改めて津波の恐ろしさを感じましたが、なぜ、あれほどのパワーがあるのでしょう。
岩手県宮古市では38mまで駆け上がったと言う今回の大津波の上陸時の速度はどれくらいだったのか、実際のところは分かりませんが、計算で推定することはできます。
高校の物理を思い出して見ると、質量m、水平速度vの物体の運動エネルギーはm(v2乗)/2となり、この物体が高さhまで駆け上がったときの位置エネルギーの増分は、重力加速度をgとするならば、mghで表現され、両者が等しいとすれば、m(v2乗)/2=mghとなります。
結局、v2乗=2ghとまとまりますから、g=9.8m/秒2乗、h=38mで計算すると、v=27m/秒となり、時速に直すと、約100km/時になります。仮に高さ38mではなく、高さ10mに達した場合を仮定すると、v=14m/秒、時速なら約50km/時です。いずれにせよ、上陸時の速度は乗用車並みです。なお、津波の洋上での速度はもっと速いそうですね。
さて、津波は多数の住宅や車を押し流して行きましたが、水でこれほどまで壊れるのはどうしてなのでしょうか。仮に1m×1m×1mの立方体の水を想定すると、その質量は1トン、ほぼ乗用車並みです。1トンの物体が時速50kmとか100kmで衝突しただけでも、かなりの破壊力がありますが、実際の津波は大量の水ですから、無数の車が前後左右上下に重なった、言わば車の山が突っ込んで来たのに等しいものと思います。乗用車の体積は1立方mよりも大きいでしょうから、比重は水よりも小さく、誤差があるとは思いますけれど、津波のエネルギーのおおよそのイメージはこんなものではないかと思います。
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岩手県宮古市では38mまで駆け上がったと言う今回の大津波の上陸時の速度はどれくらいだったのか、実際のところは分かりませんが、計算で推定することはできます。
高校の物理を思い出して見ると、質量m、水平速度vの物体の運動エネルギーはm(v2乗)/2となり、この物体が高さhまで駆け上がったときの位置エネルギーの増分は、重力加速度をgとするならば、mghで表現され、両者が等しいとすれば、m(v2乗)/2=mghとなります。
結局、v2乗=2ghとまとまりますから、g=9.8m/秒2乗、h=38mで計算すると、v=27m/秒となり、時速に直すと、約100km/時になります。仮に高さ38mではなく、高さ10mに達した場合を仮定すると、v=14m/秒、時速なら約50km/時です。いずれにせよ、上陸時の速度は乗用車並みです。なお、津波の洋上での速度はもっと速いそうですね。
さて、津波は多数の住宅や車を押し流して行きましたが、水でこれほどまで壊れるのはどうしてなのでしょうか。仮に1m×1m×1mの立方体の水を想定すると、その質量は1トン、ほぼ乗用車並みです。1トンの物体が時速50kmとか100kmで衝突しただけでも、かなりの破壊力がありますが、実際の津波は大量の水ですから、無数の車が前後左右上下に重なった、言わば車の山が突っ込んで来たのに等しいものと思います。乗用車の体積は1立方mよりも大きいでしょうから、比重は水よりも小さく、誤差があるとは思いますけれど、津波のエネルギーのおおよそのイメージはこんなものではないかと思います。
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