6月25日(月)
今日は、私の母校でもある中村調理製菓専門学校へ、講師へ行ってきました。
示範内容は、「有機農家讃井さんの花ズッキーニに伊万里のパプリカのエスプーマをつめて、
奥日向サーモンの瞬間スモーク」
とデザート「ピーチ・メルバ」
でした。
当店らしいことを、学生の皆さんに伝えたく、
生産者さんの思いのこもった食材を、その食材の持ち味を活かして調理する方法、
シンプルなようで奥深い、「心」の伝わる料理を講義してきました。
デザートは、オーギュスト・エスコフィエが考案した「ピーチ・メルバ」をより軽い調理法で作った
現代風「ピーチ・メルバ」
こちらも、福岡の「桃」の美味しさがストレートに伝わる調理法を講義してきました。
学校での授業は、調理法、作り方をお教えすることが、実は目的ではないんですよね。。。
私も学生時代、目を輝かせて、そのシェフの「生き方」「考え方」を聞いていました!
今回のシェフの話でも、我が旦那さんながら、「良いこというなー」って、生徒さんと一緒に私も聞いていました!
生徒さんは、就職活動中で、今、専門店に行くのか、ホテルに行くのか迷っていたり、
自分の道をどう進むべきか悩んでいる生徒さんも多く、
そして、現実問題として、労働環境、労働時間等から、専門店を選ぶ生徒さんが減ってきているようで。。。
専門店の楽しさは、「いちから作る楽しさ」「何事にも心を込めて作る」
そしてその反応を直で感じ取れる、お客様との距離感。「美味しい」と言ってもらえる喜び、やりがい。
お給料面や、労働時間のことばかり気にするのではなく、
「10年後を見据えた働き方」が一年目ではとても大切だということ。
シェフの現実的な話に、生徒さんも真剣に聞き入っていました。
他にも「まかない作りの大切さ」「日々、料理に勤しむ」ことの大切さ。
「気遣いのできる人間になる」ということ。
「感性を磨く」ということ。
身近な色々なものに、「きれいだな」「美味しそうだな」「素敵だな」などの「感情をもつ」大切さ。
何かに興味を持つ大切さ、
色々なことを「感じる」ことの大切さ。
若い世代の生徒さんは、きっとスポンジのようにどんどん吸収することでしょう。
たくさんの、素晴らしい若い料理人が育ってくれることを、心より祈ります!
この世界は決して「楽しい」だけの世界ではありませんが、
とってもやりがいのある仕事です。
未来の「巨匠」!期待しています!
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