韓国の穀倉地帯と言われている全羅道地方は,またの名を湖南地方[호남지방]と呼ばれています。
大きな湖もないのにどうしてでしょうか。
ここで「湖」というのは,むかし湖江[호강]と呼ばれた錦江[금강]という川の南の地域という意味なんですね。
もともと湖南地域というのは公州,扶餘などの忠清道の一部を含む地域を指した言葉でしたが,現在では全羅道地方の代名詞になっています。
同じように忠清道を湖西地方と言うのは,錦江の西の地域という意味です。
参考までに,京畿道と黃海道の一部,忠清南道の錦江の北側の地域は畿湖地方[기호지방]と呼ばれています。
全羅道の北部には東西50km,南北80kmにも及ぶ湖南平野[호남평야]がありますし,南部は蘆嶺山脈[노령산맥]と小白山脈[소백산맥]の間を流れる榮山江[영산강]流域にに広がる羅州平野[나주평야]があります。
全羅道というのは全州[전주]と羅州[나주]から1字ずつ取って付けられました。
羅州はいまでは全羅南道の小さな市ですが,昔は羅州平野から取れる米や蚕糸,綿花などの豊かな農産物とそれを運ぶ水運の中心として,全羅南道の行政中心地として栄えた街です。
いまは全羅南道の道庁所在地は光州に移ってしまいましたが,全羅北道の道庁所在地は全州です。
ところで,みなさんは下三道[하삼도]という言葉を知っていますか。
忠清道,全羅道,慶尚道のことを下三道といいます。
政治,経済,軍事の3つの重要な役割を担っている道のことで,全羅道は,いま言ったように農産物の宝庫ですので,昔から韓国を経済的な面で支えてきた地域なんです。
全羅道人の気質は風前細柳[풍전세류]つまり風の前の柳のようにしなやかだというのです。風流だという意味ですね。
大きな湖もないのにどうしてでしょうか。
ここで「湖」というのは,むかし湖江[호강]と呼ばれた錦江[금강]という川の南の地域という意味なんですね。
もともと湖南地域というのは公州,扶餘などの忠清道の一部を含む地域を指した言葉でしたが,現在では全羅道地方の代名詞になっています。
同じように忠清道を湖西地方と言うのは,錦江の西の地域という意味です。
参考までに,京畿道と黃海道の一部,忠清南道の錦江の北側の地域は畿湖地方[기호지방]と呼ばれています。
全羅道の北部には東西50km,南北80kmにも及ぶ湖南平野[호남평야]がありますし,南部は蘆嶺山脈[노령산맥]と小白山脈[소백산맥]の間を流れる榮山江[영산강]流域にに広がる羅州平野[나주평야]があります。
全羅道というのは全州[전주]と羅州[나주]から1字ずつ取って付けられました。
羅州はいまでは全羅南道の小さな市ですが,昔は羅州平野から取れる米や蚕糸,綿花などの豊かな農産物とそれを運ぶ水運の中心として,全羅南道の行政中心地として栄えた街です。
いまは全羅南道の道庁所在地は光州に移ってしまいましたが,全羅北道の道庁所在地は全州です。
ところで,みなさんは下三道[하삼도]という言葉を知っていますか。
忠清道,全羅道,慶尚道のことを下三道といいます。
政治,経済,軍事の3つの重要な役割を担っている道のことで,全羅道は,いま言ったように農産物の宝庫ですので,昔から韓国を経済的な面で支えてきた地域なんです。
全羅道人の気質は風前細柳[풍전세류]つまり風の前の柳のようにしなやかだというのです。風流だという意味ですね。