ヴァイオリンとフルートのRio

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楽しいか言葉狩り

2017年07月22日 22時56分16秒 | その他
 ソフトバンク会長の孫正義氏が講演の中で「めくら」と言う言葉を使ったのが不適切であったと謝罪しました。少し前には自民党の二階幹事長が別の不適切用語を使ったとして謝罪に追い込まれました。この種の事件はそれこそ枚挙のいとまがありません。

 さてその「めくら」と言う言葉、漢字の「盲」の音読みは「もう」、訓読みは「めくら」で、古くは「めしい」と言う読みもありました。山椒大夫に出て来ますよね。

 現在は視覚障害者と呼び換える習慣もありますが、「盲人」や「盲学校」、「盲導犬」等の言い方は依然として行われていますから、仮に「めくら」が不適切であるとしても、「盲」が不適切であるとは必ずしも言われません。それとも自分自身が差別的な考えを持って居るので、「盲」と「めくら」が同じとは思わず、「盲」よりも「めくら」の方が差別的であると思うのでしょうか。

 放送禁止用語等に必ずしも精通していない人の揚げ足をとる事を楽しみか生甲斐としている人が世の中に居るとは思えませんが、こうしてみると疑いたくもなります。

 勿論、差別意識を持つ事は厳に否定されるべきでありますが、事の根本は差別意識を持ってはならない事にありますから、前後の文脈からして明らかに差別のための発言の一部を構成しているのであればともかく、そうでないのであれば、生甲斐のように突っつき出して何が何でも謝罪に追い込むのはいかがなものかと思います。

 だいぶ以前になりますが、「黒んぼ」と言う言い方を見付けると、手当たり次第抗議の手紙を送りつける団体が日本国内に存在しました。この団体が活躍したためか、カルピスの黒んぼのマークが廃止され、だっこちゃんが自粛に追い込まれました。他にも最近は見ませんがSAROTTIと言うチョコレートも黒んぼがキャラクターではなかったかな。

 孫氏や二階氏、私が好む人達ではありませんが、決して差別主義の人ではないように思います。マスコミの論調は謝罪させるのがあたかも社会正義であると言っているかのように感じます。


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