君の答えとぼくの答えが違うって?君が間違っているよ!
私たちがよく誤用する言葉の中に“쟤는 나와 틀려.”という言い方がある。‘다르다’と‘틀리다’を区別して使うべきだということは,多くのメディアに書かれているが,もう一度復習しておこう。
‘다르다’と‘틀리다’は,どちらも「違う」という意味だが,使い分けが難しい言葉だ。
‘다르다’は,2つの対象が互いに一致しないことを表す形容詞だが,‘틀리다’は,ある基準から外れていることを表す動詞である。
例えば
색이 다르다:色が違う
답이 다르다:答えが違う
성격이 다르다:性格が違う
など,2つの対象を比較して,何かが一致しない場合に「다르다」を使う。
一方,「틀리다」は,ある基準から外れている場合に使う。例えば,
길을 틀리다:道を間違えた
계산을 틀리다:計算を間違えた
など,ある基準から外れている場合に‘틀리다’を使う。
ただし,人に対して‘틀리다’を使う場合は,その人は根本的に間違っている,またはその人の考えや行動は間違っているという意味合いがある。
나는 농구를 좋아하는데 친구는 축구를 좋아하니 나와는 틀리다.
ぼくはバスケットボールが好きで,友達はサッカーが好きなので,ぼくとは違う。
この場合‘틀리다’ではなく「다르다」を使わなければならない。
나는 농구를 좋아하는데 친구는 축구를 좋아하니 나와는 다르다.
다르다 : 比較対象となる2つの対象が,性質や状態において,同じではない。違う。
틀리다 : 正しくない。誤っている。
왼손잡이는 오른손잡이와 틀리다.
こう言うと「左利きは右利きと比べて間違っている」という意味になってしまう。左利きが,右利きと比べて道徳的に悪いと評価するのと同じである。
왼손잡이는 오른손잡이와 다를 뿐이다. これが,正しい言い方だ。
불교는 기독교와 틀리다.これも間違った言い方だ。불교는 기독교와 다르다.と言わなければならない。
그 사람은 근본부터 틀렸어.:その人は根本から間違っている。
외모는 출중한데, 성격이 틀렸어.:外見は優れているのに、性格がひどい。
인간이 글러먹었어!:人間が最低た!*글러먹다は「ダメになる」「腐る」という意味の俗語