シルバー日記

80婆の日々の記録と写真

ずぶぬれて犬ころ

2019年05月22日 | 日記


夭折の俳人「住宅 顕信」の句だ。岡山市に生まれ、中学卒業後、調理師専門学校出て調理師になり、その後市役所に勤め、また後に僧侶となり、俳句を始める。
尾崎放哉に心酔し、自由律俳句を詠み始める。病に倒れ、25歳で逝く。俳句は全部で281句、すごい人だ。
岡山県出身の「本田 義孝」監督で映画化された。同じ市に勤めていたことから、彼の俳句は知っていたが、面識もなく、
すごい人がいたという認識程度だった。この映画で、改めて彼の感性に驚いた。
現代のいじめと重ね合わせて、彼の生き様を浮き彫りにしていく手法に引き込まれて行った。Yさんのお誘いで映画が見れてよかった。


ついでにと言っては申し訳ないが、5月は、映画が見れなかったので、この機会にと、「記者たち」を続けて鑑賞した。
仕組まれたイラク戦争、その真相を追い続けた記者たちのゆるぎない信念の実話だ。
アメリカの大大手のマスコミ新聞社たちが、政府の御用機関になり下がった中で、マスコミの使命を貫いたただ一社の勇気ある報道姿勢に感動!
現在のマスコミのありようを痛烈に批判しているように思えた。

映画2本に堪能した。
  庭にの落ちた梅の実、