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原発の是非

2011年04月02日 05時34分05秒 | その他
 原子力発電は核分裂で生じるエネルギーを利用するものです。核分裂は物理学で扱うものですが、発電に結びつけるには機械、電気、建築などの各分野の技術を総合する必要があります。

 この私、約40年前に原子力工学概論を受講しましたが、細かい事は忘れました。聞く所では、菅総理は応用物理学科出身で自称「原発通」だそうですけれど、下手な知識を振り回さず、専門家の意見を尊重すべきでしょうね。

 福島原発の事故で判明したように、原発の立地条件は極めて厳しくあるべきで、地震、津波は勿論、あらゆる天災に対する安全性が確保されなければなりません。既設の原発で安全性が不十分なものについては追加の対策を講じなければなりません。

 原発を1000年に一度の大津波に耐えるようにするのは、事業仕分けのスーパー堤防の議論からすると一見無駄なようですが、スーパー堤防とは事故の際の影響が格段に違います。

 原発を運転するのに必要な電源や冷却水の供給設備などについては、二重、三重のバックアップが必要で、不十分な点については、さらに追加する必要があるのはお気付きと思います。

 また、運転を安全に行ない、人員の安全を図る面でも、様々な工学の助けを要するもののようですし、事故の対策についても、自衛隊、消防、警察、内外の専門機関の協力体制も含めた常日頃からの支援体制づくりが望まれます。

 世間には、原発が危険だから廃止したいと考える、あるいは「原子力」という言葉に異常に反応する人も居ますが、電力の重要性は増すばかりで、水力発電所の好適地が最早無く、火力発電が地球にやさしくないのであれば、電力の一定の割合は原発に頼らざるを得ません。

 この度の事故を教訓に、官民あらゆる知恵を結集して、事故防止に力を注ぐべきでしょう。エネルギー関係を統括するお役所の設立も必要かも知れませんね。

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