年末に押し迫ってくると、やはりフランス料理が恋しくなってきますね。
そして、色々な季節の食材を目にすると、
「あー、去年の今頃はこういう料理やってた、
あんな料理もしたいな。この料理にはこのワイン飲みたいな」
なんて考えばかり。
頭の中で味を想像すればするほど、より敏感にワインのペアリングが思いつくようです。
料理とワインの記憶の味をたどるので、
なぜ、それとこれが合うのか、実際に合ったのかを、
今はたくさん時間があるので、ワインの本を勉強して再認識できる時間です。
最近は唐津の記事ばかりでしたので、
今日はシェフの料理を思い出したいと思います。
秋にお出ししていたメニューより。
「熟成させた真鯛と朝倉の川茸、微発酵させた梨のソース」
熟成させた真鯛の旨味、川茸の透明感、みずみずしさ、梨のソースのコクと酸味。
みょうがや紫蘇のアクセント。
コースの前半にクレッシェンドになっていく曲のような始まりです。
もう一品は秋冬のスペシャリテ!
「渡り蟹のロワイヤル」
王道の美味しさ!
渡り蟹の凝縮した旨み、ビスクの濃厚で芳醇な香り、
ロワイヤルの優しい口当たり、と卵の安らぐ美味しさ。
手間暇かかって処理された渡り蟹や、高貴なビスクの味わい。
ムルソーなどゆっくりと味わいながら楽しむと最高です!
これだけ長い期間、料理をしないと
逆に、創作意欲がわきます!!
皆様も想像しつつ、そしてシェフのお料理を覚えていてくださいね。