早いもので、今年もあと2ヶ月と少し。
新型コロナウィルス感染症が拡大し始めてから、もう半年以上が経ちます。
世の中は以前とは全く違うものになってしまったと、とらえています。
このコロナになって以来、休業を余儀なくされたり、
席数を制限しなくてはいかなかったり、と様々な困難に遭っておりますが、
やはり私たちの「芯」はぶれることなく、
私たちのペースで、私たちがやってきたことを、しっかりと丁寧にやっていこう、と意思は一致しております。
今回のラ ロシェルさんでのイベントでは、それが表現できたのでは、と思います。
アミューズは丁寧にとられたコンソメに、季節のキノコの香りをアンフュゼして、
お客様の目の前で提供する。
オードブルでは、オマール海老の最高峰であるフランス・ブルターニュ産のオマール海老の冷製。
ハイビスカスの香るジュレのシート、ラズベリーのヴィネグレットがアクセントの赤大根のマリネをその下に忍ばせて、
横にはバニラがほのかに香る、オマール海老のブランマンジェ。
いくつもの香りの層と、味わいの層でまとまった一品。
お魚料理では、普段の営業ではなかなかできないパイ包みを。
アラミニッツで焼き上げたパイの香ばしさ、
お客様の目の前でデクパージュする臨場感。
それぞれの素材の味の良さがひきたつ、シャンパンのソース、にキャビアだけ、というシンプルな仕立て。
これをロシェルのサービスの方との連携でお客様のもとへ。
こういう風景をみると、
「フランス料理っていいなー」って
あらためて実感します。
ワインがすすむにちがいない!と裏からこっそり見てた私でした!
そして
デザートは、これまた素材の良さが際立つ
シンプルな「林檎のシブースト」
うきはの石橋想園さんの紅玉で作ったふわふわのカスタードに、
アラミニッツでキャラメリゼしたキャラメルの香り。
これまた、
「カルバドスが飲みたいなー」
なんて
裏からこっそり見てました(笑)
そして、ちゃっかりsmileクッキーもプティフルの一部に加えてもらいました!
フランス料理の鉄人!坂井ムッシュのラ・ロシェルさんで
こういうイベントをさせていただくと、
本当にフランス料理の良さを実感します!
今の時代、「流行」にのってばかりで、イタリアンなのか、フレンチなのか、
和食なのか、境界線がないような時代になってきましたが、
やっぱり「フランス料理」の良さがある!
そう思えたイベントでした!
ぜひ皆様も、たまには「フランス料理」をお楽しみ。くださいね