ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

入試問題の投稿

2011年03月02日 22時00分50秒 | その他
 京都大学などの入試問題が「ヤフー知恵袋」に投稿された事件は、投稿に使われた携帯電話が特定されたそうですから、令状が出さえすれば、持ち主に辿り着けたも同然です。持ち主が犯人であるか、犯行について知っている可能性は大きいでしょう。

 偽計業務妨害罪という犯罪になるのではないかとのことですが、果たして起訴されて実刑になるかどうかは分かりません。

 勿論、モラルに反することは明白ですが、大学の業務に具体的にどのような損害があったか、金額で見積もることが難しそうです。事実の把握や調査に要した手間や実費の集計ならできるでしょうけれど。

 携帯電話の特定の経過が逐一、発表されているのは、暗にもうじき辿り着くと思わせて、本人の自首を促しているようにも見えます。前途ある(?)若者への配慮も必要だからでしょう。

 けれども、捜査結果は最終的には当該大学には知れるでしょうから、大学は投稿に関係した者やその他の関係者を含めて、不合格の処分を行うでしょう。関係者の名前は大学関係者の間にブラックリストとして秘かに配布されそうです。

 ブラックリストに掲載された者が、翌年度以降に受験したらどうなるでしょうか。仮に実刑が科されて刑期を終えたとしても、大学側にしてみれば好ましくない人物と言う印象はぬぐい切れませんから、人物評価で不合格にすることは可能性として十分考えられます。

 企業の採用担当を経験した者から見ると、こういう人物は企業にとっても好ましくありませんから、情報を欲しがるでしょう。一旦、漏洩すれば、各企業に伝わって行くことでしょうから、仮に軽い気持ちで行なった投稿が、今後の深刻な結果を招く可能性もありますね。

 国を動かす人の言動が、模範にならない世の中だから、こう言うことも起こるのでしょうか。

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ヴァイオリンで不思議に思うこと(9)

2011年03月02日 09時08分31秒 | ヴァイオリン
 ヴァイオリンのf字孔についてです。何とも優雅な形状です。

 最近、f字孔を眺めていて気が付いた点があります。それは左右のf字孔で囲まれた部分は、表板全体から半ば独立していますから、木目方向の軸の周りに振動しやすいだろうと言う点です。精密部品であるデジタルミラーデバイスや加速度センサーの可動部分の形状を見ていて連想したものです。

 f字孔が無くても、表板の振動が起きるとは思いますけれど、1対のf字孔で挟まれた部分に、小面積の動き易い部分が形成されるので、弦の振動を表板の振動に変換する効率がアップしそうです。

 他の制約が無ければ、f字孔よりも、昔あったと言われるc字孔の方がより適していそうでけれど、マイスターのQ&Aによれば、c字孔の場合、文字で囲まれる部分の板が割れやすいのだそうで、f字孔に落ち着いたようですね。

 単に振動のしやすさから言えば、もっと極端に、fの横線部分から下を中心に向かって曲げた形状、つまり、c字孔の左右反対の形状のものも考えられそうな気がします。要するに、駒の周囲に、相撲の軍配のような形とか、漢字の「中」の形、あるいはギリシャ文字の「Φ」というような形が出来るのが振動の点では理想のように思います。ただ、駒を介して弦が表板に圧力をかけていますから、こんな形状では壊れてしまいますよね。

 デザイン的に見れば、ヴァイオリンの胴の下膨れ形状に合わせるには、現在のf字孔が適しているようにも思います。f字孔はいろいろな人の試行錯誤の結果なのでしょう。

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