーツ的な技の防御を行った場合、大ケガに繋がる可能性も大。時には命の危険もあると予測されます。
スポーティな技のすべてが護身として通用しないとまでは言いませんが、これが技を分解して行くと…違いの多くに驚くわけです。
だからこそ井口道場では、競技と武術の違いを説明し、その意識を持って、それらの稽古に取り組んでいます。
そうは言っても、もともと井口道場の組手スタイルには武術的なエッセンスは含まれていたので、みんな、とくに戸惑うこともないですけどね。ほとんどが違うとはいえ、競技でも護身の場でも使えるスゴ技が、いくつかあるのです。
だからそれらをアレンジしたり、どうマトメたりするのかは…指導する側の手腕となりますね(笑)
中国武術や空手の技の核になるものを交叉法と言います。少年用…また井口流とはなりますが、今までその交叉法の初級編を指導しただけで、たくさんのジュニア全日本王者が誕生しました。
だからこそ、いつか高校生の生徒が増えましたら、今度は交叉法の上級編と、競技では使えない武術としての技もドンドン指導し、そして共に稽古して行けたらなぁ…と思ってます。
皆様のおかげで井口道場も今年、禅道会空手の少年部道場としては全国一の生徒数になりましたが〔熊谷師範 談〕、それでも、まだまだ色々な意味で活性化をさせたいと思っておりますし、古流空手と総合格闘技のあいだで、まだまだ夢はふくらむばかりです…^_^